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「クラウドソーシングでプログラミングの案件を取るのってどうなの?メリット・デメリットを教えて欲しい」本記事はこのような悩みを解決するものとなります。プログラミングの仕事を請ける方法には様々なものがあります。たとえば、エージェントを利用したり、SNSやブログを開設して仕事依頼が来るようにしたりなどです。その中でもクラウドソーシングはもっとも手軽な方法であり、この方法で案件を獲得しようと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、クラウドソーシングには良い点・悪い点があり、使うべきではない人もいます。そこで本記事ではクラウドソーシングのメリット・デメリットを解説します。本記事を読むことでクラウドソーシングが自分に向いているかどうかがわかるようになります。フリーランスの方はぜひ最後までお読みいただきクラウドソーシングについて理解を深めてください。

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとはフリーランス・副業ワーカー向けの案件紹介サイトです。サイト上には在宅でできる案件が数多くあり、ワーカーがそれに対して自由に応募することができます。クラウドソーシングには「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったものが有名です。プログラミングの仕事はもちろん、ライティングや翻訳、動画編集と様々な仕事を請けることができます。近年、働き方改革の影響により残業時間が少なくなったこともあり、本業以外でもお金を稼ぐことが注目されています。そんな中、クラウドソーシングは手軽にお金を稼げる場所として人気が出てきています。

クラウドソーシングでプログラミング案件を取るメリット

クラウドソーシングでプログラミング案件を取るメリットは次の4つです。

  • 未経験でも仕事を獲得しやすい
  • 在宅でできる仕事が多い
  • クライアントとの契約・やり取りが簡単
  • 実績を作るとクライアントからスカウトが来ることも

1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

未経験でも仕事を獲得しやすい

クラウドソーシングは未経験でも仕事を獲得しやすいメリットがあります。エージェントだと未経験の利用を断られるケースも多いためクラウドソーシングで実績を作ってから、エージェントの利用を始めるというのも良いでしょう。ただし、あくまで実務未経験でも獲得できるということであり、プログラミング能力がなくても良いということではないので注意です。未経験で仕事を獲得する場合、ポートフォリオを見せて実務をこなせる能力があることを証明する必要があります。とはいえ、実務未経験でもプログラミングの仕事が請けられるということは大きいです。

在宅でできる仕事が多い

クラウドソーシングは在宅で請けられる仕事が多いという特徴もあります。ライティングやWebデザインの仕事は在宅可の仕事が中心ですが、プログラミングはどうしても会社に常駐しないといけないケースが多いです。そんな中クラウドソーシングの仕事は在宅案件が中心となっているため、「通勤時間を減らしたい」「家で好きな時間に働きたい」という希望を持っている人におすすめです。

クライアントとの契約・やり取りが簡単

クラウドソーシングはクライアントとの契約を簡単に行うことができます。フリーランスが仕事を請ける場合契約書を書かないといけませんが、クラウドソーシングならそういったことも必要がありません。また、クライアントとのやり取りも全てサイト上で完結させることができます。そのため、本業や育児などが忙しい人でも空いた時間にメールの返信をしやすいです。このように、クライアントとの契約・やり取りが簡単というのもクラウドソーシングのメリットです。

実績を作るとクライアントからスカウトが来ることも

サイト内で実績を作ればクライアント側から「こんな仕事をしてみませんか」と連絡が来ることがあります。スカウトが定期的に来るようになれば、自分から営業をする必要がなく、プログラミング作業のみに集中することが可能です。フリーランスの中には営業に時間がかかりすぎて仕事をする時間が取れないという人も多いためこの「スカウト機能」は便利です。

クラウドソーシングでプログラミングの案件を取るデメリット

クラウドソーシングでプログラミングの案件を取るデメリットは次の4つです。

  • 単価が安い仕事が多い
  • 手数料を取られてしまう
  • クライアントの情報が見えづらい
  • 長期案件が少ない

クラウドソーシングは良い面だけではありません。悪い面もしっかり把握してから利用を検討しましょう。

単価が安い仕事が多い

クラウドソーシングは単価の安い仕事が多い傾向があります。エージェントにある案件と比べるとどうしても劣ってしまいます。なぜ単価が安いかというと、実務経験がなくてもこなせるような簡単な仕事が多いからです。基本的に仕事の難易度と単価は比例する傾向にあります。このような理由から、単価の高い仕事を求める方にはクラウドソーシングは向いていないことが言えます。

手数料を取られてしまう

クラウドソーシングはクライアントとの契約を簡単にできる分、サイト運営側に手数料を支払わないといけません。手数料は報酬額15~20%であることが多いです。手数料を取られてしまうと、ただでさえ単価が安いのに更に手取りが減ってしまいます。SNSやブログ経由から仕事を獲得する場合手数料はかからないため、15~20%は負担がかなり大きいです。クラウドソーシングを利用する場合は手数料を取られてしまうことに注意しましょう。

