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XaaSの概要について

ここでは、XaaS(X as a Service)について詳しく解説せていただきます。 現在のビジネスにおいてクラウドサービスに占める重要性は増す一方で、 多くの企業がクラウドサービスを導入して利用していることは周知の通りです。 クラウドコンピューティングは2000年代後半からトレンドとなっており、2020年までに世界経済に2,410億ドルの影響を与えると予測されているので、XaaSが現在使用されていることは理にかなっています。 XaaSは、さまざまなサービスを含むクラウドコンピューティングモデルで、これらには、サービスとしてのインフラストラクチャ、サービスとしてのプラットフォーム、サービスとしてのソフトウェアなどが含まれます。 XaaSの使用に伴う利点は柔軟で使いやすいこと、オンサイトのメンテナンススタッフは必要ないこと、 コスト削減などがあげられます。
XaaSは、クラウドベースのサブスクリプションモデルを介したITサービスの提供を表す用語です。 XaaSプロバイダーは、データストレージ、セキュリティ、仮想化などのITサービスをオンデマンドで顧客に提供します。提供する多くのサービスはすでに人々の生活に浸透しているといってもよく、その傾向はこれからさらに拡大するでしょう。 XaaSという用語は、サービスまたは製品をオンデマンドで提供する企業または個人の能力を表すためによく使用されます。 クラウドコンピューティングは、ビジネスのやり方を変革する可能性を秘めた進化するテクノロジーです。 すべての業界の企業が、組織にクラウドサービスを採用し始めています。クラウドサービスを使用する5つの利点は、従来のホスティングソリューションよりも費用効果が高いこと、いつでもどこからでもアクセスできるため、リモートの従業員やブランチオフィスを持つ組織に役立つこと、従来のホスティングソリューションよりも優れたセキュリティとデータ保護を提供すること、IT管理タスクに費やす時間を削減することにより、組織がより機敏になるのを支援すること、組織が電力消費コストを節約するのに役立つことです。

さて、クラウドサービスと言っても実に様々な分野で多くのテクノロジーによって成立しております。 XaaSはクラウドサービスの総称であり、Xに該当するプラットフォームやサービスを入力し分類するという使われ方が一般的となります。 クラウドサービス市場は将来的に大きな成長を見せることは間違いなく、大手企業やベンチャー企業などを始めとした多くの企業が積極的にテクノロジーに対して投資を行い開発を進めている分野でもありますので、 これからエンジニアになる方やすでにエンジニアとして活躍されている方も新しい技術や知識を習得することは非常に重要となります。
ではクラウドサービスについて簡単に説明させていただきます。 クラウドサービスは大きく分類するとSaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)の3つに分類され,、提供するサービスの範囲やサービス内容によって分類されております。 また、この3つ以外でも様々なサービスが生まれておりますので、そのあたりの知識も獲得しておきたいとことです。
まずはPaaSはその名の通り、開発者のためのプラットフォームを提供します。 従来のように開発環境を構築することがなくクラウド環境ですでに準備されたプラットフォームを利用することで開発者はスムーズに開発を行うことが可能です。 もう少し技術的な説明させていただきますと、 PaaSは「データ」「アプリケーション」をユーザーが管理し、 それ以外のインフラに関する部分である「ランチタイム」「ミドルウェア」「OS」「仮想化」「物理サーバー」「ストレージ」「ネットワーク」はクラウドベンダーやサービス提供側が管理する形で、 Google App Engine(GAE)などが代表例となっております。 クラウドサービスの利点である迅速なビジネスの立ち上げやコスト削減など、導入することで開発者にとってはコストが低くクラウドの開発環境を利用することができるという点が大きな特徴です。
ではPaaSのメリットをいくつか紹介させていただきます。まず、一点目がコスト削減です。導入することでアプリケーション開発のための環境構築の初期費用や設備費用、ライセンスなどにかかる費用などのコストを削減するこまた、 インフラ環境を構築したあとの運用保守や障害対応などの保守コストも削減できるため、 長期的にみると費用対効果は非常に高いと言えます。
二点目がスピードです。 大規模なサービスを開発する場合、その環境を構築することや整備することで時間がかかってしまいます。 そのため、素晴らしいアイデアや技術を保有していても市場に対してサービスを投入するために時間がかかり ビジネスチャンスを逃してしまうケースは決して少なくありません。 PaaSを導入することで開発者はスムーズに開発を行うことが可能であり、 スピード感をもってビジネスを立ち上げることができるため、ビジネスを強力にバックアップします。
三点目が拡張性となります。 オンンプレミスでインフラ環境構築を行った場合、 スケールアップする際のコストがかかるだけでなくケースによっては無駄なスケールアップを実行する必要があり無駄なコストやコストがかかるケースは少なくありません。 PaaSのクラウド環境であればスケールアップやスケールダウンが容易であり、 かつサービスによっては様々なプランが準備されているため、使用したデータ量に対して適切な形で課金されるケースがほとんどです。 このような拡張性とそれに伴うコスト面はPaaSを導入するメリットと言えるでしょう。 特に変化の激しい近年のビジネスにおいて、拡張性は様々なシーンで役に立つことは間違いありません。

