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  • ウェブデザイン技能検定とは?

はじめに

ウェブデザインの知識を問う、唯一の国家試験である「ウェブデザイン技能検定」というものをご存じでしょうか。ウェブ業界未経験の方から、現在ウェブ業界で働いている方まで、おすすめできる資格のひとつです。 そこで今回は、ウェブデザイン技能検定とは何か、取得するメリット、合格のためにするべきことについてご紹介します。

ウェブデザイン技能検定とは?

ウェブデザイン技能検定とは、国家資格である技能検定制度の一種で、厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関である特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施するウェブデザインに関する試験のことを指します。これに合格することができれば、「ウェブデザイン技能士」という称号が与えられ、履歴書や経歴書に「ウェブデザイン技能士」と記載することができます。
IT関連の国家試験では、基本情報技術者試験が有名です。基本情報技術者試験ではプログラミングの能力が求められるのに対し、ウェブデザイン技能検定では、プログラミングというよりも、ホームページ上で画像などをどのように表示をさせるかというデザインの能力が問われます。

試験は、2級と3級は年に4回行われます。1級は、学科と実技に分かれており、それぞれ年に1回だけ行われます。1級の実技試験は、学科試験に合格した人だけが受検することができます。1級だけではなく、すべての級において、学科及び実技試験で実施され、ウェブデザインに関する知識や実務能力が問われます。レベルは1級から3級に分かれており、3級は誰でも受験することができますが、2級は3級合格者、1級は2級合格後に2年以上の実務経験がある者、2級、1級ともに協会が定める実務経験があったり、ほかにも要件を満たしている場合は受検資格が与えられます。
合格基準は、すべての級において学科・実技ともに100点満点中70点以上となっています。ただし、実技試験においては、各作業分類の配点の60%以上の得点を取らなければなりません。

ウェブデザイン技能検定の合格率

ウェブデザイン技能検定3級の合格率は、60%から70%です。3級は実務経験がなくても誰でも受験ができ、合格率も他の国家資格よりも高めであるため、比較的挑戦しやすい試験といえます。一方2級は、30%から40%、1級は10%から20%となり、難易度もあがっていきます。

ウェブデザイン技能検定を取得するメリット

ウェブ業界未経験の方であれば、ウェブデザイン技能検定を受検し資格を取得することで、就職や転職の際に採用担当者へウェブデザインに対しての意欲があることをアピールすることができます。また、一定のスキルがあることの証明にもなります。既にウェブデザインの業務に携わっている方でも、自身のスキルの確認をができますし、国家資格の取得は自信にもつながり、スキルアップにつながるでしょう。

ウェブデザイン技能検定合格のために

ウェブデザイン技能検定を取得するメリットについてご紹介しました。それでは、ウェブデザイン技能検定に合格するためにはどのような対策をしたらよいのでしょうか。ここでは3つご紹介します。

過去問題を解く

試験対策として、欠かせないのが過去問題を解くことです。過去問題を解くことで、出題傾向の把握をしたり、自分がどこの分野が苦手なのか、知識が足りていないのかをあぶりだすことができます。ウェブデザイン技能検定の公式サイトでは、過去3回分の各級の学科・実技の試験問題と正答が公表されており、自由にダウンロードしすることができます。何度も何度も解いて、わからないところがなくなるまで繰り返し、試験対策をしましょう。

練習問題を解く

ウェブデザイン技能検定の公式サイトには、過去問題だけではなく、各級の学科と実技の練習問題も掲載されており、ダウンロードすることが可能です。問題の解答するポイントや、解答例も記載されています。また、3級の学科練習問題はオンライン化もされており、インターネットがつながる環境であれば、いつでもどこでも練習問題を解くことができます。

参考書籍を利用する

ウェブデザイン技能検定の試験対策として書籍やセミナーWeb教材なども公式サイトでは紹介されています。それぞれの内容に関しては、主催者側は保障するものではないものの、公式サイトでの紹介であるため、試験対策として有用で他のものよりも信憑性が高いと言えるでしょう。

まとめ

今回は、ウェブデザイン技能検定とは何か、取得するメリット、合格するためにするべきことについてご紹介しました。ウェブデザイン技能検定の資格を取ることで、ウェブ業界への就職や転職に役立つだけではなく、仕事の幅も広がり、将来役立つことは間違いありません。3級からであれば、誰でも受験ができ、公式サイトの過去問題などを利用して対策もしやすく、挑戦しやすい資格です。もし興味があれば、受検を考えてみてはいかがでしょうか。