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はじめに

『慎重』という言葉に対してどんなイメージを持っているでしょうか?あなたにとって慎重さは長所、短所のどちらでしょう。私個人の勝手なイメージになりますが、『慎重』には短所のイメージがあります。しかしそれは筆者の私がチャレンジャー思考だからといえるでしょう。一方で間違えることが許されないような場面 の場合、『慎重』である人はとても重宝されます。

このように『慎重』と言っても人や場面によって捉え方が異なるため、一概に『慎重』だから良い、悪いとは言えないのです。では、以下でもう少し『慎重』について詳しくみていきましょう。

『慎重』は長所?

まず、慎重は長所となる考え方についてみていきます。慎重が長所と考えられる理由はいくつかあります。

  • 丁寧
  • 責任感がある
  • 細かいところまで考える
  • あらゆるメリット・デメリットを考える
  • 気配りができる
  • 準備に余念がない
  • 確認に時間をかける

似たようなものがありますが、だいたいはこのような感じになるのではないでしょうか。丁寧なことはとても良いことです。下書きや原稿など、土台となる最初の部分から丁寧にする必要はありませんが、最終工程は必ずチェックやテストが必要です。その場合、丁寧な仕事をする人のほうが重宝されます

また、慎重な人ほど責任感が強いのではないでしょうか。慎重だから責任感があるというより、責任感があるため慎重になるのだと思います。任された仕事に対して責任感があるなら、慎重になって当然です。

細かいところまで考えたり、物事のあらゆるメリット・デメリットを考えたりすることはみながみなできるわけではありません。仕事においてもそうした細かいところにまで気を配れる人はもしかしたら少ないのかもしれません。日本人は気配りができる人が多いという印象ですが、「もっとこうすれば良いのに」と思うあなたは希少価値の高い人です。ですが、そうしたことを考えすぎると行動も遅くなり、良くないイメージを持たれてしまいます。なにごともほどほどにしましょう。

慎重な人はとにかく準備にも余念がありません。プレゼンをする時などは特に顕著に現れるでしょう。しかし、その準備がとても大事です。前もって質問されそうなことを調べておき、いつでも答えられるようにしておくことは信頼にも繋がります。こういったことができる人が周りにいるだけで安心できます。

確認に時間をかけるというのも慎重な人の長所といえるでしょう。上記で挙げた『丁寧』と被る部分がありますが、確認作業を怠ってはいけない仕事は必ずあります。確認を怠ったために重大事故につながった。という話はいくらでもあります。この確認作業は本当に大事なことです。スピーディさを求める作業には向きませんが、正確性を求められる業務では確認に時間をかけ、間違いをなくすことができれば信頼度がアップするでしょう。

以上のように『慎重』の長所は結構あります。ただし、スピーディさを求めるような企業や業務の場合は長所が活かせない可能性が高いので、おすすめできません。ご自身の長所が活かされるような業務を選ぶようにしましょう。

短所の『慎重』

では次に『慎重』の短所の例を挙げてみましょう。

  • スピーディさに欠ける
  • 時間がかかりすぎる
  • 作業開始までに時間がかかる
  • 作業が途中で止まることがある
  • 冒険することが苦手
  • 優柔不断
  • 決断が遅い
  • 行動できず、チャンスを逃す

長所とは対照的ですが、一つ一つみていきましょう。まず、スピーディさに欠けるというのは慎重な人の短所で最も多い項目ではないでしょうか。その次の時間がかかりすぎるというのも同じようなことですね。物事をはやく進めたいときにはこの慎重さが邪魔をすることがあります。また作業を開始する前にもその傾向が現れます。作業に取り掛かる前にたくさんの準備をする必要があると考えるため、結果的に作業開始の時間が遅くなることがあります。作業量や業務内容の重要性に応じてうまくコントロールできるようにしましょう

作業が途中で止まることがある方は取り組む前に決めたことをとにかく一度終わらせることを考えて行動すると良いでしょう。気になることが出てきた場合は、メモに残しておくことで後から見返すことができるので、途中で作業が止まらないように意識することが大事です。

慎重な人ほど、冒険や行動ができずにチャンスを逃すことがあります。物事のプラス面やマイナス面を予め考えることも重要ですが、あまり考えすぎると行動できずに時間だけが過ぎていきます。その結果「決断が遅い」「優柔不断」と言われることもあるでしょう。全くなにも考えずに飛び込むことは危険ですが、チャレンジしたかったこと、やりたかったことが見つかれば、すぐに行動に移すことも重要です。その結果、失敗するかもしれませんが、失敗する人ほど、強くなれます。実体験ほど良い勉強材料はありません。やりたいことなら、果敢にチャレンジすることを心がけましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?自分自身が『慎重』だと思っていた方は新たな一面を見いだせたでしょうか?就職や転職の際には自分の長所を活かせるような業務を選ぶようにすると良いですよ。また、慎重が短所だと思いこんでいた方は慎重の長所の部分を活かせるように意識していきましょう。