ネットワークスペシャリストを取得するために

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ネットワークスペシャリストを取得する

ネットワークスペシャリストとは

コンピュータネットワークの技術的な専門性を有することを認定する国家試験です。ネットワークの設計担当者や管理責任者などのネットワークエンジニアの以外にインフラエンジニアも対象となっています。

そもそも独学で取得できるのか

独学で取得することは可能です。国家資格なのでそれなりに難易度は高いですが、要点などをしっかりと抑えた上で学習を行えば取得できるはずです。

独学を行うことによるメリット・デメリット

独学で勉強を行うということの最大のメリットはやはり費用がかからないということでしょう。ネットワークスペシャリスト試験においても通信講座などが開講されていますが、決して安いとは言えない受講料がかかります。しかし独学の場合は受験料とテキスト代くらいしかかからないのでかなり節約することができます。それ以外にはスケジュールを自分で組んで学習を行うことができるため、一気にやる日や全くやらない日、体調が悪い日には学習を行わないなど自由に学習を行うことができます。そのため、会社から帰ってきた後に通信講座などの準備をせずに学習を行えるというのはかなりのメリットと言えます。
デメリットは独学での学習になるため、わからない部分などをすぐに人に聞いたりできずになってしまいがちなことです。また、学習も完全に一人の場合が多いため、苦手分野などの勉強が疎かになってしまいがちになるというのがデメリットになると言えます。

独学を行う上でおすすめの勉強法

ネットワークスペシャリストの試験を独学で学ぶ上でおすすめの方法はまずある程度の学習計画を建てることが大事です。計画を立てておき、そのとおりに実施できれば試験までには最低限に必要な勉強は行うことができるからです。また、過去問から出題されることが多いので過去問を繰り返し解くというのが非常に重要となります。

ネットワークスペシャリストの試験内容

ネットワークスペシャリスト試験では、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4種類の試験が実施されます。内容を細かく説明すると
午前１：テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から出題されます。配点は1問3〜4点で、60点以上の得点で合格です。
午前２：コンピュータ構成要素、システム構成要素、ネットワーク、セキュリティ、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術から出題されます。午前Ⅱ試験の配点は、各4点×25問です。こちらも60点以上の得点で合格となります。
午後１・午後２：ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関する内容、ネットワークシステムの運用・保守に関する内容、ネットワーク技術・関連法規・標準に関する内容、ネットワークサービス活用に関する内容、ネットワーク・アプリケーション技術に関する内容配点は各問50点で、60点以上得点すれば合格です。
長文を読んだ上で語句を答えたり、論述を行う問題が主になります。

ネットワークスペシャリスト独学での勉強時間

ネットワークスペシャリストに独学で合格するためには、具体的にどのくらいの勉強時間を確保するのがよいでしょうか。人によって必要になる時間は多少は変わってきますが、基本的には１日につき2時間～は確保したほうが良いです。ネットワークスペシャリストの試験は午後の問題がマークシート形式ではなくなるので、ミスしやすいのでここの部分を重点的に勉強するためにも最低2時間は確保したほうが捗ります。

ネットワークスペシャリスト試験におすすめの参考書

ネットワーク超入門講座第4版
これから独学でネットワークスペシャリストの勉強をする方におすすめなのが、ネットワーク超入門講座です。幅広い知識がやさしく学べる参考書となっています。ネットワーク関係の実務経験が少ない方や、これから学び始めようとしている方におすすめの参考書です。
・ネスペ 27 礎 -ネットワークスペシャリストの最も詳しい過去問解説
ネットワークスペシャリスト試験に挑む多くの方が活用している参考書です。内容としては、過去問の解説となっているので、過去問を解いてみてわからない部分がある方はネスぺを活用すると良いです。初学者の方も実務経験がある方も、これはおすすめとなります。

まとめ

今回はネットワークスペシャリスト試験に独学で勉強する方法についてでした。ネットワークスペシャリストは、かなり難しい試験です。簡単に受かる試験ではありません。独学で合格を目指す方は特に、しっかりとした学習スケジュールを立て、参考書や過去問題集を活用して対策をしましょう。また、最近では試験対策に使えるアプリなども出ているので、そういったものを有効活用して勉強時間を確保することが大事です。ネットワークスペシャリストの資格を習得できれば、資格手当だけではなく、就職や転職にも自信を持ってアピールすることができますので、興味があれば是非挑戦してみてください。