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  • プログラミングに適したパソコンの選び

1.はじめに

これからプログラミングを始めてみようと考えて、まず最初に準備しなくてはいけないのが「パソコン」です。そう一言でいっても、今は一家に一台パソコンがある時代です。しかし、「パソコン」といっても、プログラミングを学習していく上では「スペックが低すぎてモチベーションの維持ができない」「すぐに処理落ちしてしまう」なんて事もあります。
当記事では快適にプログラミング学習を進めていく上で最適なスペックを持ったパソコンをご紹介致します。

2.パソコン選びで重要なこと

1.OSの違いでできることが異なる

流通しているパソコンに搭載されている「OS(オペレーティングシステム)」はWindowsかMac OSのいずれかです。
どちらも、ディスプレイや音声、記憶装置、マウス、キーボード等、パソコンを動かすには欠かせない存在です。しかし、アプリケーションやシステム、ソフトウェアによってはどちらかのOSでしか対応していない場合があります。こと、プログラミング学習でも同様のことが言えます。

  • ・WindowsOSのメリット、デメリット
  • パソコン利用者の大半がOSです。利用者が多いからこそ、デバイスのバリエーションが豊富かつ、無料で提供されているプログラミング学習ソフトがネット上に出回っています。また、Mac OS搭載のパソコンよりも初期投資は抑えられます。
    一方で、iOS系アプリの開発・リリースを考えている人に、WindowsOSのパソコンで開発することは難しいです。
    開発環境そのものを整えることは決して難しくはありません。しかし、Windowsとプログラム実行の方法が異なっていたり、実際にリリースするまでの手順で複数の違いがあるためです。

  • ・Mac OSのメリット、デメリット
  • Mac OSはiPhoneやiPad等で知られるApple社が開発したOSです。そのため、iPhoneやiPadりアプリ開発に最適で、それらに特化して学びたい人にはオススメのOSになります。
    また、Web系のアプリケーション作成で利用する際にはLinuxがベースのサーバーが多いため、環境開発に慣れやすいというメリットがあります。
    逆にMicrosoft社が開発した言語との相性は悪く、もしWindows系のアプリを開発したいと考える人は、疑似的な環境を再現しておく必要があります。

2.メモリは最低でも8GB以上

メモリは、「パソコン内で複数のプログラムを開くための作業台」の役割を担っており、パソコンのデータを記憶する機能の高さを示しています。
メモリの数値が高いほど作業スペースは広く、開けるプログラムも多くなります。
プログラミングパソコン選びをしていく上でのメモリ数値「8GB」はあくまで1つの目安であり、場合によっては8GBでも足りない場合がありますので、可能な限りメモリが増設できるパソコンを選ぶことがオススメです。

3.CPUはi5プロセッサー以上

「CPU」はパソコンの基本性能をつかさどるもので、パソコンの動作速度に関係しているハードウェアになります。人間でいうと「脳」に位置づけします。
CPUの性能が高ければ高いほど、送られてきたデータの処理は速く、複数のソフトウェフアを同時に動かしても処理落ちすることなく、快適な動作環境を築くことができます
プログラミングでは、様々なソフトウェアを同時に起動、稼働させて実行するため、最低でも、「i5プロセッサー」搭載のパソコンがオススメです。店頭での表では「Core i5」「Core i7」と表記されているものを選択しましょう。

4.ストレージ

パソコンに必ず搭載されている「ストレージ」は、プログラムを読み込んだり、逆に書き込んだりするためのスペースです。また、パソコン内でファイルや画像、動画、ドキュメントファイル等を保存するためのハードウェアで、よく「本棚」に例えられています。
ストレージには「HDD」と「SSD」の2種類が存在し、中でも「SSD」は「HDD」と違い、外からの衝撃に強く、発熱量や消費電力も少ないだけでなく、読み書きできる処理速度が速いことに定評があります。逆に容量が少なく、価格としても高価で一度の故障で場合によってはデータの救出が不可能ということもあります。
一方でHDDは容量に対して安価で購入できますが、データ取り出しはSSDよりも比較的遅く、外からの衝撃には弱く壊れやす難点を抱えています。そのため、両者の弱点を補うために、用と用途に合わせて使い分けることが快適なプログラミング学習を実現させます。

3.パソコン選びでの注意点

上段ではプログラミングパソコンを選ぶ際の、必要最低限のスペックの数値をご紹介しました。とはいえ、実際に選ぶとなれば「性能より価格をとりたい」「中古でも問題はないのか」等と不安な部分もあります。
以下はパソコン選びの注意点です。

1.スペックの低いものは避ける

当然ながらスペックの低いパソコンを使用すれば、プログラミングはできたとしても快適性は乏しいです。サクサク動いて処理も手早いパソコンといまいち反応の遅いパソコンとでは圧倒的に前者の方が優れており、作業も捗ります。
つい価格が安い方を選びたくなりますが、パソコンで大事なのは「使いやすさ」「性能」です。価格でパソコンを選んでしまえば、処理の遅さ故、後悔しか残りません。
また、勉強を進めてより高度なプログラミング学習にを使用となれば、よりグレードの高いパソコンを揃える必要があります。快適性と将来性を鑑みると、低スペックのパソコンは避けるべきといえます。

2.中古は欠陥がないかチェック

スペックの高いパソコンでも、新品とれば価格はそこそこするためなかなか手が出しずらいですが、中古であれば購入を検討してみてもいいでしょう。ただし、高スペックパソコンの中古を購入する場合、説明書や付属品の有無、補償内容、販売店のサービスなど、様々な面から欠陥がないかチェックしたうえで購入をしましょう。
理由としては、中古では付属品が欠けていたり、バッテリーが使用できない等様々な不祥事を抱えていることがあるためです。
また、バッテリーは基本的に保証対象外である場合が多いため、使い物にならないモノであるとデスクトップのように常に電源から行杞憂する必要があります。そのため、中古で購入を検討する場合、欠陥の有無と補償内容を吟味して選ぶことが大切です。

4.まとめ

これからプログラミングを始めようという方に向けて選ぶべきパソコンをご紹介しました。
おさらいとして以下のスペックがプログラミングに適したパソコンを選ぶ際の最低限のスペックです。

  • ・CPU:Core i5搭載もしくはそれ以上のスペック
  • ・メモリー:8GB搭載もしくはそれ以上を搭載しているもの、増設の有無
  • ・ストレージ:SSD搭載の場合は256GB以上

こられのスペックがそろっていればプログラミング学習で困ることはありません。しかし、最終的には自分が「使いやすい」と思えるものを選ぶことがベストです。デスクトップとノートパソコンと形式はそれぞれです。自分にとってどのパソコンが使いやすく快適に感じるかは自分にしか分かりません。選ぶ際には「自分が勉強している」「つかっている」様子をイメージして選んでみることもまた1つのポイントになります。