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  • Monacaとは?詳しく解説させてい

Monacaの概要

ここでは、Monacaというローコードのサービスについて詳しく解説させていただきます。 近年ではローコードという言葉が大変注目を浴びており、ローコードのサービスは世界的なトレンドといってもいいでしょう。 実際に世界的な大企業においてもローコードサービスの導入実績は豊富であり、業務効率の改善に役立っていることが様々なデータにより明らかになっております。 ローコードを提供する開発ベンダーもローコード市場は大きなマーケットと認識して様々なサービスやテクノロジーが投入されております。 ローコードとは従来のように高度なプログラミング知識がなくともアプリケーションを開発する技術やそのプラットフォームを指します。 GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)による直感的な操作により、簡単なコーディング作業もしくは事前に準備されたコーポネントを 組みあわせるだけでアプリケーションの開発が実行できる点が特徴となります。 また、ローコードに近い近しい言葉としてノーコードという言葉があり、ノーコードはプログラミングの知識やコーディングの知識が不要でアプリケーションの開発を行うことができる点が特徴となります。 ローコードもしくはノーコードとして有名なサービスではMicrosoft社のPowerAppsなどがあります。 Power Appsは「Microsoft Power Platform」のクラウドサービスの中の一つであり、PowerPointやExcelを操作する際と同様の簡単な操作でアプリケーション開発を行うことが可能となり、 ローコード開発サービスにおいて代表的なツールの一つと言えます。 ローコードもしくはノーコードのメリットとして非エンジニアであっても高機能をもったアプリケーションを作成できるという点であり、従来のように専門的なエンジニア体制構築による開発と異なり、開発工程における工数や予算を削減することができるという点となります。 また、従来のアプリケーションと異なり非エンジニアである業務担当者自身がカスタマイズすることも可能となるため、より業務にとって重要な機能を実装できるため大幅に業務効率があがるという点があります。 Monacaはローコードのアプリ開発プラットフォームであり、 HTML5、JavaScriptなどのWeb標準言語でiOS、Android、PC向けのアプリケーションを同時に開発することができるという特徴をもっております。 エンジニアの方であればクロスプラットフォーム、もしくはマルチプラットフォームという言葉を聞かれたことがある方もいると思いますが、基本的にはソフトウェアは動作させる環境を想定して、その環境にあわせて開発を行います。 ただしクロスプラットフォームやマルチプラットフォームの技術を使うことで統一した言語で開発を行うことができます。 有名なサービスとしてUnityなどがあります。 MonacaはHTML5、JavaScriptなどのWeb標準言語でiOS、Android、PC向けのアプリケーションを同時に開発する点とローコードならではの環境構築不要、高機能な開発エディタ、プラグイン提供などでアプリケーションの支援を強力に支援します。 Monacaは金融機関への導入実績も豊富で、現在30万人ほどのユーザーを持つプラットフォームとしても知られております。 また、教育機関における情報教育を通じて中高生の未来を拓くプログラミング教育サー ビスであるMonaca Educationも展開しております。 以上が簡単ではありますが、Monacaの概要についての説明となります。 ここでは、Monacaについて掘り下げて説明させていただきますので参考にしていただけましたら幸いです。

Monacaの特徴について

Monacaの特徴について説明させていただきます。 ポイントを絞り紹介させていただきますので、是非参考にしてみてください。

ローコード

Monacaの特徴の一点目がローコードで開発を行えることです。 従来であればiOS、Android、WEBの対応しているアプリケーションを開発する場合 それぞれに専門のプログラミング言語を理解しているエンジニアが必要となります。 仮にそれらの知識がないエンジニアが開発を行う場合、学習コストや品質や開発スピードの面で 課題が生まれてしまうのは明らかです。 MonacaはHTML5、JavaScriptなどのWeb標準言語で開発を行うことができるため エンジニアであれば容易に対応することができますし、非エンジニアが利用する際にも 学習コストは低いと言えるでしょう。 また、これによりアプリケーションの仕様などを柔軟に変化されることができるため、ユーザーの満足度を高めることも可能となります。

環境構築

Monacaの特徴の二点目が環境構築です。 MonacaであればiOS、Android、WEB開発のための環境構築を行う手間がかからず、 ブラウザやコマンドラインツールを通じてクラウド環境にアクセスするだけで すぐに開発に取り掛かることが可能です。

デバック

Monacaの特徴の三点目がデバックです。 Monacaを利用することでエディタで保存したソースコードは Monacaデバッガーで即時にモバイル端末上に反映し、すぐに実機で動作確認を行えるので、アプリの開発効率が格段に上がります。 まるでワードプレスのエディタのように画面を確認しながら簡単に開発を行うことができます。

プラグイン

Monacaの特徴の四点目がプラグインです。 Monacaでは独自に様々なプラグインが準備されております。 開発や運用を支援するプラグインだけでなく、セキュリティー対策のプラグイン(アプリロジック暗号化プラグインやセキュアストレージプラグイン) など高機能で豊富なプラグインを準備しユーザーを強力にバックアップします。

UI

Monacaの特徴の五点目がUIです。 Monacaに標準搭載されているUIライブラリOnsen UIを導入することで、 簡単にiOS、AndroidのUIコンポーネントや画面遷移を実装することができます。 モバイルアプリに特化したパフォーマンスに優れたUIを実現することが可能となります。

