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  • 入門者のためのITキャリアパス

最初に

今回は、これからITエンジニアを目指したい方、もしくは既にHTML、CSS、PHP、Ruby等いくつかの言語は習得したが今後のキャリアに迷っている方など駆け出しITエンジニアにおすすめの3つのキャリアパスを紹介する記事です。1年後、3年後、10年後…など具体的に自分がどのようになっていたいかを思い描くことで、必要な学習が見えてきたりキャリアアップしていくモチベーションを保ちやすくなったりできるのではないでしょうか。実際に今回紹介する3つのキャリアの年収はかなり高くなります。フリーランスで言うと月の単価が80万円以上を安定してとれる、そのようなキャリアです。
まず、キャリアパスについて紹介していく前にそもそもの話をします。いずれのキャリアパスを選択するにしても、ITエンジニアとして技術を学んでいく中で明確な境界線はありません。イメージとしては、円を描くようにそれぞれの技術分野があってその円が重なっている部分が必ずあります。ただし、その中でどの分野を中心に学び、それを自分の職能としていくのかという話をしていきます。そしていずれのキャリアパスを選択するにしても、流行り廃りが激しいWeb業界で生き残っていくためには常に勉強をし続けることが必須です。

市場価値の高いエンジニアになるには

市場価値の高いエンジニアになるためには、広く浅い知識狭く深い専門分野の知識この2つを兼ね備えている必要があります。何か一つの知識のみ詳しくてもダメですし、知識だけは幅広く持っているもののどれも使いこなすことが出来ない器用貧乏のような状況も良くないです。
なぜかというと、基本的にITエンジニアはチームで開発をしていきます。そしてチーム開発をする上で必ずコミュニケーションが必要になってきます。チームメンバーが持っている知識はそれぞれ違いますし技術レベルも異なります。またそれぞれに専門分野があります。そのようなチームメンバーとコミュニケーションを取るときに相手が今担当している知識に関して自分も把握しておかないと本質的な会話が出来ないので、そのような意味で広く浅い知識、周辺知識が必要になってくるのです。

それではここから、本題であるおすすめのキャリアパスを3つ紹介していきます。

フロントエンドエンジニア

まずはフロントエンドエンジニアです。フロントエンドエンジニアにはJavaScript、フレームワーク等の知識が必須です。これを最低限クリアした上で、さらにWebデザインの知識やSEO対策など知識を学んでいくことでフロントエンドエンジニアとしてキャリアアップができます。
このフロントエンドエンジニアのメリットですが、フロントエンドを開発できることで個人でのWebアプリの開発もかなりしやすくなります。本業のフロントエンドエンジニア以外で副業で何か仕事をしたい、自分でも開発したいというような方には個人的にはフロントエンドエンジニアがおすすめです。

DevOpsエンジニア

次にDevOpsエンジニアです。DevOpsエンジニアというのは、Devが開発、Opsがオペレーションズ(運用)のことで、開発と運用というのを統合して改善していくエンジニアのことを指しています。今までは開発エンジニアは開発のみ、運用エンジニアは運用のみというような形で分けられていましたが、最近のトレンドとして開発と運用を統合することで運用のことを考えた開発というのも出来るようになりました。定期的にアップデートがあってリリースされていくようなサービスであればこのDevOpsエンジニアの役割が非常に重要になります。
必要になってくる知識はバックエンドの言語でPHPやRuby、Pythonなどが必要になってきます。開発と運用両方の知識が必要になるので、人材的に希少価値が高いのとトレンドに強いのが特徴的です。また、希少価値が高い分給与も上がりやすいと言われているのがメリットです。

セキュリティエンジニア

最後がセキュリティエンジニアです。セキュリティエンジニアには必要な知識が幅広く、他のエンジニアとはタイプが違ってきます。具体的には脆弱性対策、サーバー、ネットワーク、DB等のインフラ回り全般の知識が必須で、サーバーに対して攻撃を仕掛けられたときに適切な対策が取れるかどうかが必要です。
セキュリティエンジニアの大きなメリットとしてはどの時代にも需要があってその技術知識が陳腐化しにくいという点です。また大規模なサービスであればあるほど重要性というのが高まるのも特徴です。

最後に

ITエンジニアとしてキャリアを進めていくためには必ずチーム開発が必要になってきます。チームメンバーとコミュニケーションをとるためには相手が持っている専門分野の知識も簡単につけておく必要があるので、広く浅い知識、専門分野の知識、両方兼ね備えた人材になることが需要の高いエンジニアへの道です。最後までお読みいただきありがとうございました。