エンジニアが長時間労働になる理由について
IT業界で働くエンジニアは長時間労働であるという印象をお持ちの方は多いはずです。
もちろん全ての現場において長時間労働を強いられるという訳ではありませんが、他業種と比較すると残業が多く、拘束時間が長いのは事実と言えます。
ここでは、
エンジニアが長時間労働になってしまう理由について解説させていただきます。
ポイントを3つに絞り紹介させていただきますので、参考にしてみてください。
納期が厳しい
エンジニアが長時間労働になる理由の一点目が納期が厳しいという点です。
ITエンジニアの場合、「納期」という一定の期間までに納品しなくてはいけないスケジュールが定められております。
納期が遅れてしまうことで損害賠償などの大きなトラブルに繋がるケースもあるためエンジニアは納期に間に合わせることを何よりも重視して働きます。
また、納期やスケジュールに遅れてしまうことはエンジニアとしての信頼や価値を下げてしまいます。
そのような理由から、納期遅延を起こしそうな時は残業をしてリカバリーする事がIT業界では常識となっております。
そもそもIT業界では、受注した時点で残業を前提にしているプロジェクトも多いため、エンジニアの長時間労働というのは、今後も改善されることはない問題といえるでしょう。
仕事を押し付けられる
エンジニアが長時間労働になる理由の二点目が仕事を押し付けられるという点です。
ITエンジニアの開発現場は一人でなく、複数人でチームを組み作業にあたります。
そのため自分の作業が完了していてもチームの作業が遅延している場合、別のエンジニアの作業を行わなくてはなりません。
特に作業スピードが早く優秀なエンジニアほど周りから頼りにされてしまうため、残業をしなくてはいけないという状況が起こりがちです。
派遣先で働くことが多い
エンジニアが長時間労働になる理由の三点目が派遣先で働くことが多いという点です。
派遣先で働くことによるデメリットは、「過剰な作業量を依頼されるケースが多いこと」「立場的に仕事を依頼されると断りにくいこと」です。
特に客先常駐という形態で働くエンジニアの場合、派遣先からの扱いが悪く劣悪な環境であることが有名です。
また、プロジェクトが炎上中もしくはリソースが圧倒的に足りてないなど大きな問題を抱えている現場が非常に多いため
どうしてもエンジニアの労働時間が上がりがちであるという特徴もありますので注意が必要です。
以上がエンジニアが長時間労働になりがちな理由です。
エンジニアが長時間労働を避けるための方法について
次に
エンジニアが長時間労働を避けるための方法について説明させていただきます。
すでにご説明させていただいたように、エンジニアの職場環境は長時間労働になりやすい条件が揃っているのは事実です。
「プライベートを充実させたい」「残業をしたくない」と考えているエンジニアの場合、意識的に
そのような環境で働くことを避ける、もしくは仕事の取り組み方を改善して負荷を下げるなどの工夫が必要となってきます。
ここではエンジニアが長時間労働を避けるための方法について具体的に4つの方法を紹介させていただきますので、是非参考にしてみてください。
ホワイト企業に転職する
エンジニアが長時間労働を避けるための方法の一点目がホワイト企業に転職することです。
ホワイト企業の定義は残業が少ないこともそうですが、人間関係が良好であることや給料が高いことも条件の一つです。
ブラック企業では、エンジニアを使い捨ての道具や金儲けのための駒のように扱い考える企業が多く存在します。
そのような企業に入社してしまうと長時間労働だけでなく、様々なストレスにより健康を害してしまうリスクをエンジニアが負うことになります。
また、ホワイト企業に転職することに対してのハードルを高く感じてしまう人がいるかもしれません。
たしかにホワイト企業はブラック企業と比較すると競争率が高い傾向にありますが、そこまで苦手意識を持つ必要はありません。
コツコツとスキルを高め、市場価値をあげていき地道な転職活動を行うことで間違いなくよりよい環境で働くことはできるはずです。
社内SEになる
エンジニアが長時間労働を避けるための方法の二点目が社内SEになることです。
社内SEは自社内の様々な課題を解決するためにシステムの設計・構築・保守などを全般的に手掛けることがメインの業務です。
社内SEの特徴はSlerや受託開発の企業で働く環境と比較すると納期が緩やかなことです。
また、相手が自社の社員であるためそこまで無茶なことを言われることも少ないためストレスも低いです。
このような事情もあり社内SEは比較的残業が少ない現場が多く、長時間労働を避けワークライフバランスをとりたいエンジニアと相性が良い働き方と言えます。
チーム全体で効率化に取り組む
エンジニアが長時間労働を避けるための方法の三点目がチーム全体で効率化に取り組むことです。
現場で高稼働が蔓延している場合、チーム全体の業務効率が悪いことが原因ということが
多々あります。
業務フローを一から見直し改善することが長時間労働を回避することが可能になるケースもあります。
もちろんプロジェクトが遅延し高稼働となっている現場の場合、原因が複数にわたることがほとんどです。
自分の近くのメンバーや自分の作業を効率化することから始め、少しずつ意識を変え改善を加えることで、
現場環境がよくなるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エンジニアが長時間労働になる理由と長時間労働を避けるための方法について説明させていただきましたので、参考になる部分がございましたら幸いです。