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  • CMSとは?詳しく解説させていただき

CMSの概要について

ここでは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)について説明させていただきます。 現在のトレンドとして、DX(デジタルインフォメーション)やビッグデータやAIなどが様々なところで報道されておりますが、 それらを活用するのは一人一人のリテラシーが大きく影響してきますので、より効率的にビジネスに活用するためにはITに関する基礎的な知識を保有しておくことをおすすめします。 何故なら幅広い知識を身につけておくことで新しいテクノロジーの理解やツールの重要性も深く理解できますので、様々な局面でより柔軟な判断や最適な行動をとることができる確率が高まるからです。
CMSはContents Management Systemの頭文字をとった略称であり、 読み方についてはそのままシエームエスと呼ばれることが一般的です。 CMSという言葉が頻繁に利用されるのはWeb制作やWebマーケティング業界が多く、IT企業や事務系の職種においてもWebサイトに関連する業務を担当するビジネスマンの場合は関わる機会も多くなります。

さて、CMSはそもそも何か?といったことについて説明させていただきます。 Webサイトを制作するために必要な知識としてHTMLやCSSであることは知られておりますが、 ただし一からそれらを学ぶことは非常に手間がかかります。 特にビジネスで利用するためのレベルまで知識を習得することは容易ではありませんので、一般的なユーザーにとって敷居が高いと言えます。 そこで登場したのがCMSです。 CMSは専門的な知識がなくともテキストや画像を入力するだけでWebサイトの制作・更新が実行できるシステムです。 CMSにおいては、すでに用意されたテンプレートがありますので、それに従しブログのように簡単な操作を行うだけで 機能性に優れたサイトを制作することができます。 また、CMSの基盤となるテンプレートは高度な知識を有する専門家が作成しているため、 高機能でありかつデザイン性に優れているケースがほとんどです。 CMSが登場する前は、専門的なWebサイトを作成するためには自己学習を行うか外部のWeb制作会社などに 発注を行う必要がありました。 ところがCMSを導入することで安価な金額でWebサイトを制作することが可能になり、一般ユーザーにとってWebサイト制作の敷居が大きく下がりました。
CMSの特徴をいくつか説明させていただきます。 CMSの特徴の一つがプラグイン機能といってWebサイトに様々な機能を追加するツールとなります。 プラグイン機能によってユーザーがセキュリティー対策を行うことやデザインをカスタイマイズしたり多くの機能を実現することが可能となります。 また、CMSを使うとWeb制作が容易なことから小規模なサイト作成やスモールスタートでビジネスを始める際に相性が良い点も 特徴と言えます。もちろんビジネス以外の用途で個人の方が趣味でWebサイトを制作する事にも適しております。 以上がCMSの概要についての簡単な説明とさせていただきます。 CMSについて詳しく解説させていただきますので、是非参考にしていただけましたら幸いです。

CMSの特徴について

CMSの特徴について説明させていただきます。 ポイントを絞り紹介させていただきますので、参考にしていただけましたら幸いです。

htmlの知識が不要

CMSの特徴の一点目がhtmlの知識が不要ということです。 Web制作を専門としている専門家がHTMLを理解しているのは当然ですが、 一般的にはHTMLを理解していない方のほうが圧倒的に多いのは間違いなく、 そういったユーザーでも簡単にWebサイトを制作できる点は非常に大きなメリットとなります。 例えばWebサイトは専門の業者に制作してもらい、CMSを導入して更新作業だけは ユーザーが実行するというような運用方法も可能です。 このようにユーザーの知識やそれぞれの状況によって様々な運用方法ができる点も魅力と言えるでしょう。

