【全エンジニアに伝えたい】フリーランスエンジニアの案件の実態!
フリーランスエンジニア案件における2つの働き方
フリーランスエンジニアの案件における働き方には2種類があります。
その種類は大きく分けて2つです。
・指定された場所で行う常駐型
・場所に囚われない在宅型
それぞれの働き方にある、特有の違いを確認していきましょう。
指定された場所で行う常駐型
常駐型とは、クライアントが指定する場所に一定の期間とどまる働き方になります。
常駐する場所は様々ですが、クライアント企業のオフィスやその関連施設が一般的です。
業務する環境を指定することで、フリーランスエンジニア側にもクライアント側にも以下のようにメリットが生まれます。
・フリーランスエンジニアにとって、実際の現場を把握できるため業務を円滑に行いやすい。
・クライアントにとって、急な対応や相談ができるため安心。
場所に囚われない在宅型
在宅型とは、クライアントから請負った案件をテレワークなど遠隔で業務を行う働き方になります。 働く場所は、在宅だけでなく近くのカフェやコワーキングスペースが一般的です。
このような在宅型のタイプは、毎日電車などを利用してオフィスに出社する必要はないため、複数の業務を同時に進行することができます。
しかし、業務におけるインターネット通信費、電気代、カフェ代は自己負担になります。
フリーランスエンジニアの案件の種類は大きく8つ
次にご紹介するのはフリーランスエンジニアの案件についてです。 フリーランスエンジニアの案件の種類は、基本的に8つあります。
・プログラマー
・システムエンジニア
・データベースエンジニア
・インフラエンジニア
・ネットワークエンジニア
・組み込みエンジニア
・セキュリティエンジニア
・フロントエンジニア
このようにエンジニアに多くの種類に分かれ、案件内容も異なります。
それぞれについて確認していきましょう。
プログラマー
プログラマーの案件は、webシステムのプログラミングが主になっています。 プログラマーの需要は、日本だけでなく世界的に増加傾向にある一方、供給が足りていないため案件が豊富なことが特徴です。
またフリーランスプログラマーにおける案件は、在宅ではなく常駐が多くなっています。 そのため案件の単価は、他のフリーランスの案件と比較して高いです。
システムエンジニア
システムエンジニアの案件とは、クライアントの要望に対応し、システムの設計や要件の定義を行っていくことです。 具体的なシステムは、企業の業務システムや店舗のPOSレジシステム、Eコマースサイト、ネットワークシステム等になります。
またフリーランスシステムエンジニアとして案件を契約するためには、これまでの積み上げた実績と高い提案力が必要になるでしょう。 他にもプロジェクトを統括する場合は、マネジメントスキルが必要になります。
データベースエンジニア
データベースエンジニアの案件は、顧客情報や商品情報などのシステムのデータベース構築です。 しかしフリーランスデータベースエンジニアの案件は徐々に減少傾向にあります。
単価は、現行のデータベースの運用保守や構築、設計など仕事の種類は豊富なため差が大きく、フリーランス案件の単価相場は、週5日8時間の常駐案件を基準にすると月収にして約65万円です。 5年以上のエンジニアの歴があれば、年収が1,000万円を超えるケースも存在します。
インフラエンジニア
インフラエンジニアの案件は、データセンターの保守業務やシステム開発を運用する機器の構築や選定です。 インフラエンジニア案件の平均相場は、70万円〜と高単価と言われています。
会社によってはネットワークエンジニアと兼務するケースも多いです。
フリーランスインフラエンジニアとして案件の契約をするには、サーバやネットワーク全般のスキル、セキュリティの知見や知識、コミュニケーション能力や論理的な思考が必要と言われています。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアの案件は、ネットワークシステムの管理、運用、設計がメインになります。
そのために必要なスキルとして、ネットワーク機器や通信技術の知識、ITに関する十分な業務知識、情報収集力が挙げられます。
またフリーランスネットワークエンジニアの報酬単価は、セキュリティや各種OS、サーバなど幅広い知識が求められるため高単価と言われています。
組み込みエンジニア
組み込みエンジニアの案件は、電子手帳やカーナビ、パソコン以外に情報を処理する機器のプログラミングを行います。
組み込みシステムを利用できる範囲が非常に広い一方で、エンジニアの数が不足しているため、フリーランス組み込みエンジニアの需要は、高いだけでなく今後も伸びると言われています。
また案件は少ないものの、大手の電子機器メーカーであれば高単価で求人を出していることがあります。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアの案件は、コンピュータウイルスや情報漏洩の防止について運用や設計を行うことです。
フリーランスとして、セキュリティエンジニアになるには幅広い知識だけでなく、周囲からの信頼を構築するためのコミュニケーション力、責任感や洞察力が必須です。
エンジニアの中でも独立してセキュリティエンジニアになるのは簡単な方であり、業務経験があると有利ですが求められているスキルのレベルはさほど高くないと言われています。
フロントエンジニア
フロントエンジニアの案件は、web制作の本番で発揮する仕事です。 web関連の業務は、技術の更新がとても早いといわれているため、最新の技術をもった人材が必然的に減っていく特徴があります。
正社員で働くフロントエンジニアの平均年収は385万円と言われており、1ヶ月あたりの労働時間が140〜180時間の場合平均単価は60〜80万円だとされています。
また5年以上の実務経験があるフロントエンジニアは、年収が800万を超える人材も少なくありません。
フリーランスとして案件が取れるエンジニアとは?