クライアントの情報が見えづらい

クラウドソーシングは発注側も受注側も本名ではなく匿名で登録することができます。本名を明かさなくても良いというメリットがある反面、クライアントの情報が見えにくいという問題があります。たとえば、その会社がどんな事業を行っているのか、過去の実績はどのようになっているのか、受注前に知ることができないため、クライアントの情報が見えないと不安になる方はクラウドソーシング向きではないかもしれません。

長期案件が少ない

クラウドソーシングには長期案件が少ないというデメリットもあります。フリーランスエージェントなら年単位でそのクライアントと付き合える場合がありますが、クラウドソーシングは単発案件が中心となります。そのため、仕事が完了したらまた仕事を探して応募しないといけないため、収入を安定させるのが難しくなります。

クラウドソーシングを使うのがおすすめの人

ここまでクラウドソーシングのメリット・デメリットを解説してきました。まとめると、クラウドソーシングを使うのがおすすめなのは以下に該当する人です。

  • 実務経験が浅い人
  • 本業よりも副業でプログラミングの仕事請けたい人

実務経験が浅い人

実務経験が浅い人はエージェントを利用できない上、SNSやブログ経由で仕事を獲得するのも難しいです。クラウドソーシングなら実務経験が浅くても仕事を獲得することができます。また、クラウドソーシングなら契約も簡単ですので、初心者でも戸惑うことがありません。ただし、報酬額が全体的に低いのは事実です。いつまでもクラウドソーシングに依存するのではなく、ある程度実績を出したら他の方法で仕事を獲得することも試しましょう。

本業よりも副業でプログラミングの仕事請けたい人

クラウドソーシングは本業よりも副業でプログラミングの仕事請けたい人におすすめです。報酬額が低い上に長期案件が取りにくいため、本業として長期に渡って利用するのには向いていないと言えます。反面、空いた時間にクライアントとやり取りができ、かつ在宅案件が中心となっているため、副業で仕事をする人には向いています。実際、クラウドソーシングは本業ではなく副業で利用している人が多いことが現状です。

クラウドソーシングでプログラミングの案件を取るコツ

ここからはクラウドソーシングでプログラミングの案件を取るコツを紹介します。クラウドソーシングは利用者数は年々増えています。そのため、報酬額の高い案件はワーカーの間で取り合いになる傾向があります。そこで、以下のことを意識してクライアントにアクションしてみることをおすすめします。

  • ポートフォリオを作成する
  • 応募数を増やす
  • クライアントのニーズを汲み取る

これらのことを意識すれば案件を獲得できる確率が高まります。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオに過去の制作実績や練習で作ったアプリやサイトを掲載し、営業時にクライアントに提出しましょう。こうすることで、クライアントに「こういったスキルを持っています」と証明することができます。特に実務経験がなかったり、プログラミング関連の資格を持っていなかったりする場合、ポートフォリオがないとスキルを証明することができません。どんなスキルを持っているかあらかじめわかっていると、クライアントも安心して仕事を任せることができます。クラウドソーシングを利用する前にまずはポートフォリオを作成することをおすすめします。

応募数を増やす

クラウドソーシングを使っている人の中には1ヶ月に数件しか案件に応募しない人がいます。これでは案件をなかなか獲得することができません。クラウドソーシングは利用者が年々増えており、仕事を獲得する難易度が上がっているため特に実務経験がない人は、仕事を獲得できないことが当たり前だと思って、どんどん応募する方が良いです。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とまでは言いませんが、ある程度数を増やさないと獲得できないのは事実です。

クライアントのニーズを汲み取る

案件に応募するときは、案件の詳細欄をよく読み、クライアントのニーズを汲み取るのがコツです。クライアントは何に困っているのか、を考えてみるのが重要です。ニーズを汲み取ったら、それを解決できる技術を持っていることを証明できる提案文を書きましょう。たとえば、詳細欄に「できるだけ早くアプリをリリースしたい」と記載されているなら、「私は開発速度が速く短い納期でも間に合わせることができます。過去にはこのような案件を数週間で終わらせたことがあり……」というように具体的な事例を入れつつ説得力を持たせましょう。このように、クライアントのニーズを汲み取って提案文を書けば、案件獲得率が上がります。

まとめ

本記事ではクラウドソーシングでプログラミングの案件を取ることについて解説しました。クラウドソーシングを使うことのメリット・デメリットがお分かり頂けたでしょうか。クラウドソーシングは手軽に仕事を獲得でき、かつ未経験でも仕事を取りやすいメリットがあります。反面、報酬金額が安い上に手数料を取られるため、プログラミングで大きく稼ぎたい人には向いていません。フリーランスや副業ワーカーの方は本記事を参考にして、自分がクラウドソーシングを使うべきかを判断しましょう。