Monaca Educationについて

Monaca Educationについて説明させていただきます。 Monaca Educationは中高生向けのプログラミング教育サービスであり、 生徒はスマホアプリを作りながらプログラミングの基礎学習を学習することができるプラットフォームです。 Monaca Educationは、和歌山県への県立高校へ一括導入している他、多くの教育機関で導入実績があり 現在1,000以上の教育機関が導入を行っております。 Monaca Educationはプログラミングを学ぶきっかけを与えるためのツールとして様々な形で 授業に導入されております。 例えば全く初めてプログラミングを学習する生徒向けにぷよぷよプログラミング等を通じて、 プログラミングで何ができるのかを Monaca Educationを通じて体験してもらう方法があります。 また、もう少し高度な内容としてテキストに沿ってプログラミングの基礎の学習を行う内容があります。 簡単なスマホアプリの制作を通じて、基本構文(条件分岐や繰り返し)や変数、関数、配列などのプログラミングの基礎を学ぶこともできます。 さらに応用編としてサンプルのプログラムの改修や生徒が企画してアプリケーションを作るまで授業時間に応じて 様々な形でカスタマイズし生徒のレベルアップの支援を行うことができます。 以上が簡単ではありますがMonaca Educationについての説明とさせていただきます。

Monaca Educationの特徴

次にMonaca Educationの特徴について簡単に紹介させていただきます。 Monaca Educationの特徴が豊富な導入実績となります。 すでに説明させたいただいたように、Monacaは現在1,000以上の教育機関が導入を行っております。 例えば和歌山県教育委員会ではきのくにICT教育プログラムで県内一斉にプログラミング教育を必修化を行い、Monaca Educationの導入を決定しております。 教科書のコードを写すだけではなく、生徒が自分で考えアプリを作るプログラミング授業であったり 地域の課題解決のためのアプリをつくことであったり単なる授業の枠を超え、考える力や積極的に取り組む姿勢や課題解決といったビジネスや生き方に直結するような 能力を培うことができるのではないでしょうか。 また、プログラミングの印象は難しくハードルが高いということが一般的ですが Monaca Educationを導入することで取っつきやすく意外と簡単にアプリケーションを作成できる点において 大きな評価を獲得しているようです。 また、楽しみながら生徒が学習できる点や教える側の先生をサポートする仕組みができている点も大きな特徴と言えるのではないでしょうか。 直近では2022年度「高等学校学習指導要領」の施行で必履修化となる「情報Ⅰ」に関連して Monaca Education上でJavaScriptのプログラミングの実習するためのサポートページを提供してきましたが、 教科書掲載のサンプルコードをワンクリックで「Monaca Education」に取り込むことで「コードの確認、改変、動作確認、デバッグ」が可能になるというリリースがありました。 これによって生徒の学習効率が上がり先生の負荷が下がるため、多くのユーザーがMonaca Educationをさらに便利に活用することができるようになるでしょう。

Monaca Educationの料金について

Monaca Educationは、学習内容やダウンロード教材の内容によって料金プランが設定されていて 「エントリー」「ベーシック」「スタンダード」の中から選択することが可能です。それぞれ詳しく解説させていただきます。
まず、Monaca Education「エントリー」の料金について説明させていただきます。「エントリー」は無料で利用することが可能であり、学習目的はプログラミング体験や教科書に沿った実習という内容に設定されております。想定のコマ数は3となっております。 Monaca Educationの教材を利用しておみくじ、ブロック崩し、ぷよぷよプログラミングなどを経験することができるため、全くプログラミング未経験の生徒に興味をもってもらうためのきっかけ作りに最適なプランと言えるでしょう。
次にMonaca Education「ベーシック」の料金について説明させていただきます。「ベーシック」の料金は990円となっており単年度での期間で契約を行うことが可能です。情報デザインとプログラミング基礎を身につけることが学習目的です。想定コマ数は4~15となります。
最後にMonaca Education「スタンダード」の料金について説明させていただきます。「スタンダード」の料金は3,300円となっております。期間は在学中(最大3年間)で、想定コマ数は8~35となっております。

Monacaの導入実績について

Monacaは大手企業をはじめとして多くの企業に導入の実績があります。 金融機関や教育機関や公益法人などへの導入実績も多数あることが特徴です。 Monacaは国産のローコードプラットフォームとして有名で、サポートを日本語で受けることができる点も安心感に繋がり導入を決定する組織も少なくありません。 特に組織内にエンジニアがいないケースや少ないケースの場合、しっかりと サポートを受けることができるMonacaは心強いでしょう。
Monacaの導入実績として日本将棋連盟の事例を紹介させていただきます。 日本将棋連盟において、以前は公式戦の棋譜を手書きで棋譜用紙に記録をしていました。 棋譜入力を行う「棋譜記録アプリ」と対局者が時間を確認する「対局時計アプリ」を Monacaで構築したところ、これがユーザーからの高い評価を獲得しました。 「棋譜記録アプリ」では従来手書きで行っていた棋譜をより効率的に正確に棋譜を記録するために アプリ化したことで記録係の作業を効率化できました。 それだけではなく、ユーザーがアプリを通じてリアルタイムで棋譜を確認することで外出中や空き時間に対局の状況を確認することができ、満足度向上に繋がりました。 日本将棋連盟にはエンジニアがおらず、従来は外部関係者へ開発委託をし、対局のライブ中継アプリなどを提供しておりました。 Monacaを導入することでエンジニアでなくとも簡単な学習でアプリを作ることができユーザーの満足度を上げることができますので、低コストで大きなメリットがある導入実績として参考になるケーススタディではないでしょうか。 また、エンジニアでなくとも簡単にアプリを作ることができますので、簡易なアプリを作成したり 時期やイベントに応じてカスタマイズするなど様々な方法でユーザーの満足度を高めることができます。 将来的には人工知能を使って初心者向けの対局アプリや学習アプリなど将棋の普及に活かすことを検討しており、こちらも注目しておきたいところです。 以上が簡単ではありますがMonacaの導入実績についての説明とさせていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか? Monacaについて説明させていただきましたので、参考にしていただけましたら幸いです。