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<1.はじめに>

<1.就活の軸が定まっているか>

就活でまず大事なのは、「自分の就活の軸」が定まっているかです。「就活の軸」は、入社を志望する企業を選択する中で、これだけは譲れない条件を言います。

あくまで「就活の軸」の定義は「自分が仕事をする上で譲れない条件」です。しかし、自分が求める要求をすべて満たす仕事というのは、そうそう見つかりはしません。いずれも、企業には長所と短所があり、すべての要求を満たすことは難しいのが現実です。

そこで、ある程度の要求、これだけは絶対に譲れない要求、一定の基準を満たせば、自分は仕事を通じてやっていける。その基準が「就活の軸」に当たります。

<2.IT業界への就活>

<1.IT業界で働くエンジニアのことを知る>

IT業界未経験からシステムエンジニアを目指したい方にとって、「業界を志望したいけどスキルや経験がないから厳しいのでは」や「どんな志望動機補書けばいいのか分からない」等の疑問を抱きがちです。目指したきっかけはシンプルでも、それを「志望動機」として形にするのは難しいことです。

しかし、業界研究、自己分析と就活の事前準備を行えば、「志望動機」を形にすることは容易です。現在国内のIT業界で働くエンジニアは減少傾向にあります。減少の原因とされる要因は「IT技術の変化が速い」「少子高齢化」等が挙げられます。

1つ目の「技術の変化」とは、日々技術の進歩と変化は目間狂いほど起こっており、技術の流行り、廃りが速く、数年前に流行した技術を持っていたとしても今では大きな需要にならない事はよくあります。そのため、新しい技術が出るたびにその変化に対応できるエンジニアがまだ少ないため、減少傾向にあると言います。
2つ目の「少子高齢化」は現在国内でも問題視されている傾向が、そのまま業界に反映されていることからきています。既存の社員が高齢、退職し、新たな人材の入社数減少が労働人口の減少につながって市場の成長・拡大のギャップが顕著にされています。

<2.エンジニアの仕事・向いている人>

一言で「エンジニア」といっても、携わる仕事によってその種類は豊富です。コンピューターシステムの土台を構築する「システムエンジニア」やシステムが稼働するための土台をつくる「インフラエンジニア」、Web上でやり取りされる情報の通り道を専門に扱う「ネットワークエンジニア」等、その種類は様々です。種類が豊富ゆえに、携わる工程、分野によって必要な技術や知識はもちろん、仕事の難易度、面白さ、やりがいが大きく変わってきます。

IT業界で働くにあたり、知識の豊富さや技術力は確実に評価されますが、企業側が注目しているのはこれだけはなく、以下の点をも評価の対象としています。

  • ・興味関心がある人
  • IT業界の技術革新は日々成長していくものであり、技術トレンドに触れ続ける努力を怠ってはいけません。そのためにも、まずは「興味・関心」を持つことが大切です。特に「パソコンをいじることが好き」や「IT関連の情報をインプットすることが好き」等といったタイプの方は、エンジニアに向いています。

  • ・人とコミュニケーションを取ることが好きな人
  • IT業界は「チームワーク」を主軸として、プロジェクトを遂行して行くため、チームメンバーとのコミュニケーションが欠かせません。クライアントからの要望を的確に組み取ったり、チームメンバーと上手く連携を取ってプロジェクトを遂行していくために求められます。また、相手の立場に立った対話や、調節・交渉等が得意あるなら仕事で活かすことは可能です。

  • ・ロジカルな思考が得意な人
  • ITの技術力を活用することで、クライアントが求める要望を解決する策を考えられるエンジニアが、現場では重宝されます。日ごろから筋道を立てて解決策を考えられることが容易にできるのならば、実務の現場での活躍は大きいです。

<3.志望動機を書く際に押さえておくべきポイント>

  • ・「なぜ」「なにを」を押さえておく
  • 志望動機を書く際に押さえておくべきポイントは、「なぜ、××をしたいのか」エンジニアとして「なにを」「どんなことを」していのかを明確化し、自分自身の特徴と企業の特徴を照らし合わせ、結びつける共通する点をはっきりさせておくことです。ポイントを「うまくまとめきれない」という方は、箇条書きで書き出していきましょう。

  • ・未経験から「興味・関心」「意欲」を伝える
  • 未経験の方でもエンジニアを志望したいという方はいらっしゃいます。しかし、大学や専門校が文系ゆえに「経験者と比べて不利」だと考えてしまう方が少なからずいらっしゃいます。

    IT業界では、未経験者や文系出身者をも受け入れている募集が数多く存在します。そのような求人に募集するときには、「興味・関心」「意欲」のアピールに繋がる志望動機を手がけましよう。業界の「どういう、こういうところに興味がある」や「応募先の研修制度の環境下で、自分なりに勉強するだけでは身につかないスキル・技術を身に着けたい」等の前向きな姿勢を見せることで評価へと繋がり、好印象にもなります。

  • ・知識、経験は「要約・整理」して伝える
  • 自分が培った「経験」や「知識」を志望動機に盛り込むことは、大切ですが、何でもかんでも詰め込みすぎるのは、かえって内容がくどくなり、「話が長い」や「結局何が言いたいのか」等のフィードバックを受けます。「志望動機」の鉄則として、「相手に分かるように書く」ことを意識して、内容を整理して書きあげましょう。

<3.文系出身でもIT業界に入れる>

<1.「先入観」「思い込み」を捨てる>

文系出身者でIT業界を志望したくても、「文系の自分では務まらない」「職場環境が」等の先入観や思い込みが蔓延って中々一歩を踏み出せない方がいらっしゃいます。

しかし、文系出身者でもIT業界を中心に、就活をする方は多くいらっしゃいます。それは、企業・業界研究や説明会、OB・OG訪問をフルに活用して情報を集めて内情を知っているからです。また、SEには様々な役割があり、文系出身者の方が向いている役割も多く存在するため、決して「文系だから」と自分の可能性を狭める必要はありません。

<2.文理系は問わないが企業は「しっかり見極めて」採用をしている>

現在IT企業の採用ニーズは非常にニーズあり、人手が不足している状況にあり、文理系問わず就活生を採用しています。

とはいえ、「誰でもいいから採用」しているわけじゃありません。確かに「未経験者」という枠組みで「文理系を問わず」募集をしている企業や案件は存在します。加えて文系でも活躍できる仕事もあります。しかし、仕事をしていく上で必要最低限の専門知識はもっておくことが望ましいです。そのため、多くの企業が入社後の研修に力を注いで育て上げます。1人の社員を育てるにしてもお金や時間といったコストはかかるため、軽い気持ちで入社されては企業にとって大損になりかねます。そのため、企業は「この業界で頑張りたい」等の強い思いと熱意を持った適性者しか採用していません。

<4.まとめ>

就活で「IT業界」の募集数は年々増加傾向にあり、理系出身者はもちろんのこと、文系出身者と文理系問わず採用活動をしています。とはいっても、SEを目指す人の数は少なくありません。周りと差をつけるためにも、「志望動機」で企業側に自分が抱く熱意を伝えましょう。そのためにも事前準も怠らず万全を期してから挑みましょう。

また、実務経験者なら「開発実績」「経験業務」「スキル」を、未経験者なら「興味・関心」「意欲」と、それぞれで注目される点が異なります。募集する企業の情報はもちろん、自分自身のことを知り、共通する点を交えると「自分」という者を知ってもらえます。合わせて、「自分には無理」等と道を狭めず、何事にも挑戦する姿勢と意欲があれば、就活はうまく行きます。