プログラマーで独立を目指すメリット・デメリットとは?

はじめに

近年、フリーランスとして働いている方、フリーランスを目指す方が増え、フリーランスという言葉が浸透してきています。フリーランスの働き方を選ぶ1つの理由として、会社員よりも収入アップを狙いやすい、自由な働き方を手に入れたい等が挙げられます。そんなフリーランスを目指しやすい職業としてプログラマーがあります。現在プログラマーは、人材不足により需要が高く、高収入が期待できる職業です。

今回の記事では、プログラマーが独立する為に必要な事や独立のメリット・デメリット等を詳しくご紹介します。独立して生計を立てていきたい方はぜひ参考にしてみて下さい。

プログラマーとは

プログラマーの仕事は、プログラミング言語を使い様々なシステムやソフトウェアの作成をすることです。プログラマーが作成したシステムやソフトウェアはテレビやスマートフォン、電子レンジといった私たちの身の回りの生活の中で使うものにも活用されています。多くのプログラミング言語を扱うことができれば、より多くの分野の開発に携わって仕事をする事が可能です。テストをしバグ処理をし、不備のない状態で納品するまでがプログラマーのお仕事です。

プログラマーにおすすめな資格

プログラマーが所持することで、クライアントから信用されやすくなる資格がいくつかあります。中でも、プログラミング言語に関する資格を所持していることで、クライアントの信用度がグンと上がります。プログラマーとして活動するにあたって、有利になることは間違いないでしょう。

例としてITパスポート・Oracle Certified Java Programmer・C言語プログラミング能力認定試験・Ruby技術者認定試験制度の4つがあります。中でも、ITパスポートは、経済産業省が認定している国家試験です。IT関連はもちろん試験範囲ですが、他にも企業活動、経営戦略、会計、法務等の独立してからも役に立つであろう知識を学ぶ事が出来ます。
Oracle Certified Java Programmerは、世界共通でJava関連の資格の中で最も人気のある資格です。また、C言語プログラミング能力認定試験は、C言語によるプログラミングの基礎を学ぶことが出来ます。そして、Ruby技術者認定試験制度は、Rubyの知識が全くない人でも比較的取りやすいです。プログラムを作りながら学ぶため、プログラマーに必要なスキルを身につけることができます。
時間に余裕のある人は取得しておくことで独立した際、案件を受けやすくなるでしょう。

年収

フリーランスプログラマーの平均年収は、約600万円です。企業勤めのプログラマーの平均年収は約500万円のため、独立した方が年収は高いと言えます。 フリーランスになると、企業を通さずに直接クライアントと案件の交渉を行うため、案件を受けた分だけ収入に繋がります。そのため、中には1,000万円以上の年収をもらっている方もいます。システムエンジニアの仕事内容も把握し、上流工程もこなす事が出来るプログラマーは重宝され、更に自身のキャリアアップにも繋げる事も可能です。

フリーランスプログラマーのメリット

これから、フリーランスプログラマーになる際のメリットをご紹介します。今回紹介するメリットは、「収入アップ」「経費計上」「仕事の量を管理できる」の3つの項目です。それではみていきましょう。

収入アップ

プログラマーが独立した際、年収アップが期待できます。なぜなら、独立する事で自分のスキルにあった単価で仕事をする事が出来るからです。プログラマーは専門技術職のため、元々仕事単価は高いですが、企業に長年勤めていてもなかなか給料が上がらない、スキルに見合った報酬がもらえないという事があります。独立し3倍もの収入アップを成功させたフリーランスプログラマーも数多くいます。給料が上がる事で、生活が潤い満足感も同時に得る事ができるようになるでしょう。

経費計上

フリーランスになると、確定申告を自分で行う必要があります。確定申告をする際、個人事業主としてかかる経費を、節税対策に繋げる事が可能です。フリーランスが経費としてあげる事が出来るものは、地代家賃・水道光熱費・広告宣伝費等です。経費として精算する場合、利益の割合が下がるため払わなければいけない税金も少なくなります。税金を見直すいい機会にもなるでしょう。

仕事の量を管理できる

案件をどのくらい受けるかは自分次第です。専業主婦で1日の中で数時間しか働くことができないような場合でも、数件案件を受けることで育児と仕事を両立する事もできます。少しでも多くの収入を稼ぎたいという方は、案件をたくさん受けて詰め込む事も出来ます。自分に見合った仕事の量を管理できるというところも、フリーランスプログラマーの良いところです。

フリーランスプログラマーのデメリット

フリーランスプログラマーになる際のデメリットをご紹介します。フリーランスになるにあたって、上記のようなメリットもありますが、フリーランスになるにあたってのデメリットもありますので、独立を考える際にはしっかり考慮しましょう。

収入が不安定

独立した場合、収入アップが出来る反面、毎月の収入が不安定になってしまいます。先月は50万円稼げたけれど、今月は10万円しか稼げなかったということも大いにあり得ます。また、スキルが無いまま独立してしまうと、案件を獲得できずに収入が大幅に下がってしまうことがあります。また、スキルだけがあっても信頼や実績がなければ、仕事はもらう事は困難です。収入が不安定になっても良いように、独立する際は十分な資金を蓄えておくべきでしょう。

必要なスキル

クライアントごとに使用するプログラミング言語が異なるため、様々な場面に対応できる言語を扱える事が大切です。そして、案件に必要なプログラミング言語が1つとも限りません。自分の兼ね備えているプログラミング能力を証明できる資格もいくつかあるため、証明できるよう資格を取得し案件獲得にもスキルアップにも繋げましょう。

独立時の注意すべき点

フリーランスとして独立をすると社会的信用度が低くなってしまう可能性があります。会社に所属していない為、収入が安定していないとカード会社やローン会社に判断され、クレジットカードが作れない、ローンが組めないという事態に陥ります。独立をする前に済ませておくことが、1番良い方法です。

独立する為に必要な事

独立する為にとても大切なものは「人脈」です。独立した当初は、名も知られておらずスキルも信用も無いため、案件を獲得する事は非常に難しいです。しかし、会社員時代の知り合いのクライアントや、勉強会を通して知り合った同業者の繋がりがあるととても心強いです。独立した後も、企業で働いてた時の人脈は必要になっていきます。

まとめ

フリーランスプログラマーとして独立をすることで収入アップや節税ができる、比較的自由に働くことができる等のメリットがあります。フリーランスとしてSNSで発信をしている方を見るとキラキラした世界が羨ましく、独立したい欲に駆り立てられることもあります。しかし、デメリットや注意が必要なポイントもあるため、それらを考慮してから独立をするようにしましょう。

また、フリーランスプログラマーとして活躍する為にはIT業界の流れに乗り、常に勉強する意欲を持つ事が大切です。新しい知識やスキルを習得する事がプログラマー生命にも繋がります。常に新しい情報にアンテナを立て、向上心がある方はぜひフリーランスプログラマーを目指してみて下さい。