また、近年ではPaaSに関するサービスは多様化しており、様々な種類に分類することが可能なので紹介させていただきます。 日本においては知名度が低くとも海外ではすでにスタンダードとなっているものもあり、注目しておきたいところです。
PaaSを代表するサービスの一つがApp Engineで、これはGoogle社の提供する「Google Cloud Platform」のクラウドサービス一つとなります。 App EngineではJava、Python、PHP、Go言語、Node.js(JavaScript)、Rubyなどの言語を利用し、 「Google Cloud Platform」上に提供されたサーバー環境によって開発を実施することが可能です。 App Engineは複数のプログラミング言語を利用でき、フルマネージドでセキュリティー性に優れた環境で スピーディーに開発を開始できるという点が大きなメリットとなります。 多くのソフトウェア開発現場のように環境を構築することに時間やコストをかける必要がないため、 ビジネスをスタートする際やテストを行う際に非常に役にたちます。 また、App Engineでは多くのクラウドサービスと同じようにデータ利用料に応じて課金が実施されるため 無駄なコストがかからないという点も大きな魅力です。App Engineは今後需要が大きく高まることが予想されるため、基礎的な知識を抑えておくといいでしょう。
PaaSのサービスとしてAWS Elastic Beanstalkも紹介させていただきます。 AWS Elastic BeanstalkはAWSが提供するクラウドサービスの一つで、Java、.NET、PHP、Node.js、Python、Ruby、Go言語などの主要なプログラミング言語がサポートされており、迅速に開発をスタートすることが可能な環境を提供しております。 また、 Elastic Beanstalkが自動的にデプロイメントの詳細 (容量のプロビジョニング、負荷分散、Auto Scaling、アプリケーションのヘルスモニタリングなど) の処理を実行してくれますので、開発者は余計な手間がかかりません。 もちろん、アプリケーション実行の基盤プラットフォームは、 最新のパッチと更新が適用され、セキュリティ性に優れており、AWSのセキュアな環境が準備されておりますので安心して開発を行うことが可能となります。

次にIaaSについて説明させていただきます。 IaaSは「データ」「アプリケーション」「ランチタイム」「ミドルウェア」「OS」をユーザーが管理し 「仮想化」「物理サーバー」「ストレージ」「ネットワーク」 はクラウドベンダーやサービス提供側が管理する形となります。代表的なサービスがGoogle Compute Engine(GCE)やAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)で、 ユーザーはカスタマイズ性が高いクラウドインフラ環境を利用することが可能となります。 IaaSを利用する際にはインフラの知識が必要となりますが、一定の知識があればデータセンターなどの物理的なコストや初期費用の負担を削減してセキュアな環境のクラウド環境を利用することができるというメリットがあります。 また、拡張性が高い点やクラウドベンダーのテクノロジーで信頼性やセキュリティーを担保することができる点も大きなメリットと言えるでしょう。 コストを最適化しながらITのパフォーマンスを最大化するためにIaaSを導入することは非常に有効な方法です。
では、IaaSの代表的なサービスについて説明させていただきます。 一点目がAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)となります。 Amazon EC2はAWSが提供する、クラウドサービスの中でも最も有名なサービスの一つで、AWSクラウドでスケーラブルなコンピューティングキャパシティを提供するサービスです。 クラウドサービスの特徴である拡張性やハードウェアの投資が不要でアプリケーションを高速で開発することができるというメリットを持っております。 また、コスト面も大きなメリットです。 クラウドサービスの多くがそうであるようにAmazon EC2では基本的には利用したデータ量に応じての課金となります。 そのため不要なコストを削減することができますのでオンプレミス環境のように無駄なデータに対するコストが必要ありません。 これらのコストは地域ごとに細かく設定されており、事前にシミュレーションすることも可能となります。

次にSaaSの説明をさせていただきます。 SaaSはすでに多くの企業に導入されており、ビジネスシーンでも聞く機会が増えている言葉です。いくつかそのメリットを紹介させていただきますと、一点目が、誰でも簡単にサービスを利用することができる点です。 従来のようにパッケージをインストールすることや様々な手続きを行う必要がありません。 もちろんサービスを利用することで業務に役立つものばかりですので、ユーザーにとっても業務効率化を実現するなどのメリットがあります。
二点目が初期コストが低いことです。 従来のビジネスのように初期費用で大きなコストがかからないためユーザーの負担が少なく済み、導入後にサービスに満足がいかない場合においてもコストに関するリスクを最小限に抑えることができます。
三点目が運用保守が不要であるということです。 SaaSでは従来のように自社のサーバーの運用保守やメンテナンスが不要となりますので 工数が削減できる点は大きなメリットです。

さて、SaaSを代表するサービスがChatworkです。 Chatworkはすでに多くの企業で導入されており、ビジネスシーンで利用されている方も多いのではないでしょうか。その大きな特徴は、SaaSの中でもチャーンレートが低いことで、利便性や機能の高さから一度サービスを導入した企業は解約を行う例が少ないことがその理由となります。 それではChatworkの機能面についていくつか紹介させていただきます。
メイン機能はチャット機能です。 メッセージ検索機能では過去のメッセージの中から特定の言葉や数字などを検索することができるため、 過去のやりとりなどをすぐに確認することができるためビジネスにおいて重宝します。 また、その中のマイチャット機能についても紹介させていただきますと、その名の通りユーザー自身のみ見れるチャット機能でメモの代わりに利用することができ、テキストやファイルを保存することが可能となります。 これにより自身に対してタスク管理やメモ代わりなどに使え非常に便利な機能です。
Chatworkにはピン機能というものもあるのですが、これはチャットをピン止めし、チャット一覧の上部に位置を固定することができる機能です。チャット一覧では複数のチャットが羅列してしまいますが、ピン機能により優先順位の高いチャットを表示することができるため非常に便利です。
また、タスク管理機能も搭載されております。 タスク管理機能は依頼されたタスクをそのままTo Doとして管理することが可能な機能であり、タスクを作成・編集することができます。 わざわざ別のタスク管理ツールや業務管理ツールなどを立ち上げる必要がなく、 Chatwork上で業務管理を行うことができるためユーザーが効率的に業務を行うことができます。 タスクを完了するとタスクを依頼した相手にも通知が行われますのでスムーズに業務を行うことが可能です。 多くの業務を抱えるビジネスマンにとってチャット上でタスク管理ができることは非常に便利であると言えるでしょう。
ファイル管理機能では、やり取りしたデータを一覧で閲覧、ダウンロードすることが可能です。 ファイル管理において、今までにアップロードしたファイルを確認することができるだけでなく、 ファイルプレビューにおいてアップロードした画像ファイルをプレビュー表示することができます。 以上がChatworkに関する説明とさせていただきます。

