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セキュリティーエンジニアとは

昨今では外部からのサイバー攻撃の手法が高度化していることもあり、個人情報や企業データなど資産となる情報を守るための対策は全ての企業において必須と言えるほど重要性を増してきました。 これはIT技術の発展とともに、情報そのものが資産を持ちそれを防衛することの意味がより重要になっていることが背景にあります。 このような時代背景もあり、サイバー攻撃を企業から防衛することやセキュリティーリスクを回避するための技術者の需要が高まり、専門的な技術者を雇用する企業が増えてきました。 こういった仕事を専門に行うのがセキュリティーエンジニアと呼ばれる職種であり、サイバー攻撃や情報セキュリティを専門に扱う技術者となります。 IT化が進む現代において企業は様々な外部環境に対してアクセスし情報を取得することができる一方で外部から標的にされやすく、リテラシーの低い企業や社員は大きな損害を受ける可能性が高まっております。 このように高度化が進むIT環境においてセキュリティーエンジニアは企業をセキュリティー面から様々な方法で防衛するという非常に重要な役割をもつなのです。

日本政府とセキュリティー

このような情勢を踏まえセキュリティー対策の必要性と意識が高まっているのは民間企業だけに限ったことではありません。 日本政府も様々なセキュリティー対策を行っており、サイバー攻撃対策部隊の強化を行うことなど 国家情報防衛のために様々なアクションを起こしております。 具体例を紹介させていただきますと、防衛省は2019年にサイバーセキュリティー分野において民間人から優秀な技術者募集のためのコンテストを行い 広く技術者を募集いたしました。これは軍事面においてもセキュリティーの取り扱いの重要度が増してきたことの証とも言えます。 また、内閣サイバーセキュリティセンター(前身が内閣官房情報セキュリティ対策推進室)はITにおける情報セキュリティを中心に対策している機関となりますが、 頻繁に会合や戦略会議を行っており常に最新のサイバー対策に対する知識やノウハウをアップデートし戦略的にセキュリティー情報に対して取り組んでおります。

セキュリティーエンジニアの仕事内容について

セキュリティーエンジニアの仕事内容について説明させていただきます。 セキュリティーエンジニアという職種の業務領域は広く企業により業務内容は大きく異なります。 その理由の一つが企業の抱えている問題や課題は一つではなく様々なパターンがあることが理由です。 また、セキュリティエンジニアがどのような立ち位置や肩書・ポディションでプロジェクトに関与するのかという点によっても大きく作業内容が異なります。 ここでは、セキュリティーエンジニアの仕事内容の代表的な内容を5つほど紹介させていただきますので、 是非参考にしてみてください。

システムの調査・分析

セキュリティーエンジニアの仕事内容の一点目がシステムの調査や分析になります。 現行システムの課題や問題点を把握し、それに関するデータを集め分析を行うことがセキュリティーエンジニアの仕事内容の一つです。 システムのセキュリティーリスクについては社員レベルでは解決できない問題も多いため、 システム全体を把握し専門的な知見のあるセキュリティーエンジニアが行うことでより高度なセキュリティー対策を実現することが可能になります。 大規模なシステムの場合、セキュリティーエンジニアが複数名でチームを結成し調査だけで時間を要するケースもあります。

システムの提案・導入

セキュリティーエンジニアの仕事内容の二点目がシステムの提案・導入になります。 現行のシステムの課題や問題を解決するためのシステムの提案や導入を行います。 システム導入することのメリットや同業他社の事例などを踏まえ経営層に提案を行うことや 実際に導入までのスケジュールや予算計画を行います。 セキュリティーエンジニアが必要な現場においてはプロジェクトの規模が大きいことから 大きな予算が動くケースも大ため、より正確な情報集や提案力がセキュリティーエンジニアに求められます。

システムの設計・構築

セキュリティーエンジニアの仕事内容の三点目がシステム設計・構築になります。 セキュリティーエンジニアがセキュリティーを考慮したインフラシステムの設計や構築に 携わるケースも決して少なくありません。 大規模プロジェクトになると実際の作業はベンダーや外部の下請け企業に発注するケースがほとんどですが、 セキュリティーエンジニアとしては実際にセキュリティーを考慮したシステムの設計や構築など幅広い知識が必要になってくるとは間違いありません。

システムの運用・保守

セキュリティーエンジニアの仕事内容の四点目がシステムの運用・保守になります。 稼働しているシステムの運用保守もセキュリティーエンジニアとして重要な仕事になります。 システム障害や外部からのサイバー攻撃に対しての対策・対応・調査などを専門的な知識を 生かして行うこともセキュリティーエンジニアの役割となります。

セキュリティ教育

セキュリティーエンジニアの仕事内容の四点目がセキュリティ教育です。 システムを利用する社員のセキュリティー意識が低いと思わぬトラブルに繋がります。 セキュリティーエンジニアがセキュリティー教育を行うことで社員の意識改善を行い、 トラブルになるリスクを回避できるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? セキュリティーエンジニアの仕事内容について詳しく解説させていただきましたので参考にしていただけましたら幸いです。