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  • 面接で短所を優柔不断と答える時の伝え

はじめに

面接で短所や長所を聞かれることがありますが、ここでは、短所に『優柔不断』と答えるときの伝え方についてお伝えしていきます。伝え方次第で悪印象にも好印象にもなるため、「優柔不断だからダメなんだ」と考えるのではなく、「伝え方を変えればうまくいく」と思えるようになってください。昔から「物は言いよう」という言葉がありますが、「同じことでも言い方によって良くも悪くも印象が変わるという意味です。」 言い方によって相手の受け取り方が変わってくるため、伝え方を間違えると悪印象になります。良い印象を受け取ってもらえるような伝え方を理解しておきましょう。

短所は長所

まず性格は人それぞれ異なりますが、同じ優柔不断でも人によっては長所と考えたり、その反対に短所と考えたりすることがあります。短所は長所で長所は短所。つまり短所と長所は表裏一体ということなのです。優柔不断は比較的短所と捉えられやすいですが、場合によっては長所となることもあります。その例として優柔不断についての短所と長所の言い換えを以下で紹介しましょう。

優柔不断の短所の言い換え

  • 決断ができない
  • 自信がない
  • 決断に時間がかかる
  • 決断した後も迷う
  • 人の意見に流される
  • 自分の意見を持たない
  • 他力本願
  • 失敗を恐れる

優柔不断な人の短所は以上のように言い換えることができます。レストランでメニューを見ても選択肢が多すぎてなかなか決まらないため、結局いつもと同じようなメニューを頼んでしまったりと、決断までに時間がかかったり、または決断ができないという人もいるでしょう。また、決断したあとも、「やっぱりあっちのほうが良かったんじゃないかな」と考えることもあります。なかなか決められない、決めて後悔してしまうといったことが徐々に自信の喪失にも繋がりやすく、失敗を恐れるようにもなります。その結果、自分で決断することが苦手になり、いつも他人に決めてもらうようになり、他力本願でいこうとするのです。優柔不断な人の短所はこのように、なにか決断を迫られるときに強く発揮するようです。

優柔不断の長所の言い換え

  • 考え方が柔軟
  • 他人の意見を尊重する
  • 気遣いができる
  • 真面目
  • 優しい

優柔不断な人の長所は以上のように言い換えることができます。自分の意見を持たない人が多いですが、裏を返せば、様々な意見に対して素直に受け入れ、意見を尊重する傾向があります。考え方も柔軟で、とても気遣いができる性格です。時に人は「真面目」や「優しい」といった印象を抱くこともあるでしょう。チームを引っ張っていくような性格ではありませんが、チームの意見を聞いて周り、そこからどうすれば改善していくかを熟考することができる、チームの意見をまとめたり、支えるポジションが向いている人も多い印象です。このように『優柔不断』と一括に言っても、短所と長所に言い換えることで、印象がガラッと異なり、別の性格の人かのようにも思えるのではないでしょうか?

では次に就活などの面接でどのようにすれば『優柔不断』という短所と考えられやすい性格を印象良く伝えることができるのかについてお伝えしていきましょう。

面接で短所に優柔不断と答える時の伝え方

面接ではその人のことを知るために、性格の短所と長所を聞かれることがあります。また、面接を何度も見たり聞いたりしてきた経験からも、伝え方によって印象が良くなる伝え方をする人も見てきました。そこで、ここでは面接で短所に優柔不断と答える時の伝え方についてお伝えしてきます。

まず、面接ではあなたがどんな性格をしているか長所もしくは短所を質問することでしょう。この時、短所と長所で答える性格については同じか似たようなものを答えると良いでしょう。というのも、前述しましたが性格の長所と短所は表裏一体です。先に長所を聞かれた場合、ここで挙げた優柔不断の長所の言い換えを答えると良いでしょう。例えば、「考え方が柔軟で、他人の意見を尊重することが私の長所です」と答えたら、次に短所としては「さきほどお伝えした長所の反面、決断に時間がかかったり、人の意見に左右されやすい優柔不断な点が短所です」などのように答えると良いでしょう。そして自分自身の過去の実体験をもとにして事例を述べ、改善するためにどのように工夫をしてきたか、そして現在はどこまで克服できたかなど伝えることができると、あなたが優柔不断でも良い印象を受け取りやすくなります。

長所に「冷静」、短所に「頑固」といったまったく異なる性格を述べた場合、良い面が2通りある反面、悪い面も2通りあるということになります。「感情が伝わりにくく(冷静の短所)、主張を曲げない(頑固の短所)ような人」と捉えられると、「コミュニケーションが取りづらい」と思われることもあります。そのため、できるだけ長所と短所を述べる際は別の性格を述べるのではなく、1つの性格で短所と長所を伝えたほうが意図したことを伝えやすくなります。これは『優柔不断』以外でも同じことが言えます。ぜひ参考にしてみてください。

おわりに

面接で短所を優柔不断と答える時の伝え方についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。ここでお伝えした方法は他の性格の短所と長所を伝える際にも有効です。面接で思うように自分のことを伝えることができないという方はぜひ参考にしてみてください。