プラグイン機能

CMSの特徴の二点目がプラグイン機能です。 プラグイン機能を導入することでWebサイトに対して新しい機能を追加することが可能となります。 多くのプラグイン機能は無料で公開されておりますので、インストールを行い設定を有効にするだけで すぐに利用することが可能です。 代表的なプラグインとしては、セキュリティー対策を実行する機能・Webサイトの高速化を行う機能・ アクセス解析機能などが有名です。 他にもお問い合わせフォームを設置する機能やバックアップ機能を持ったプラグインもありますので 目的によって使い分けるようにしましょう。 プラグインを導入する際の注意点としてはCMSの環境やテーマとの相性が 悪い場合もあるということです。事前にCMSの公式サイトなどを確認してから 導入すると安全性が高いため、事前に確認を行うことをおすすめします。

デザイン性が高い

CMSの特徴の三点目がデザイン性が高いこととなります。 もちろんこれはどういったCMSを選択するのか?という点や そのテーマやテンプレートにより異なる部分ではありますが、基本的に近年のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のデザインは デザイナーがしっかりと作りこんでいるためデザイン性に優れていることがほとんどです。 ユーザーにとってデザイン性の高さはそれだけで魅力になりますので、差別化を図る意味でも CMSの設計の段階でユーザビリティーが強く意識されているというのがその背景にあります。

SEO対策

CMSの特徴の四点目がSEO対策が完備されているという点となります。 SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンに最適化し、検索結果で上位を狙うことを指します。 Websサイトをビジネスで利用する場合、多くのカスタマーに対してサービスを認識してもらう必要がありますのでSEO対策は非常に重要な役割を担います。 特に最近においてはWebからの集客を狙わない業種のほうが珍しいため、WebマーケティングとSEO対策は切っても切れない関係にあると言えるでしょう。 SEO対策は内部対策と外部対策が存在しますが、CMSの場合は内部対策において注力していることがほとんどです。 内部対策に対する考え方は専門家によって若干異なる部分はありますが適切なマークアップやサイト構造やサイトの表示速度などが重要となるポイントです。 個人の方が一からWebサイトを制作する際にこういったポイントを抑えながら高い水準でサイト構築するのは非常に難易度が高いため、 初期の段階でしっかりとSEO対策が考慮されているCMSを利用するメリットは大きいと言えるでしょう。

複数人で管理

CMSの特徴の五点目が複数人で管理可能ということです。 CMSではアカウントにページの編集・承認権限を割り当てることが可能となるため、複数人でWebサイトを管理する際に便利となります。 特に大規模サイトの運営をする際には、適切な権限割り当てを行うことでよりスムーズな運営が可能となります。 また、飲食店や店舗型のビジネスを運営しているケースであれば、CMSを導入してWebサイトは専門業者が運営を行い、ページの更新部分のみ担当者が行うというような分業制を行うことが可能となります。 ユーザーの業態や知識によって様々な活用を行うことができる点はCMSの大きなメリットの一つと言えるでしょう。

スピード感

CMSの特徴の五点目がスピード感のあるWeb制作を行うことができる点となります。 Web制作を外注するとなると、見積もりからミーティングを経てそれから制作に取り掛かるため時間がかかってしまうという デメリットがあります。 もちろんサイトコンセプトを明確にし認識齟齬がないように慎重に進めることは重要となりますが、 一日も早くWebサイトを立ち上げたいケースやスモールスタートでテスト的にWebサイトを構築したい場合には 時間がかかってしまうのは大きなリスクと言えるでしょう。 CMSを導入することでその日のうちにサービスをスタートできるスピード感は ビジネスを行うユーザーにとっては大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

マルチデバイス

CMSの特徴の六点目がマルチデバイスであるという点です。 Webサイトに必要なテキストデータや画像などのデータを入力すれば、 CMSによってPC用サイトとスマホ用サイトを作成し表示することが可能であるため、ユーザーは専門的な知識などが不要でマルチデバイス対応のサイトを制作することが可能となります。 また、PC用サイトとスマホ用サイトに対して個別で様々な設定を行うことが可能ですので(ヘッダーやフッターやサイドバーのメニューなど) サイト閲覧者にとって機能性の高いサイトを構築することができます。

