ITILファンデーションとは?難易度や受験料について紹介!
はじめに
IT化の推進により、様々なITサービスやシステムが広く利用され、もはや私たちの生活には必要不可欠なものとなりました。
ITサービスやシステムは、実装すれば終わりというものではなく、様々な人に広く利用されるようになり、そして安定して稼働し続けなければいけません。
今回は、システムの運用管理の資格として人気の高い、ITILファンデーションについて紹介していきます。
ITILファンデーションとは?
ITILファンデーションは、「ITサービスマネジメント及びITIL®に関する基礎知識を保有していること」を証明する世界共通の資格です。ITサービスマネジメントに関わる幅広い業界で人気の資格で、ITベンダーをはじめとした多くの企業で取得が推奨されています。日本でも非常に人気が高い資格で、日本語試験の合格者は累計17万人を超えているとも言われています。 また、2020年9月現在、有効期限のない認定試験となっているため、一度認定を受ければ再度受験する必要がなく、長期的に知識やスキルの証明が可能です。
ITILファンデーションの難易度は?
「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver 11r2」によるとITILファンデーションは、ITサービスマネジメントの分野の「レベル1」に該当し、「Oracle Master Bronze」と同じくらいの位置づけになっています。基礎的な知識が身に付いていて参考書や問題集で勉強していれば問題なく解けるので、難易度はさほど高くないといえるでしょう。
受験料
受験料は税抜¥43,890となっています。
プロメトリックのサイトから申し込みした場合、支払い方法はクレジットカード、受験チケットまたはプロモーションコード、コンビニエンスストア払い、Pay-easy払いから選べます。コンビニエンスストア払い、Pay-easy払いを選択すると支払い手数料税込¥419が別に必要となります。
受験概要
ITILファンデーションの試験はCBT方式なので申し込みは随時受け付けられており、全国のピアソンVUE試験会場、またはプロメトリック試験会場で受験することができます。国家試験などと異なり、特定の受験日が設定されていないため、自分のスケジュールに合わせ試験日を選べるので受験しやすいことが強みです。
また、問題数40問、試験時間は60分です。出題形式は四肢択一のCBT方式をとり、合格点は65%以上(40問中26問以上)と定められています。
申し込み方法
ピアソンVUEを利用する場合
ピアソンVUEのサイトにアクセスし、アカウントを作成後、People Certの予約画面を開いてログインすると予約ができるようになります。
プロメトリックのサイトから申し込む場合
プロメトリックのサイトから、プロメトリックIDを作成後、予約画面を開いてログインすると予約ができるようになります。
試験当日に用意するもの
試験当日は、試験が開始する15分前までに受験センターに到着しておく必要があります。余裕を持って出発しましょう。
ピアソンVUEを利用する場合
ピアソンVUEからの申し込みの場合は、本人確認書類として
A 顔写真付、政府発行の身分証明書(運転免許証またはパスポート、マイナンバーカードなど)
B 社員証や学生証など(顔写真貼付であること、姓・名ともに記載されていること、などの要件を満たしているもの)
C 年金手帳、健康保険証、クレジットカードorキャッシュカードorデビットカード(自署付)、各種公共施設利用者カード(自署付)
D A〜Cグループのもの以外の発行元を問わない日本国内で発行された氏名と顔写真、または氏名と署名を確認できる本人確認書類
(1)Aグループから2点、(2)Aグループから1点+B/C/Dグループから1点、(3)Bグループから1点+Cグループから1点
上記(1)から(3)のいずれかの組み合わせで、合わせて2点の提示が必要となります。忘れずに用意しましょう。
プロメトリックのサイトから申し込む場合
プロメトリックからの申し込みの場合、本人確認書類として
①顔写真付の身分証明書(運転免許証またはパスポート、マイナンバーカードなど)
②自署付の身分証明書(クレジットカード、学生証や社員証、電気工事士免状や無線従事者免許証のような国家資格証明書)
③それ以外の身分証明書(健康保険証、交付日より3ヶ月以内の住民票、在留カード、特別永住者証明書)
から2点の提示が必要となります。
合格発表
試験終了後、試験会場で即時結果を知ることができます。合格認定証についてはアカウントの登録住所宛に送付されます。
合格率・合格者数
合格率・合格者数ともに非公開とされていますが、実際のところ80%以上ともいわれています。
おわりに
以上、ITILファンデーションについて詳しく紹介してきました。ITサービス従事者にとって基本ともいえる資格なので、もしまだ取得していないのであればぜひチャレンジしてみてください!より難易度の高い級も用意されているので、スキルアップを目指す方にもおすすめです。
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