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はじめに

皆さんは自己紹介書を書いたことがありますか?履歴書は書いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。学生の方は自己紹介書を書いたことがる方もいるかもしれませんね。社会人の方は職務経歴書は書いたことがあるかもしれません。
ここでは、まず自己紹介書とはどういうものか、エントリーシートの特徴や自己紹介書との違いについて、また履歴書や職務経歴書との違いについてもお話していきます。

自己紹介書とは

自己紹介書は言葉の通り自己紹介をするものです。初めて社会に出る新卒生が企業に向けて提出する応募書類の一つです。履歴書とは別に用意します。企業側から形式に指定があるものもあれば、就活生が自由にレイアウトや内容を考えて提出するパターンもあります。簡単に言えば自由に自己PRをする応募書類のことです。
履歴書の志望動機や自己PRをより自由に強くアピールするためのものです。形式に指示がない場合は「A4のコピー用紙を使って自己PRをしてください」とされることが多いです。その中で、イラストを入れたり色を使って見やすくしたりと個性が出る部分でもあります。

なぜ学生が自己紹介書を書くのか

ではどうして学生が自己紹介書を書くのかというと、新卒の場合は職務経歴がないので職務経歴書の代わりに自己紹介書を書くということです。中途採用の転職では、職務経歴書で自分のこれまでの経歴や実績をアピールすることができますが学生はそれができません。そこで必要となるのが自己紹介書です。自己紹介書を通していかに自分をアピールできるかというところが大切になってきます。しかし最近では自己紹介書の提出を求める企業はあまり見かけられません。なぜかというと、インターネットの普及によりERと呼ばれる「エントリーシート」が主流となってきているからです。

エントリーシートについて

エントリーシートは手書きのものもありますが、インターネットを利用して就活サイトなどで複数企業に同時に提出ができる「オープンES」という方法が採用されています。就活生側、企業側、両者の負担を軽減するためにできたものです。非常に効率的な反面デメリットもあります。オープンESの場合、一度のエントリーシートの提出のクオリティをあげなければ不採用の可能性も一発で決まってしまうというところです。言い方を変えると、毎回応募する場合、応募する企業の数だけ志望動機や自己PRの練習ができます。しかし、オープンESの場合同じ内容で複数企業応募することができます。あまり点数をつけるのはよくありませんが、例えば、応募ごとにクオリティを上げていき、5回目(5社目)の応募で、10点満点中9点のエントリーシートを提出するとします。反対に、1回目の応募で、5社まとめて10点満点中5点のオープンESを提出したとします。どちらのほうが採用される確率が高いでしょうか?前者のほうが可能性が高いでしょう。入社できる企業は1社です。どの企業に入りたいかにもよりますが、企業側から見て応募者のエントリーシートを見るのは初めてです。そのため少しでも詳しく分かりやすいエントリーシートのほうが採用の可能性が高いということになります。

自己紹介書は元々、履歴書の基本的な項目のみでは応募者の人柄や能力などを深く知った上での合否が難しいため企業側から提出を求めるものでした。
現在では、そもそも基本項目に加えて様々な質問内容が項目化しているエントリーシートを使うことが多いです。このエントリーシート自体が履歴書と自己紹介書の役割を担っています。そのため、「自己紹介書」・「履歴書」と呼び分けずに、「エントリーシート」として扱うようになってきています。

履歴書と職務経歴書の特徴

履歴書

エントリーシートが普及してきているとはいえ、履歴書を書いたことがないという方は少ないのではないでしょうか。履歴書は一般的に、就職活動においての自身の名前や生年月日、住所、連絡先、職務経歴、取得している資格などを記載した応募書類です。

職務経歴書

職務経歴書も文字通り、職務の経歴を記載した応募書類の一つです。一般的に社会人歴のある方が転職時に提出する書類を指します。企業側は、応募者が今までどのような仕事をしてきたかを知りません。そのため、応募者が今までどんな会社でどのような仕事してきたかを企業側へ伝える必要があります。そこで使われるのがこの職務経歴書です。これが初めにお話した自己紹介書のようなものです。
履歴書や職務経歴書もエントリーシートのようにインターネットを通じてファイル形式で提出することも増えてきています。こちらも企業側から特別指示がなければ手書きであったりWordなどのソフトを利用して印刷したりという方法で提出可能です。
ここ最近「Web面接」が流行っています。特に、新型コロナウイルスの影響でZOOMなどのアプリケーションを利用した面接というのがかなり増えました。
そのため、郵送での提出のみならずメールでファイルやデータを送るという提出方法も主流となってきています。

まとめ

いかがでしょうか?ここでは自己紹介書についてご紹介しました。自己紹介書とは、就職活動をする主に新卒生が、企業側へ自由に自己PRをする応募書類のことです。最近ではエントリーシートとして提出を求められることも増えてきているのであまり聞きなれない言葉かもしれません。また、履歴書や職務経歴書についてもお話しました。自己紹介書は学生のための自己PR書類、職務経歴書は社会人のための自己PR書類、簡単にまとめるとこのような認識でいいでしょう。