基本的に以下3つのスキルを身につけている人材が、フリーランスとしてエンジニアの案件をとることができます。
・コミュニケーション力が身についている
・自己管理能力がある
・圧倒的な技術力
3つのスキルがなぜ必要になってくるのか説明していきます。
コミュニケーション力が身についている
フリーランスとして案件がとれるエンジニアには、コミュニケーション力が身についている必要があります。
いくらITでパソコンばかり使う仕事であっても、クライアントから正しく要望を聞き、他のエンジニアと連携しながら仕事をすすめることがあるからです。
またコミュニケーション力が長けている人ほど、問題解決がスムーズにいきます。 このようにコミュニケーションは業務をしていく際に欠かせないため、必然的に案件獲得時にも必要になってくるスキルです。
自己管理能力がある
自己管理能力があるのもフリーランスとして案件が取れるエンジニアの特徴です。
時間に縛りがないフリーランスでも、納品日は決められることがほとんどです。
納期を守らないフリーエンジニアは、クライアントへ損害を与えてしまいます。そのため自己管理能力がないと、仮に案件が取れたとしても案件の継続には繋がらないでしょう。
圧倒的な技術力
最後にお伝えする案件がとれるフリーエンジニアの特徴は、圧倒的に技術力をもっている人です。
技術力が不足していると、仕事を遂行できなかったり現場での話し合いやクライアントの説明についていけなかったりすることが考えられます。
その結果、業務に対して支障をきたしてしまいクライアントから案件をもらうことできなくなるのです。
このようにフリーランスエンジニア業界では、技術力の有無が案件獲得を大きく左右することになります。
フリーランスで案件に困ったときの4つの対処法!
次にご紹介するのは、フリーランスで案件に困ったときの対処法についてです。
困ったときの対処法は4つあります。
・クラウドソーシングサイトを利用してみる
・フリーランス仲間・知人に連絡する
・過去のクライアントにアプローチ
・フリーランスエンジニアのコミュニティに参加する
①クラウドソーシングを確認してみる
案件に困っているならまずはクラウドソーシングを利用しましょう。
クラウドソーシングとは、インターネットを通して不特定多数の人に仕事の受注や発注ができるwebサービスのことを言います。
クラウドソーシングには、様々なwebサービスがあるためそこで案件を獲得するのも1つの手段でしょう。
②フリーランス仲間・知人に連絡する
フリーランスの仲間や知人に連絡してみるのも案件が枯渇したときの対処法です。
フリーランスの知り合いに連絡を入れることで、オススメの企業の紹介や案件自体を振ってもらえることもあるでしょう。
そのためにもフリーランス界隈の人脈は作っておくべきです。
③過去のクライアントにアプローチ
過去のクライアントに連絡を入れてみるのもいいでしょう。
一度契約をしたクライアントであれば、新規のクライアントと比較して、信頼関係はすでに構築できているはずです。
もし契約できる案件がなかったとしても知り合いに繋げてくれる可能性も十分にあります。
そのため案件に困ったときは、一度契約してもらったクライアントにアプローチしてみましょう。
④フリーランスエンジニアのコミュニティに参加する
フリーランスエンジニアのコミュニティには、案件を発注している人も少なくないはずです。
最近ではサブスクリプションのオンラインサロンというコミュニティも人気が出始めています。
案件がなくてもフリーランスの人脈を獲得できるかもしれないので、積極的にコミュニティには参加しましょう。
フリーランスエンジニアは継続案件が大切!
今回はフリーランスエンジニアの案件実態についてご紹介させていただきました。 エンジニアに限らずフリーランスの案件は、ネットで調べるとたくさん出てくると思います。
しかし契約できるかどうかはまた別の話です。 案件の契約を継続してくれるクライアントが見つかるまで常に行動していきましょう。