支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡


APIとは

APIは「Application Programming Interface」の略称で、 外部のソフトウェアが持つ機能を共有し使用できる仕組みのことです。 APIを使用すると、プログラムのソースコードを最初から記述する必要がなく、プログラムの開発を効率良く迅速に進めることが可能となります。 普段、何百行、何千行のプログラムを記述しないといけない場合でも、 APIを利用することにより数行で良くなることがあります。 最近では、ウェブ上に公開されいる、誰でも利用可能なWeb APIをスマートフォンのアプリ開発に利用したりしています。

JavaにおけるAPIとは、クラスをまとめたクラスライブラリのことになります。 「標準クラス」、「コアAPI」、「標準API」と呼ばれたりしています。 Javaではクラスライブラリを意識していなくても、Javaを使用している人であれば必ず利用しているクラスがあります。 また、クラスライブラリに含まれるクラスは、「機能」や「目的」に分かれてパッケージとして格納されています。 例えば、データ出力を行う際に良く使用する「System.out.println()」の 「System」は「java.langパッケージ」のSystemクラスを示しています。 また、文字列の長さを取得する「length()」は、「java.langパッケージ」のStringクラスで定義されているメソッドになります。 もちろんJava APIを利用せずに記述を行う事は可能です。 例えば、文字列の長さを取得するlengthメソッドを使用する代わりに、文字列を1文字ずつカウントし、文字列の長さを取得するという方法もあります。 ですが、文字列の長さを得ることがプログラムの目的ではなく、目的を実現するための通過点であることが多いと多いと思います。 クラスライブラリを利用しソースコードの記述量を減らし、プログラミングを行う事がプログラム開発では重要になります。

【Java】おすすめのAPI

おすすめのAPI① Dateクラス

「Java.util.Date」をインポートしDateクラスを使用します。 Dateクラスは、日時を扱う際に利用されるクラスです。 以下のプログラムは、Dateクラスを使用し本日の日付を取得し出力を行います。

1. import java.util.Date;
2. public class Sample{
3.  public static void main(String args[]){
4.   Date date = new Date();
5.   System.out.println("今日は" + date.toString() + "です。");
6.  }
7. }

Dateクラス実行結果

1. 今日はThu Sep 24 12:00:01 UTC 2020です。


おすすめのAPI② Calendarクラス

「java.util.Calendar」のインポートしCalendarクラスを使用します。 Calendarクラスでは現在の年月日を取得するなどに使用します。 以下のプログラムでは、現在の年月日を取得しています。

1. import java.util.Calendar;
2. public class Sample{
3.  public static void main(String args[]){
4.   Calendar cal = Calendar.getInstance();  //calをインスタンス化
5.   
6.   //現在の年月日を取得する
7.   System.out.println("YEAR:" + cal.get(Calendar.YEAR));
8.   System.out.println("YEAR:" + cal.get(Calendar.YEAR));
9.   System.out.println("YEAR:" + cal.get(Calendar.YEAR));
10.  }
11. }

Calendarクラス実行結果

1. YEAR:2020 2. MONTH:9 3. DATE:24


おすすめのAPI③ Mathクラス

Mathクラスはオブジェクトを生成しなくても使用できます。 基本的な数値の計算を行うときに使用します。 以下のプログラムでは、乱数を生成し、整数に四捨五入しています。

1. import java.util.Calendar;
2. public class Sample{
3.  public static void main(String args[]){
4.   
5.   //乱数を生成し、整数に四捨五入する
6.   double dnum = Math.random()*10;
7.   dnum = Math.ceil(dnum);
8.   System.out.println(dnum);
9.   
10.  }
11. }

Mathクラス実行結果

1. 5.0

【Java】おすすめのAPIまとめ

いかがでしたでしょうか。本記事ではおすすめにAPIについていくつかご紹介させていただきました。まだまだご紹介しきれないぐらいクラス名ライブラリはありますので気になった方は詳しく調べてみてはいかがでしょうか。