フリーランスゲームエンジニアの今後の需要と案件獲得の方法について解説

はじめに

一昔前のゲーム業界といえばコンシューマーゲームが主流でしたが、現代はスマートフォンやタブレットの普及により、スマホゲームアプリ・オンラインゲームの需要が高くなっています。さらに3DやVRといった最先端技術を駆使したゲームの開発などは注目を浴びています。そしてゲーム業界の発展を担う職業としてゲームエンジニアが挙げられます。これからゲームエンジニアを目指す方や、フリーランスゲームエンジニアとして活躍したい方に向けてこの記事では、フリーランスゲームエンジニアの今後の需要と案件獲得の方法ついて解説しますので、是非最後までご覧になってください。

ゲームエンジニアとは?

ゲームエンジニアとはその名の通り、ゲーム開発に携わるエンジニアのことです。
基本的にゲームエンジニアは、コンシューマーゲーム(家庭用)向け・スマートフォンゲーム(アプリ)向け・テクノロジー搭載ゲーム(VRやAR)向けの3種類に分けられます。働く領域によって必要な知識やスキルは異なりますが、どれも共通して求められるスキルは企画者を含むゲームクリエイター・ゲームプログラマーとのコミュニケーション能力やイメージをカタチにする力です。

ゲームエンジニアの平均年収

ゲームエンジニアの年収・報酬は働く環境や案件によって異なりますが、ゲームエンジニア全体の平均年収は450万円前後です。一般的にはベンチャー企業よりも大手ゲームメーカーの方が、高い年収を見込むことができます。しかし、フリーランスのゲームエンジニアは「勤務先」に縛られていないので、その人によって得られる年収は大幅に変わってくるでしょう。

フリーランスゲームエンジニアの平均獲得報酬

フリーランスゲームエンジニアとして案件を獲得する際、平均報酬は月40万円〜60万円です。スキルや経験年数によって変動されますが、案件を獲得し、経験を積めば、月100万円以上の単価を得られる可能性もあります。

ゲームエンジニアの今後の需要は?

ゲーム業界の動向として、衰退しているという声もあれば業界市場が伸びているという声もあります。例えば、コンシューマーゲームのハード機・ソフトの売り上げは落ちつつあると言われております。しかし一方では、スマホゲームなどの人気は年々増加しており、ゲーム業界が衰退しているとは一概には言えません。何より、ゲームがこの世から消えない限り、ゲームエンジニアとして仕事がなくなるということも無いと言えます。

IT技術の発展に伴い、VRやARを使ったゲーム開発など技術革新によって新しいゲーム・デバイスが出てくる可能性も高いです。さらにeスポーツというゲームを競技にするイベントなども普及しつつあります。eスポーツは、オリンピック競技として採用されるのではという案も上がっていて、日本だけではなく世界でもゲーム業界は注目を浴びていると言えるでしょう。よってゲームエンジニアを目指したり、ゲームエンジニアとして独立することは間違った選択ではないと言えます。

フリーランスゲームエンジニアとして働くには

ゲームエンジニアの需要は高いですが、ゲーム業界は非常にトレンドの変化が激しいです。今どのようなニーズがあるのか、どのような改善が必要なのか、他にも挙げられるあらゆるポイントをスピード感を持って対応できるスキルが必要です。また、ゲーム開発において必須であるゲームエンジンの専門知識を持つことが重要です。今後の需要を考え、ゲームエンジニアとして持っておくべきスキルをご紹介します。

・Unity

1つ目はUnityです。Nintendo SwitchやPS4のゲーム機で重視される高グラフィックゲームや、iOS・Androidなどを使用したスマホゲームといった2D・3Dどちらのゲームも開発できます。またVR機を使用するゲーム開発でもUnityは利用できます。Unity上で使用する開発プログラミング言語はC#ですので、C#言語の知識があると断然良いです。

・UnrealEngine

2つ目はUnrealEngineです。UnrealEngineの特徴は、ゲームエンジンもゲーム機・スマホ・VRを使用したゲームの開発が可能ですが、より美しい3D動画などを開発段階で構築できるようになります。開発にはBluePrint機能とプログラミング言語のC++を使用します。

上記で紹介したゲームエンジンの知識とプログラミングスキルを習得し、ゲームのニーズ・クライアントへの対応力も備えることによってフリーランスゲームエンジニアとして活躍できるようになるでしょう。

フリーランスゲームエンジニアとして案件を獲得するには?

ゲームエンジニアは人手不足ということもあり、プロとして通用するスキルがあれば案件獲得のハードルは低いです。案件獲得方法はいくつかありますが、代表的な2つの方法をご紹介します。

クラウドソーシングサイト・アプリに登録する

クラウドソージングは、どの業種でも利用しているフリーランスの方が多いです。クラウドソーシングはサイトやアプリを利用し、依頼したい会社が案件を登録し、サイト上で公開されます。そして案件を獲得したいフリーランスの方は、公開してある案件に直接応募することができます。 依頼元とのメッセージもサイト・アプリを利用して行われ、報酬の支払いもクラウドソーシングを通しての支払いになります。自分の得意分野や、獲得したい案件をフィルターにかけて検索できるので、依頼元と条件がマッチすれば、すぐに業務に取り掛かることが可能です。利用者も多いので競合となるユーザーもいますが、実績を積んでいけば依頼元の会社からスカウトされることもあるので、フリーランスとして活動するのであれば、クラウドソーシングサイト・アプリに登録することをオススメします。

フリーランス向けのエージェントサイトに登録する

ビジネスマンとして、〇〇エージェントサイトと聞けば、会社から会社へ転職する際に利用する「転職エージェント」というイメージが強いと思います。しかし、フリーランスの方も案件を獲得するのに利用できるフリーランス向けのエージェント会社があります。もちろんゲームエンジニアの案件も多数存在しています。

フリーランスゲームエンジニアとして独立すればクライアントの獲得や交渉も全て自分自身で行うことが主流とされていましたが、副業解禁や働き方改革などで、クライアント獲得の窓口は広がっています。フリーランス向けのエージェントサイトに登録して、担当者の方との打ち合わせを繰り返していけば案件の紹介をされるだけでなく、案件獲得のヒントを与えてくれ、交渉も担当者の方が味方になって行ってくれるので、フリーランスゲームエンジニアとして職歴が浅かったり、実績が少ない方は是非利用してみてください。

まとめ

この記事ではフリーランスゲームエンジニアの今後の需要と案件獲得の方法について解説しました。ゲームエンジニアの需要や将来性は十分に高いです。しかし、ニーズやトレンドの変化に対応できるなどのスキルも、これからの動向では問われるでしょう。収入アップを狙うのであれば、実績を積んで知識・スキルをアピールすることが重要です。自分の力を発揮しつつ、さらなるステップアップを狙えるような仕事をすることで自分自身の希少価値を上げることが出来ます。