「IoT」とは?「IoT」の意味や活用事例などについてご紹介いたします。
「IoT」という言葉を近年耳にすることがあるのでは無いでしょうか。「アイオーティー」と読むのですが、あまり意味を理解していない方も多いかもしれません。当記事では「IoT」とはどういったものなのか、活用事例を交えてご紹介いたします。
IoTとは
「IoT」とは、「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」という意味です。「モノのインターネット」とはどういう意味かといいますと、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、相互に連携させること、を意味します。
ひと昔前までは、インターネットは携帯電話やコンピューターから接続し、活用するためのものでしたが、近年では車、冷蔵庫、時計、ゲーム機、カメラ、照明など様々な「モノ」がインターネットに接続する時代となっています。
このように以前まではインターネットとは無関係だった「モノ」同士がインターネットを通じて連携し、利便性を高めていくことが「IoT」です。
IoTでできることの分類
IoTでできることは、ざっくりと「モノの操作」、「モノの状態」、「モノの検知」、「モノの通信」、の4つに分類できます。モノを遠隔操作したり、離れた場所の状況を確認したり、センサーで動きを検知したり、自動化や効率化のために利用されていることが多いです。
IoTの活用事例
「IoT」をイメージしやすくするために、「IoT」の活用事例をいくつかご紹介いたします。
家族目線
「家族目線」は、簡単に言うと見守りカメラで、顔画像センサーが搭載されたカメラで家族の様子を見守り、スマートフォンやタブレットのアプリに通知する商品です。外出中でも家族や室内の様子を確認することができます。
TrackR bravo
「TrackR bravo」は自転車の盗難対策を行うためのデバイスです。
自転車に取り付けておくことで、範囲内であればGPSを活用し自転車の位置を知ることができます。さらにほかの「TrackR bravo」とも連携し、探索範囲を広げることもできます。
FridgeCam
FridgeCamは冷蔵庫の中身を小型カメラで認識し、スマートフォンから冷蔵庫の中身の映像を確認することができるアプリです。買い物に来た際、冷蔵庫の中身を確認できるため食品などの二重購入を防ぐことができます。
スマート・コンタクトレンズ
コンタクトレンズに搭載されたセンサーで、涙に含まれる血糖値を測定し患者や医療機関のスマートフォンに通知を行うためのシステムです。糖尿病の患者を支援するために作られました。
おかわりコースター
飲食店などで利用されているシステムで、おかわりコースターの上にグラスやジョッキなどをのせるだけで、厨房に同一商品のおかわりがオーダーされます。
飲食店の業務効率化に有効です。
MAMORIO
「MAMORIO」は紛失物を見つけるためのアプリです。正確にいうと、失くしやすいものにあらかじめ取り付けておくことで、取り付けたものから離れた時、スマートフォンに通知が届きます。
imedipac
「imedipac」は錠剤を収納しておくケースです。薬を服用するタイミングを通知してくれたり、薬の服用状況を共有することができ、飲み忘れを防いでくれます。
SKULLY AR-1
「SKULLY AR-1」は、バイクのヘルメットです。通常ヘルメットは視界がせまく、ドライバーは周囲の確認のために、視界を左右に向けなければなりませんが、そのたびに前方がおろそかになるリスクも生じます。そうしたリスクを減らすため、ヘルメットに広角カメラを取り付け、ヘルメットのバイザー部分に死角の映像を映す機能をつけたヘルメットです。
COOL HUNTING
「COOL HUNTING」は、スマートフォンからドアの開錠、施錠を行うことができるシステムです。スマートフォンから操作するだけではなく、ドアに近づくだけで開錠できたり、離れたら施錠したりといったこともできます。
umbrella stand
傘立て?と思うかもしれません。umbrella standは、専用アプリをインストールした状態で傘立てに近づくと、その日の降水確率によって傘立てのLEDランプがいくつかの色に点灯し、傘を持っていくか行かないかの判断につなげることができるシステムです。
Bigbelly
「Bigbelly」は、ゴミ箱です。内部のゴミの蓄積状況を把握し、収集効率をあげたり、蓄積量がなかなか増えないゴミ箱は撤去したり、あふれやすいゴミ箱は増設したり、など、作業効率化を意識したゴミ箱です。
以上、いくつかおもしろそうな活用事例をご紹介いたしました。こうしてみると、非常に多くの分野でIoT化の技術が取り入れられていることがわかります。活用事例の中で気になるサービスはありましたでしょうか?
最後に
IoTとは、またIoTの活用事例についていくつかご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
ご紹介した活用事例もそうでしたが、スマートフォンを介してサービスを享受する、といったスタイルが多く、スマートフォンの普及ももIoT化の流れに一役買っているようです。ご自身の生活に1つでもIoTを取り入れるとまた違ったライフスタイルとなるかもしれません。
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