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  • プログラマーの適正について

1.プログラマーとは

プログラマーとは、コンピューターを動かすプログラミング言語を使って、システムやソフトウェアを作る仕事です。プログラマーが作成したシステムやソフトウェアは、金融システムなど企業が使用するもの以外にも、スマートフォン、エアコンなど、身の回りのあらゆる電化製品に活用されています。一般的には、システムエンジニア(SE)が仕様書を作成し、それをプログラマーがプログラミングをします。

(1)プログラマーの種類

・Web系

ショッピングサイトやデータベースの構築などを行います。 主なプログラミング言語としては、Java、PHP、Pythonなどがあり、記述したプログラムを動かすためのマシンであるサーバーを構築するためにLinux、Apache、MySQLなどの技術を学ぶ必要があります。

・アプリケーション系

パソコンやスマートフォンで使うアプリケーションを作る仕事です。
アプリ開発方法などに合わせてプログラミング言語を選択するため、使用言語はたくさんあります。JavaやC#を使うことが多いですが統計解析や人工知能の分野はPythonが使用されます。

・ゲーム系

スマホゲームやPCゲームなどの制作を行う仕事です。キャラクターの動きやゲーム内の場面遷移、グラフィクスなどの設計・実装があるので上記プログラマーより専門的な知識が必要になります。
家庭用ゲーム機でのゲームの場合、よく用いられる言語はC++です。
スマホゲームの場合、多くの会社が使用している開発エンジンがUnityで、言語はC#を用います。

・組み込み系システム

家電製品などに組み込まれているプログラムの開発を行います。スマートフォン、炊飯器、エアコンなどあらゆるものに使われています。
主に使用する言語は、Java、C++になります。

・汎用系システム

大企業や政府向けの高性能かつ集中処理型の大型コンピュータのことで、この開発を行うのが汎用系システムプログラマーの仕事です。
主な使用言語は、事務処理のシステム化に有用であるCOBOLで、汎用系システムプログラマーになりたい方はCOBOLの習得が必須です。

(2)プログラマーの将来性

経済産業省によれば2019年以降、IT系企業の退職者数が入職者を上回るようになり、IT人材の平均年齢の上昇・高齢化も進むことが予想されています。IT人材の需要と供給のギャップから2030年には40~80万人ほど人手が不足するとのことです。 現在でも人手が足りておらずこれからもっと人手不足になるプログラマーの需要はより高まっていくと予想されます。

2.プログラマーの適正

・集中力がある

プログラマーの作業はパソコンに向かい、ひたすらコードを書き続けることです。長時間椅子に座って作業できるだけの集中力は必須と言えるでしょう。

・勉強が好き

IT業界は常に新しい技術が生み出されています。優秀なプログラマーは時代の流れに敏感で情報収集やその学習を怠りません。
どんなプロジェクトでもこなせるスキルを身につけようと学習し続ける意欲は非常に大切です。

・柔軟性がある

システムにエラーが発生したら、その原因が何か見つけなければなりません。
自分の書いたコードを見直す際に、正しく書けているという先入観でミスを見落としやすいです。
どこを間違えていたのか、いろいろな角度から物事を見れる力が必要となってきます。

・体力がある

プログラマーの仕事は、繁忙期だと連日残業を行うといったケースになりやすいです。 さらにITの業界全体で人手不足が続いているため、1人のプログラマーにかかる負担も大きいのが現状であります。
今は労働環境改善が進んでいるため、365日残業続きというわけではありませんが、繁忙期の残業だけは避けられないことが多いです。 そのため、長時間労働でも乗り切れる体力があると望ましいです。

・協調性がある

プログラマーは、個人で黙々とコードを書くといったイメージを持っている人も多いでしょう。 しかし、それはプロジェクトの一部であり、大きくみると自分の作業はグループによって行われています。グループで行われているため多くの人間が関わっています。 そのため、グループ内で共有事項等がある場合は会議などでコミュニケーションをとり、連携を図っていきます。

・調べたり質問したりできる

プログラミングをしている際にエラーやわからないことが出てくることが多々あるのではないでしょうか。 自分でわからないことを調べずに悩んでもいても正解は見つかりません。 そういったときにすぐにネットで調べたり、先輩や同僚に質問したりすることができる人はプログラマーの適正があると言えます。

まとめ

ここまで、プログラマーとは何かといった話からプログラマーの適正まで簡単に書いてきました。
プログラマーという仕事がひたすらパソコンに向かってコードを打ち続けるというのをイメージして、自分には向いている、頑張ってみようと思われた方は適正があるといえるので、ぜひプログラマーを目指してみてはいかがでしょうか。