フリーランスが仕事を探すためのオススメサイト3種

はじめに

フリーランスとして他に引けを取らない知識やスキルを手に入れたとしても当然のことながら仕事を得ることができなければ報酬を得ることはできません。そう考えるとフリーランスとして生きていくために最も必要なことは「仕事を探すスキル」そして「仕事を切らさないこと」かもしれません。しかしながらフリーランスになりたての頃は実績もコネもなく、個人の営業力だけでは仕事を得ることはとても難しいです。そこで活用していくのが本記事で紹介していく各種フリーランス向けのサイトになります。各サイトには特色がありますので、それを抑えることで理想の仕事にありつく効率がグッと上がるはずです。駆け出しのフリーランスの方も、ステージアップを狙うベテランの方も、是非参考にしてみてください。

利用するサイトによって案件には傾向がある

現在はフリーランスとしての生き方が一般的になりつつあり、その仕事探しを補助するサイトも数多く存在します。そしてそれらのサイトにはそれぞれ明確な特色があります。それぞれのサイトの特色を理解し、活用することで自分の理想の仕事を受注することができるでしょう。
それでは、代表的なサイト3種類とその特色を順にご紹介いたします。

クラウドソーシングサイト

フリーランスとして仕事を探そうとしたときに、多くの方が最初に思い浮かべるサイトがクラウドソーシングサイトではないでしょうか。簡単な登録を行うだけで気軽に始められるので副業を探す際にも人気のサイトです。主な特色は以下となります。

実名公表の必要なしで気軽に誰でもできる

クラウドソーシングサイトは、そのほとんどがニックネームでの登録が可能です。(※報酬を受け取るためには非公開だが住所や本名の登録は必須)

しかしながらこれは気軽さの点ではメリットになりますが、信用性が薄くなるという点からするとデメリットと考えていいでしょう。副業ならまだしも、フリーランスとして生きていくのであればデメリットの方が大きいかもしれません。

信用性が薄くなりやすいため大きな仕事は少ない

前述したように「匿名性」が信用性を薄めてしまいますので、ある一定規模以上の企業からの大きな仕事はあまり発注されていないというのが実情です。ただし、個人や小規模な企業レベルではむしろ外注先として積極的に活用していることも多々ありますので仕事の数としてはとても潤沢に発注されています。

長期的な仕事でなくていいのならオススメのサイト

こちらも前述した理由から長期的な仕事はあまり発注されておりません。そのため複数の案件を掛け持ちする、短いスパンで次の仕事を探すという工程は必要になります。しかしポジティブに捉えれば自分の裁量で仕事量をコントロールできるということになりますので、そのような働き方を望まれる方にはおすすめのサイトと言えるでしょう。

フリーランスエンジニア向けエージェントサイト

クライアント様との直接のやり取りとなるクラウドソーシングサイトと違い、中間に「エージェント」が介入する事で求職者の希望を汲み取りより精度の高いマッチングを行ってくれるサイトです。すでにクライアント様とエージェントサイドで信頼関係が出来上がっている場合がほとんどですので、個人で仕事を探す場合に比較して幅広い案件にありつくことができます。

安定して仕事を受注し続けることが可能

クライアント様との直接の契約ではなくエージェントが介入しますので、仕事をこなしていくうちにエージェントに対しての信頼を積み上げていくことが可能です。フリーランスとして長く生きていくつもりであれば実績・信頼の積み上げは必須です。直接受注やクラウドソーシングサイトの場合はこの信頼の積み上げが難しいという点がありますので、この点はエージェントサイトの強みと言えます。信頼の積み上げにより、より良い条件で仕事を受注することが出来るようになりますので、キャリアアップが望めます。

細かな契約内容やトラブル解決を仲介してくれる

当然のことながらエージェントの最たる仕事が「仲介」ですので、万が一の時のトラブルや待遇面での改善など、言いづらいことも間に入って交渉をしてくれます。フリーランスになりたてのうちは法律などまだまだ疎い方も多いと思います。この点をプロが仲介してうまく取り持ってくれるというのはエージェントサイトの大きなメリットと言えるでしょう。

サイトによっては、福利厚生もある

フリーランスになる上で福利厚生面などに不安を覚える方も多いと思います。サイトによってはこの点も補えることがありますので、複数のサイトのサービスを比較して自分にあったサイトを探しましょう。

サイトではなく、SNSを利用する

上記2つと違い、SNSの場合は完全にクライアント様とダイレクトのやり取りとなります。そのため、以下のようなメリット・デメリットがあります。

知名度(フォロワー数)が低いと、認知すらされない

当然のことながら、フォロワー数が少ない状態で仕事を募集するような投稿をしてもそもそも誰の目にも止まらず仕事の依頼を貰える可能性はかなり低いでしょう。また、どうしてもSNSの世界ではフォロワー数がそのまま信用性に置き換わることもしばしばです。ある程度フォロワー数が多く、且つ自分のスキルを明確に示すことのできる実績がある場合でないとなかなか有効とはいえないかもしれません。

手数料は、一切かからない

前述した2つのサイトはいずれの場合も何かしらの手数料が発生しているためクライアント様側も含めて多少の損失が発生します。サイトや報酬額にもよりますが、20%ほどをシステム手数料として支払うこともありますので結構もったいない感じがします。SNSでやりとりをした場合はあくまで個人間ですから、当然ながらそういった手数料は一切発生しません。長くフリーランスを続けていけば収入面に非常に大きな差が出てきますので、手数料が発生しないというのは非常に大きなメリットと言えます。

トラブル発生時は第三者がいない

これはかなり大きなリスクだと考えます。例えば事前のやりとりで曖昧な条件のまま進めてしまったとします。そのまま作業を進め納品をしたところ「思っていたのと違う」と報酬が支払われないなんてこともあり得るかもしれません…。先ほど「手数料はもったいない」と述べましたが、こういったトラブルに対しての安心料と考えれば、もしかしたら安いのかもしれません。SNSで個人的にやりとりをする場合は事前の打ち合わせをしっかりと行い、お互いの条件を明確にした上で進めていく必要がありますので十分に注意しましょう。

まとめ

フリーランスとして生きていく上で「仕事を切らさない」ことは最も重要なスキルです。今回はその代表的な方法を3つご紹介いたしました。
それぞれのサイトにはメリット・デメリットがありますのでそれをしっかりと知ることで自分にあった仕事が見つかるはずです。また、必要に応じて複数のサイトを組み合わせ、受注経路を分散化することによりリスクが軽減できる場合もあります。自分自身がなりたいフリーランス像を明確にして、そのビジョンにあったサイトを活用していきましょう。