HTML初心者の方におすすめのエディタを紹介します。

はじめに

HTMLの学習を始めてみたいけど、たくさんエディタがあってどれを使えばいいかわからない、といった方もいらっしゃるかと思います。
当記事では、HTMLコーディングに利用される様々なエディタの中からオススメをご紹介いたします。

TeraPad

HTMLを本当に0から学ぶ、といった方にはまずTeraPadを使ってみて欲しいです。
他テキストエディタのように、自動でインデントを揃えてくれるだとか、閉じタグを自動で書いてくれるだとか、エラー個所の色が変わるなどといった機能はありませんが、便利過ぎないおかげで、HTMLコーディングの基礎をしっかり身に着けることができます。実際にHTMLを学ぶ講義などでは最初はTeraPadからというところもあります。
動作も軽く、シンプルなのでHTML超入門用にはTeraPadをオススメします。
その後、他テキストエディタに乗り換えていきましょう。

サクラエディタ

サクラエディタは日本で開発された無料のテキストエディタで、様々なアップデートを繰り返しながら永らく使用されています。
HTMLに限らずJavaやC++などの言語にも対応しており、プログラミング学習にも利用できます。
シンプルで軽量ながらかも様々な機能を備えており、多くの方が愛用してきた実績のある老舗エディタです。

Brackets

BracketsはAdobeが提供する無料のテキストエディタです。シンプルな画面構成に、動作も軽量かつ、省略した記述で爆速でコーディングできる「Emmet」、保存時に自動でインデントを綺麗に揃えてくれる「Beautify」、ファイルの種類ごとにアイコンを表示してくれる「Brackets Icons」など、非常に多くの便利な拡張機能を備えており、ベテランの方でも愛用者の多い高性能なテキストエディタです。
また、インストールした時点で日本語対応していますので、他エディタのように日本語化のためのプラグインやら設定やらを行う必要がありません。
おまけに、入力したコードが画面にどのように反映されるかをリアルタイムで確認できるライブプレビュー機能を最初から利用できます。
こういった理由からHTMLコーディングにおいて最もおすすめのテキストエディタです。

Atom

Atomは比較的近年リリースされたオープンソースのテキストエディタです。
Bracketsと同じく、無料でありながら高機能であり、拡張機能を追加することによってカスタマイズ性が高いです。
オープンソースですので、世界中のエンジニアが開発に参加しており将来性の高いエディタです。
難点をあげるとすればデフォルトで英語なので日本語化のための設定を行う必要があるところでしょうか。
しかし、日本語化の設定は難しくなく、AtomはBracketsと遜色ない優秀なテキストエディタと言えます。

DreamWeaver

DreamWeaverはPhotoshopやillustratorと並びAdobeが提供する、有料のWeb開発ツールです。
有料というだけあって、非常に多機能かつ高性能であり、実際のWeb開発現場において広く使用されています。
テンプレート機能などを利用すると、非常に高速でサイトを構築していくことができますし、サーバーへのアップロード、サーバーにアップされているファイルとの差分チェックなども行えます。
難点としては、まず月額利用料がかかることです。
一般的な製品のように買い切り制ではなく、毎月そこそこの金額、お金を払って利用するので、経済的な敷居が高いです。
次点で、HTMLの知識とは別に、DreamWeaverというアプリケーションそのものに対する操作知識が求められます。
DreamWeaverというソフトのための書籍が出版されているほどですので、使いこなす難易度は非常に高いです。
また、Adobeソフトということでスペックの足りないパソコンでは動作が非常に重く、コーディングどころではありません。

では、HTMLを学習中の方が、あえてDreamWeaverを使うメリットとは、DreamWeaverの操作方法を覚えることができるからです。
DreamWeaverを利用し開発を行っている現場では、HTMLは書けてもDreamWeaverの操作に慣れていないと苦労することになります。
普段使いのエディタをDreamWeaverとすることでHTMLの学習と並行し操作に慣れていくことができます。
簡単なことではありませんので、HTMLコーディングに慣れてきた段階からでかまいません。

最後に

以上がHTMLコーディングでおすすめのエディタの紹介となります。
あまり多くのエディタをご紹介しても選択に困るので、いくつかに絞ってご紹介いたしました。
DreamWeaver以外は全て無料で、簡単に利用できるので、いろいろと試してみて自分にあったエディタを選択してください。