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はじめに

ネットワークエンジニアとはネットワークインフラのシステム設計・構築や運用管理をする仕事です。 ネットワークエンジニアの仕事内容は大きく分けて「ネットワークの設計」「ネットワークの構築」「ネットワークの運用」「ネットワークの保守」の4つがあります。未経験者はまずは運用・保守などの下流の仕事からスタートして業務中の経験や勉強で得た知識などでスキルアップをしていき、構築や設計といった上流の仕事に携わっていくという流れが一般的です。

仕事内容について

ここからは「ネットワークの設計」「ネットワークの構築」「ネットワークの運用」「ネットワークの保守」の4つの仕事内容の基本的な業務内容の説明をしていきます。

①ネットワークの設計

ネットワークの設計では、クライアントと対話し要望に沿ったシステム・用途に最適なシステムの提案などを通しネットワークを1から作り上げていくための要件定義書・基本設計書・詳細設計書などを作成していく業務になります。コンフィグやチューニング用の資料作成、テスト用の資料作成などが作業に含まれる場合もあります。 基本的な勤務形態は平日勤務で土日祝休みが多いです。

②ネットワークの構築

ネットワークの構築では、設計作業で作成したシステムの要件定義書・基本設計書・詳細設計書などをもとにして、ネットワーク機器の配置や機器間のケーブル接続といった物理的作業、ネットワーク機器へのコンフィグ反映、ネットワークを形成する機器やソフトウェアの設定(セットアップなど)、動作確認、各種テストを行っていく業務になります。基本的な勤務形態は平日勤務で土日祝休みが多いです。

③ネットワークの運用

ネットワークの運用では、設計時と異なる要件が出てきた場合にネットワークの増設やソフトウェアの変更などを行う業務になります。基本的にはネットワークの保守である監視業務と並行して行います。ネットワークに異常が発生した等のアラートを検知した場合は、保守員の手配等を行い迅速にネットワークの復旧が行えるようにします。台風などの突発的な災害が起きた場合は業務が忙しくなる場合が多いです。 基本的な勤務形態は平日勤務で土日祝休みが多いですが、ネットワークの保守も業務に含まれている場合は24時間365日稼働しているので夜勤や土日祝の勤務もあるシフト制の勤務が多いです。

④ネットワークの保守

ネットワークの保守では、基本的にはネットワークの監視業務を行います。また、障害発生を未然に防ぎ継続的にネットワークが利用できるよう事前に対応する業務も行います。 ネットワークサービスの契約更新(契約内容の見直しを含む)やネットワーク機器のソフトウェアアップデートやパッチ適用が正常かどうかの確認を行います。基本的な勤務形態は24時間365日稼働しているので夜勤や土日祝の勤務もあるシフト制の勤務になります。

ネットワークエンジニアの1日について

ネットワークエンジニアの1日の基本的な業務の流れについて説明していきます。 勤務先や業務内容によって異なりますが、トラブル対応がなければ基本的にはネットワークエンジニアの1日は以下のような一定のスケジュールになります。(土日祝や夜勤の勤務もある保守・運用の場合は以下のスケジュールとは大きく変わってきます。)

(9:00 出勤) まずはメールやチャットツールのチェックから1日が始まります。その後1日の作業内容を確認します。

(9:30 朝礼) 部署内での伝達事項を共有します。担当業務で部署全体に共有すべきことがある場合は自分からも周知します。

(10:00 業務開始) 監視端末のログチェックや回線などの障害有無を調べます。障害が見つかった場合は原因をつきとめて迅速に対処します。

(11:30 お客さま対応) 電話・メール・チャットなどで入ってくるお客さまからの依頼に対応していきます。

(12:30 お昼休憩) ある程度仕事に区切りがついたらお昼休憩に入ります。 会社の近くのお店や会社の食堂でランチを食べたりコンビニに買いに行ったりしますが持参した弁当を社内で食べる場合もあります。

(14:00 打ち合わせ) 新規案件についての打合せに参加します。参加メンバーによっては議事録作成を任されることもあります。打合せ等がない場合は自分に振られている業務を午前中に引き続き行っていきます。

(17:30 日報作成) 1日の業務内容を日報としてまとめ上司に提出します。 週末には週報、月末には月報を作成したりもします。

(18:00 退社) 障害発生などトラブル対応がなければ定時もしくは多少の残業で退社します。

まとめ

ネットワークエンジニアの仕事内容について説明してきました。 ネットワークエンジニアの仕事内容としましては「ネットワークの設計」「ネットワークの構築」「ネットワークの運用」「ネットワークの保守」の4つがあり設計・構築は上流工程で運用保守は下流工程という位置づけになっています。また、ネットワークエンジニアとして一番大事なことはどんな時でもネットワークが正常に稼働できるよう対処を行うことだということも覚えておきましょう。この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます。