支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • PMOの仕事内容は?東京に案件はある

「プログラマーやSEの仕事しかしてこなかったが、新しくPMO案件にも応募したい。PMO案件の特徴について詳しく知りたい」本記事ではこのような方を対象としています。この職種は高単価な案件が多いことが特徴です。本記事ではPMOの基礎知識に加え、PMO案件が東京や地方にどのぐらいあるのか解説します。東京都にお住まいの方はぜひ参考にしてください。PMO案件の探し方についても解説しますので、フリーランスの方もお読み頂けると幸いです。これまでSEやプログラマーをやっていた方も、PMO案件にチャレンジできるようになるはずです。

PMOとは?

PMOとは「Project Management Office」の略であり、1つの案件の管理を担当する仕事です。PMOは一人一人の作業が順調に進んでいるかのチェックをしたり、トラブルが発生した場合に原因を探ったりする必要があります。プロジェクトメンバーの進捗を常に把握し、納期に間に合うようにメンバーを誘導しなくてはいけません。

PMOとPMの違い

PMOとよく似たポジションにPMという職種があります。PMもPMOも共にプロジェクトを管理するという役割で、仕事内容もほとんど同じであることが多いです。ただ、PMはプロジェクト全体を管理するのに対して、PMOはプロジェクトの中の個別プロジェクトを管理する、という点で異なります。つまりPMOは、PMのサポート役という位置づけです。PMOが必要になるのは大規模プロジェクトの場合で、小規模な場合はプロジェクトを個別化する必要がないため管理役はPMのみで十分です。PMOとPMは仕事内容にはそこまで違いはありませんが、責任の重さが変わってくるため注意しましょう。

PMOを導入するメリット・デメリット

PMOは必ずしもプロジェクトに存在する訳ではありません。プロジェクトによってはむしろPMOを導入しない方が良い場合もあります。そこで、PMOを導入するメリットおよびデメリットをまとめました。

メリット

PMOを導入するメリットは開発作業を徹底して管理できるという点です。細分化したプロジェクトまで管理すれば、プロジェクトのどの部分が遅れているのか把握できます。そうすれば遅れている部分に人材を追加するなどの対応が可能です。また、PMOがいることで一人一人の仕事内容がより分かり、人事評価をするときにも参考になるでしょう。基本的に大規模なプロジェクトの場合PMOを導入する方が良いことが多いです。

デメリット

PMOを導入するデメリットは進捗管理ばかり重視してしまうという点です。進捗管理を徹底的に行うと、従業員は自分が任された仕事の納期を守ることだけを優先して働くようになることもあります。そのため、従業員がそれ以外の業務に関心を持ったり、誰がやるべきか曖昧な仕事を誰もやろうとしなくなったりする可能性があります。また、そこまで大きなプロジェクトではない場合は、PMOが管理を行う必要性が低いです。このようなデメリットを考慮した上で、PMOの求人を出さない企業もあるでしょう。

PMOに必要なスキル

必要なスキルは大きく分けて次の4つです。

  • コミュニケーション能力
  • 文章作成スキル
  • システム開発の知識
  • スケジュール管理能力

これらのスキルを身につけることで、PMO案件を獲得する際に有利になります。PMOを目指す方はSEやプログラマーの仕事をこなしつつ、これらのスキルを身につけることを意識してみてください。

コミュニケーション能力

PMOはSEやプログラマー、デザイナーなど、多くの人と話す機会があり、コミュニケーション能力が重要となってきます。さらにプロジェクトの進捗が遅れている場合、メンバーに的確に指示を出す必要があります。コミュニケーション能力に欠けていると、指示内容が相手にうまく伝わらず、思い通りに作業が進まないこともあります。

文章作成スキル

PMOは会議用の資料を作成する機会が多いため、文章作成スキルも持っておいた方が良いでしょう。資料がわかりにくいとメンバーが仕事内容を把握できず、齟齬が生じてしまう可能性もあります。さらに経理処理を担当することもあるため、文章力は大事です。

システム開発の知識

PMOはシステム開発の知識も重要になってきます。PMOは実際に手を動かしてシステム開発を行う訳ではありませんが、開発担当者に指示を出す際に知識がないと、上手く指示出しできないこともあります。実際、PMOはプログラマーやSEを経験した人に任せられることがほとんどです。

スケジュール管理能力

PMOに最も求められることがスケジュール管理能力です。決められた納期までにシステム開発が終わるように一人一人の進捗を把握しておく必要があります。また、納期だけでなく決められたコストをオーバーしないように気を配る必要もあります。スケジュール管理能力があればプロジェクト成功に繋がるでしょう。

PMOの案件は東京にあるのか?

PMOの案件は東京に数多く存在します。求人サイトやエージェントを確認すると、東京の求人が中心であることがわかります。しかし東京や大阪のような都会以外の案件が少なめとなっています。PMOはリモート案件が少ないので、東京や大阪に住んでいない場合案件を受注するのが難しいでしょう。

東京にあるPMOの案件を探す方法

「東京にあるPMOの案件が見つからない」という方のために、東京にあるPMOの案件を探す方法をご紹介します。

  • 案件紹介サイトから探す
  • 専門のエージェントに相談する

ちなみに、クラウドソーシングなどのサイトにはPMOの案件はほとんどないため注意しましょう。

案件紹介サイトから探す

IT企業専門の案件紹介サイトには数多くの案件が掲載されています。案件紹介サイトは自分で探す手間はかかりますが、自由に応募することが可能です。案件紹介サイトには、応募するにあたって必要なスキルや単価が示されているため、自分に合った求人を選択しましょう。ただしPMO案件の場合、IT企業での開発経験が長くある人ではないと応募できないケースも多いです。

専門のエージェントに相談する

フリーランスエージェントに相談することでもPMO案件は獲得できます。特に上流工程を専門に保有しているフリーランスエージェントに相談することがおすすめです。通常のIT向けエージェントでは、プログラマーやSEの求人を中心に保有していることが多く、PMO案件が見つかりにくい場合があります。フリーランスエージェントに相談すれば、自分のスキルや希望単価に合った企業を担当者が探してくれるため、案件探しの手間を省くことが可能です。

PMO案件の特徴

PMO案件には以下の3つの特徴があります。

  • 単価が高い
  • リモート案件が少ない
  • 40代、50代が活躍できる

単価が高い

PMO案件は高単価な場合が多いため、月収を上げたい人は狙いたいところです。なぜ単価が高いかというとPMOの仕事は責任が重く、PMOの力量によって会社の業績が変動する可能性があるからです。ただし、単価が高い分エンジニアとして高いスキルを持った人ではないと、案件を獲得できないこともあります

リモート案件が少ない

PMO案件はリモートで働けることが少ないです。なぜならPMOはプロジェクトメンバーの進捗を把握することが主な業務であるため、現場にいる必要があるからです。フリーランスは自宅で働くイメージが強いですが、PMOとして働く場合は出社しないといけないため注意しましょう

40代、50代が活躍できる

40代、50代の多くのベテランエンジニアの方もPMOとして活躍しています。プログラマーなどの仕事は若い人の方が有利なことが多く、40代、50代になると案件が獲得しにくくなる場合があります。ただ、PMOは全体を取りまとめる役割のため、40代、50代が活躍しやすいと言えます。

まとめ

本記事ではPMO案件について解説しました。PMOの仕事内容や必要なスキル、PMO案件の探し方などがお分かり頂けたかと思います。東京には数多くのPMO案件が存在するため、案件紹介サイトやフリーランスエージェントを利用して自分に合った案件を探しましょう。40代、50代でも案件が獲得できる可能性があるため、ベテランエンジニアの方はぜひ狙ってみてください。本記事がPMOを目指す方にとって有意義なものとなれれば幸いです。