CMSの種類について

CMSの種類について説明させていただきます。 CMSは「オープンソース型」「商用パッケージ型」「フルスクラッチ型」 に分類されます。呼び方については各企業により様々ですが、ユーザーはWebサイトを制作する目的に応じて CMSを選択するといいでしょう。 それぞれの特徴について解説させていただきます。

オープンソース型

CMSの種類の一点目がオープンソース型となります。 オープンソース型のCMSは設計されているソースコードが 一般的に公開されているケースで、無料や安く購入できることが多いことが特徴となります。 基本的なデザインやテンプレートは構築されておりますので、必要な機能やページを外注に発注して Webサイトを完成させることや自身でカスタマイズするなど柔軟な活用方法を選択することが可能です。 また、自身でカスタマイズする際にはHTMLやCSSとプログラミングの知識が必須となります。 オープンソース型のCMSは様々な種類が準備されておりますが プログラムの不具合や脆弱性に関してのリスクもありますので、しっかりと選定を行うことや バージョンアップを行いリスク回避を行うことも重要となります。

商用パッケージ型

CMSの種類の二点目が商用パッケージ型となります。 企業が管理販売しているCMSのため、 初期費用やライセンス料や管理費用などのコストがかかるケースがほとんどです。 製品ごとに特徴や機能、得意としている領域など様々となりますので ユーザーが必要としている機能が搭載されている場合はパフォーマンスを発揮します。 また、商用パッケージは個人でなく法人向けのCMSとなるため 比較的大規模なWebサイトに導入されることが多いです。 また、高機能であることやセキュリティーにも配慮されたパッケージでることがほとんどとなります。

フルスクラッチ型

CMSの種類の三点目がフルスクラッチ型となります。 これは必要な機能を一から作り上げて自社サイトに組み込む形のCMSとなります。 例えば不動産の物件サイトや人材会社の求人情報サイトの場合、 規模が大規模であるため、様々な面に考慮する必要があります。 また、ユーザーの求めている機能も複数に及ぶことから既存のCMSではカバーできないことがあります。 このような場合はフルスクラッチでWebサイトを構築したほうが効率がいいケースも少なくありません。 フルスクラッチ型の場合、サイト設計や各機能を連携させユーザビリティーの高いサイトを構築できる 一方で工数がかかってしまい高コストになるというデメリットもあります。 そのため、フルスクラッチ型を導入する場合はWebの専門的な知識のある方がどういった方法でWebサイトを構築するのかという点についてしっかりと戦略を立てる必要があります。

WordPressについて

CMSの代表例としてWordPressを紹介させていただきます。 WordPressは2003年に初版がリリースされ、それ以来アップデートを重ね2021年の現在では、世界のWebサイトの1/4がWordPressで構築されていると言われるほどの爆発的な普及を見せました。 WordPressがここまで人気になった理由について説明させていただきますので、参考にしてみてください。

無料

WordPressが人気を集める理由の一点目が無料であることです。 CMSの歴史を振り返ると多くのサービスが提供されてきました。 これはWeb制作の歴史ともリンクしますが、インターネット黎明期にはWebサイトを構築するのに 非常に大きな予算が必要でした。 その後CMSが登場することで、手軽に多くのユーザーがWebサイトを制作することが可能となりました。 ただしCMSの導入には初期費用がかかるケースや、ライセンス料もしくは月額利用料金といった形で費用が発生するため、Webサイトをビジネスに活用する層には導入が進む一方でライトな層に対してのアプローチは完全とはいえませんでした。 そこで登場したのがWordPressとなります。 WordPressはオープンソースであり無料で利用できる点が従来のCMSと異なる点であり、高品質なサービスを無料で利用できるということで爆発的な普及をみせました。

デザイン

WordPressが人気を集める理由の二点目がデザインのテンプレートが豊富な点となります。 WordPressがデフォルトで提供しているデザインテンプレートもブログや簡単なWebサイトを制作するには 充分なデザインでありますし、それ以外でも無料で美しいデザインのテンプレートを 選択することが可能となります。 また、HTMLやCSSもしくはデザインの知識があればテンプレートをさらに自分好みにカスタマイズすることができるのです。 知識がないユーザーであってもヘッダーに画像を張り付けることやテーマに付随するデザインなどを選ぶことで 自分好みのデザインを実現することができます。 これもCMSの中でWordPressが非常に大きな人気を獲得した理由となります。

ブログ

WordPressが人気を集める理由の三点目がブログの人気となります。 従来のCMSはビジネスの用途に利用されることが多かったのですが、 WordPressは個人のユーザーのブログや情報発信のためのツールとしても非常に相性が良い点があげられます。 日本国内においても一次的にブログは非常に人気となり世界的にもブログのニーズは非常に高いことは 間違いありません。 WordPressはブログライクなWebサイトをブログ運営会社やプラットフォームに依存することなく制作することができ、かつ高機能やデザインを実装することができたという点も大きな人気を獲得した要因と言えるでしょう。

CMSに関する資格について

CMS全般のみを専門的に問う資格は少ないため、 ここではWordPressに関する資格について説明させていただきます。 それがKUSANAGI for WordPress認定試験です。 KUSANAGI for WordPress認定試験ではWordPressの原理と仕組み、高速化のノウハウ及びKUSANAGI 模擬問題解説動画が出題内容となります。 プライム・ストラテジー株式会社の出版している「詳解 WordPress」を教材としております。 基本的な WordPressに関する知識を学習することが可能となります。 KUSANAGIは高速化のためのプラットフォームであり、WordPressにおいては 高速化に関する知識が必須となりますので、このあたりの知識を保有することで クライアントからの信頼を獲得することが可能であり実務にも役立ちます。 「詳解 WordPress」の内容は以下から出題されます。 1章のWordPressの概要からは3問が出題され、内容は「1.1 本書の目的」「1.2 本書の対象者」「1.3 「Hello world!」を表示しよう」「1.4 インプットとアウトプットで考えるWordPress」となります。
2章のWordPressの構造からは13問が出題され、内容は「2.1 WordPressの実行領域」「2.2 WordPressの構成要素」「2.3 WordPressのファイルおよびディレクトリ構成」「2.4 WordPressコア」「2.5 wp-config.php」 「2.6 プラグイン」「2.7 テーマ」「 2.8 アップロードデータ」「2.9 データベースとWordPressの主要概念」「2.10 データベースと管理画面」となります。
3章のWordPressの実行プロセスからは6問が出題され、内容は「3.1 WordPressクエリ」「3.2 パーマリンクとリライトルール」「3.3 Webサイト表示の実行プロセス」「3.4 管理画面の実行プロセス」となります。
4章のプラグイン開発とテーマ開発からは5問が出題され、内容は「4.1 サンプルサイトの要件」「4.2 Twenty Fifteenの子テーマの準備」「4.3 新規ユーザーをサインナップできるようにする」 「4.4 ユーザーロールspecialの作成」 「4.5 投稿タイプspecialおよびタクソノミーspecial_tagの作成」 「4.6 ウィジェットの作成」「4.7 プラグイン設定ページの作成」 「4.8 プラグイン無効化時の処理 」「4.9 テーマを完成させる」となります。
5章のセキュリティとテーマ開発からは4問が出題され、内容は「5.1 WordPressのセキュリティ対策」「5.2 管理画面」「5.3 サニタイズ」「5.4 HTTPヘッダ」「5.5 アクセス制限」となります。
6章のスケーラビリティとパフォーマンスからは4問が出題され、内容は「6.1 WordPressのスケーラビリティ」「6.2 WordPressのパフォーマンス」「6.3 WordPressのボトルネックを発見する」となります。
追加のKUSANAGIからは5問が出題され、内容は「KUSANAGI概要」「KUSANAGI構築」「KUSANAGI運用」 となります。 以上がCMSに関する資格についての説明となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?CMSについて詳しく解説させていただきましたので、参考にしていただけましたら幸いです。



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