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  • ビジネスマナー研修について

本記事では新入社員向けに行われているビジネスマナー研修について、ビジネスマナーとはといった内容から研修の目的、どんな内容なのかを記載していきます。

1.ビジネスマナーとは

ビジネスマナーとは、名刺交換の仕方、電話応対の仕方、上座下座、言葉遣いなどの総称のスキルのことを一般的に指します。そもそもマナーとは相手に不快感を与えないようにする心遣いのようなものであるため、ビジネスマナーも同様に、簡単に考えるとビジネス上で相手に不快感を与えないように社会人として相手を思いやり、かつ、きっちりしましょうということです。

しかしビジネスマナーの本に書いてあった通りに行動すればいいというものではありません。 初対面の相手にはきっちりマニュアル通りにやる必要があるかと思いますが、数回会って関係性ができている相手にマニュアル通りきっちりやり過ぎると逆に不快感を与えてしまうこともあります。
ビジネスマナーは本やマニュアルなどに書かれてあることが全て正しいというわけではなく、礼儀はわきまえた上でフランクに話すというのも重要です。
答えはありませんので、自分で臨機応変に対応することが必要となります。

2.ビジネスマナー研修の目的

ビジネスマナー研修の目的は大きく3つありますので、1つずつ解説していきます。

①会社イメージの向上

外部から見ると、今話している人が入社したての新人であってもベテランの社員であっても、同じ会社の顔として判断されます。その対応している人のマナーがなっていないと会社のイメージダウンにもなりかねません。
対応がいいと会社の印象も良くなりますので、自分が会社の顔だという認識を持ってお客さんと接する姿勢が大事です。

②ビジネスを円滑に進める

仕事ができる人やベテラン社員でも対応が適当だったり、マナーがなっていなかったら仕事を頼みたくなくなるような印象を与えてしまいます。1度対応が悪いと担当を変えるなどの処置を行い、また1から関係づくりをしないといけなくなるケースがあり、時間が無駄になります。 信頼をなくすのは一瞬ですので、そうならないように正しいビジネスマナーを身につける必要があります。

③顧客の満足度アップ

ビジネスマナーを学び、ただそれをマニュアル通りに行うだけでは顧客満足度は上がりません。
習ったことを応用しながら、こういうケースはどうすべきかなど常日頃考えながら行動し、相手に不快感を与えないようにしましょう。
そういった行動ができるようになると、他社から見て、「教育がしっかりできているいい会社」という良いイメージを持ってもらえます。
本人の評価が高まることで受注も増え、会社にも貢献できる人材へとなっていきます。

上記でビジネスマナー研修の主な目的を3つ挙げました。
実際は他にも、学生気分を抜き社会人になる準備をするといった目的もあります。
社会人になった以上、いつまでも学生気分でいられないことは新社会人の皆さんもわかっていることだとは思うので、今回は主な目的からは外させていただきました。

3.ビジネスマナー研修例

・座学形式

ビジネスマナー研修というとまず座学にてビジネスマナーを教わるというのが一般的です。 主に、爪、髪、服装、靴などの身だしなみ、挨拶の仕方、名刺の渡し方、言葉遣い、電話対応などを一通り学びます。
実際に相手がどういうところを見るのか、印象の良い例、悪い例など講師の先生がわかりやすく説明してくださいます。
一方的に聞くだけだと頭に入らないこともあるので、途中で問題を出されそれを回答するような形式も存在します。

・トレーニング形式

トレーニング形式は、実際に講師の先生がやっているのを見ながら一緒に練習をすることです。
実際に座学のみではわからないお辞儀の角度や所作などチェックしてもらい、どうすればいいのか教えてもらえます。
トレーニングによってビジネスマナーのポイントを頭の中で整理し覚えることができるためトレーニングも重要です。

・ロールプレイング形式

ロールプレイング形式は上記の講義で学んだ通りに実際にペアを組み相手をお客さんに見立てて練習をします。
実際にロールプレイングをやってみることで、相手にはどのようにうつっているのか確認し合うことができます。
よくロールプレイングする内容としては、名刺の受け渡し方、上座下座の確認などを行います。 初めてのロールプレイングで緊張したり、恥ずかしがったりする気持ちもわかりますが何回もやることで慣れますので、自分が相手にどのように映るのかを知る大事な機会になりますので、しっかり取り組みましょう。

まとめ

ここまでビジネスマナーとは何かからビジネスマナー研修の目的と研修例を挙げてきました。 先ほども述べたとおり、ビジネスマナーに正解はありません。
実際に実務を通しながらその場その場にあった対応をできるようになっていきましょう。
信用を失うのは一瞬ですので、今まで築き上げてきた信頼を失わないように、ビジネスマナーをしっかり学びましょう。