SaaSのサービス例の二点目としてSansanを紹介させていただきます。 Sansanは社内の名刺を一括管理をクラウドで行うサービスであり、その分野において国内のトップシェアを誇る企業です。 近年DX(デジタルインフォメーション)という言葉が普及しておりますが、その代表的なサービスがSansanと言えるのではないでしょうか。 名刺をはじめとしたあらゆる「顧客データ」は企業にとっての財産となるため、貴重な情報がサイロ化せずに有効に社内で活用できることがSansanの大きな強みと言えるでしょう。 具体例を交えながら紹介すると、Sansanを導入すると自分の名刺だけでなく、同僚や上司など部門を越えて社内の社員が名刺交換した相手などの履歴を確認することができます。 従来であればこれらの情報は可視化されていない、もしくは有効活用できていないなどのケースが多かったのですが、それらを可視化して共有し、社内システムと連携することで顧客データを無駄なく有効活用することが可能になります。 また、アプリを使えば、アドレス帳に登録していなくても外出先からすぐに電話・メールなどで、スムーズにコミュニケーションを始めることができるという点も 特徴的です。従来であればこのような情報は名刺フォルダーや個人のアドレス帳などに格納され、全てのデータを迅速に活用することが難しいというのが一般的でした。 Sansanを利用することで名刺交換した相手との接触履歴(面会・メール・電話など)を名刺に紐付けて管理し ソートや検索も可能で、これにより名刺情報だけでなく、名刺に関連した商談メモや顧客情報などの蓄積・共有することが可能になります。 それらを後で見返すことで日報や活動報告としての機能も期待でき営業効率の向上にも期待ができるでしょう。
以上がSaaSに関する説明とさせていただきます。

UCaaSについて

XaaSに関連する言葉としてUCaaS(Unified Communications as a Service)を紹介させていただきます。 クラウドサービスはSaaS、PaaS、IaaS以外にも様々な~a Serviceが誕生してきております。~a Serviceに関する定義は明確でないものも多いため、新しいクラウドサービスが生まれるたびに何かしらのサービスに分類されることや、新しい~a Serviceが誕生するというケースもあるでしょう。
ではUCaaSについて説明させていただきます。 UCaaSを理解する前にまずユニファイドコミュニケーション(Unified Communications)を理解する必要があります。 ユニファイドコミュニケーションは「電話」「電子メール」「ビジネスチャット」 「Web会議」「ビデオ会議」などの多くの コミュニケーション手段を統合し、ビジネスコミュニケ―ションの方法やプラットフォーム自体を改善するという考え方やそのテクノロジーを指し、音声、ビデオ、データ、インスタントメッセージング、およびコラボレーションツールを統合する通信システムです。 ユニファイドコミュニケーションシステムはあらゆる形式の通信に単一のインターフェイスを提供するように設計されています。これは、ユーザーが異なるタイプのメディアを切り替える必要なしに相互に通信できることを意味していて、通常定期的に相互に通信する必要のあるスタッフが多数いる組織に導入されます。 一部の企業はシステムを使用して従業員が常にチームの他のメンバーとつながり、会社の進捗状況に関する最新情報にアクセスできるようにしています。しばらく前から存在していましたが、人気が高まってアクセスしやすくなったのはごく最近のことで、音声、ビデオ、データ、その他のサービスを統合して、人と人とのコラボレーションを可能にする他、通話転送、ボイスメールから電子メール、デスクトップ共有などの多くの機能も提供します。
ユニファイドコミュニケーションシステムは、完全なコミュニケーションソリューションを提供し、連携する4つのコアコンポーネントがありますが、最初のコンポーネントがIP電話システムです。このシステムにより、人々は自分の電話で音声通話を発信および受信できます。 2番目のコンポーネントはUCサーバーであり、1つの中央の場所からすべてのUCアプリケーションとサービスを管理します。 3番目のコンポーネントはPBXで、接続しているすべてのユーザーに音声メールと通話転送を提供します。そして最後に、PC、タブレット、スマートフォンなどのデバイスで実行されるUCクライアントソフトウェアがあり、インスタントメッセージング、ビデオ会議、デスクトップ共有などの機能を有効にします。 企業は、これらのシステムを使用することにより、利害関係者とより効率的にコミュニケーションをとることができます。彼らはまた、共同作業セッションに従事している間、長距離料金でお金を節約することができます。
ユニファイドコミュニケーションシステムはコラボレーションと生産性の未来を提供する一方で、企業が実装中に直面する課題はいくつかあります。最も一般的な課題には管理サポートの欠如、予算配分の欠如、および従業員の不十分なトレーニングなどです。これらの課題を克服するために、企業はプロジェクトの最初からすべての利害関係者を巻き込み、成功を確実にする必要があります。また、プロジェクトに十分な予算を割り当て、システムを日常的に使用するすべての従業員に適切なトレーニングを提供する必要があります。これによってシステムを最大限に活用し、メリットを享受できるようになります。

