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IoTとは

Iotとは「Internet of Things」の略で物がインターネットに繋がっているという意味があります。音声で様々なサポートをしてくれるスマートスピーカーや目覚ましや天気予報まで見せてくれるスマートクロック、眼鏡に様々な機能をつけたスマートグラス、声で家全体を制御できるスマートホームなどが例として挙げられます。少し前にソフトバンクから発表されたロボットのペッパー君もIoTの一つといえるでしょう。IoTはこれから私たちの生活大きく変えていく可能性のある製品といえます。今回は、そんなIoTの開発を行うエンジニアについて、どのような仕事をしているのかや求められるスキル、そしてIoTの将来性について解説していきます。

IoTエンジニアに求められるスキル

IoTエンジニアになるには組み込み系の知識に加え、そのセンサーやデバイスをインターネットに接続するので、ネットワークやクラウドコンピューティングの知識が求められます。また、インターネットに接続する以上ウイルスの攻撃の対策を取る必要もあるので、セキュリティ関連の知識も必要となってます。また、IoTのセンサーなどから得られたデータはビッグデータとして集積し、AIで解析して何かに活かす事が多いでしょう。なので、人工知能に関する知識も有しているとよりよいと言えるでしょう。勿論これらのことをは1人ですべてするわけではありません。あらゆる人と連携しながら行います。なので、それらの連携を円滑に行うコミュニケーション能力も必要となってくるでしょう。

IoTエンジニアにおすすめの資格

IoTエンジニアが取得しておきたい資格を3つ紹介します。その資格とはIoT検定、エンベデットスペシャリスト試験、IoTシステム技術検定試験です。IoT検定はIoTに関わる知識やスキルを可視化することで、より一層IoTを普及させることを目的とした検定制度です。IoTに関する技術的な視点だけではありません。IoTに関連するマーケティングやサービス、スキル要件などの知識も求められます。ユーザー側の視点も必要な、それぞれの立場でIoTを企画、開発、利用するための知識を認定する試験となります。次にエンベデッドシステムスペシャリスト試験ですが、これはIoTに関する試験ではなく組み込み系に関する試験です。しかし、IoTの開発において組み込み系の知識は必要不可欠なので、こちらもオススメの資格として挙げました。最後にIoTシステム試験ですが、こちらは基礎(基礎知識)、中級(基本技術)、上級(専門技術)の3つに分かれています。各グレードに受験資格はなく、また、どの級からでも受験することが可能ですので、自分のレベルを示す指標として非常に有効になるでしょう。

IoTの次にくる技術とは?

IoTのことを知ったからこれからの技術については網羅したと思ってはいけません。IoTが普及した後にはさらに技術が進化していき、新しい製品が出来る可能性があります。まずはアップルウォッチの様なウェアラブルデバイスという製品が今後普及していくでしょう。といってもアップルウォッチの様な製品は既に出ています。これからどの様な新しい製品がでるのかというと、コンタクトレンズ型のウェアラブルデバイスです。目に入れるだけでAR映像が楽しめたりする製品の開発が進められています。実際に既に韓国の大手スマホメーカーの、サムスン電子はスマートコンタクトレンズの特許出願をしているようです。その他にもインプラントデバイスというデバイスの開発も進められています。これは体に埋め込む製品です。このように言うと拒否反応を起こす人も多いかもしれませんが、実際に脳とコンピューターをつなぐ開発は行われています。具体的な例を述べると、スペースXおよびテスラのCEOであるイーロン・マスクはBMI(Brain Machine Interface:脳マシンインタフェース)デバイスを開発し、2020年に人を対象とした臨床試験を行う方針を示しています。このようにIoTだけで無く新たな技術が開発されつづけ、世の中は目まぐるしく変化していくことが予想されます。

まとめ

いかがだったでしょうか。これまでIoTとは何かといったところからIoTエンジニアに求められるスキルやIoTの次に来る技術の解説まで行いました。これらの解説の中でIoT、ネットワーク、セキュリティ、AI、ビッグデータなどの技術は深い結びつきがあることをお判りいただけたのではないでしょうか。1人で全ての工程を担当するわけではありませんが、最先端の技術の開発を行いたい人はこれらの技術についてある程度は網羅しておくべき必要があるでしょう。また、それだけではなくこれから新しく技術が出現した際には知ろうとするアンテナを張っておく必要もあるでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。