ユニファイドコミュニケーションはここ近年市場を拡大していますが、 それらをクラウドサービスとして提供されるものをUCaaSと呼ぶことが一般的です。 コロナの影響により、人々の働き方に変化が生まれ、オフィスだけでなく自宅など様々な環境で オフィス環境と同様に仕事ができるような整備が実施されておりますが、 そのような風潮の中で今後さらに市場を拡大していくと見られております。
UCaaSの代表例と言えるのが、皆さんもおそらくビジネスで使うことの多いZoomとなります。 いつでも、どこでも、どんな端末からでもWeb会議を実現するクラウドサービスで、PC、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスから利用することが可能であり人々の働き方に大きく影響を与えました。 Zoomを導入することで自宅や遠隔地であっても出社しているのと同様な環境でWeb会議を行うことができるため、従来のように出社せずとも高いパフォーマンスを確保できます。 これらは子育てをしながら仕事をする方、地域で働く方などに多くのビジネスシーンや価値を提供します。

では、UCaaSのメリットについていくつか紹介させていただきます。 一点目が業務効率化です。 UCaaSを導入することで、従来のように特定の業務に対して限定的な 端末や連絡手段に頼る必要なくコミュニケーションをとることが可能になります。 これらは無駄なコスト削減だけでなく、時間効率を向上されることが可能です。 社員が有効に時間を活用し業務の効率を向上させることができる点は大きな特徴と言えるでしょう。
二点目が自宅勤務などリモート業務の促進です。オフィスに出社するのと同様の環境で 業務を行えるため、自宅にいてもWeb会議で資料や画面を共有しながらリアルタイムでミーティングや討論を行うなど、オフラインでの環境と変わらない環境を実現することが 可能となりますので、コロナ時代において導入するメリットは大きいと言えるでしょう。
三点目がコミュニケーションの活性化となります。 UCaaSでは企業内で連携をスムーズにするための方法やツールが提供されております。 これらを活用することで社内のコミュニケーションが活性化し組織としての効率も向上する点は 大きなメリットと言えるでしょう。 以上が簡単ではありますがUCaaSに関する説明とさせていただきます。

DaaSについて

XaaSに関連する言葉としてDaaS(Desktop as a Service)を紹介させていただきます。 XaaSはSaaS、PaaS、IaaSといった言葉と比較するとやや知名度は低いですが、IT業界で働く方やクラウドサービスに関わるエンジニアの方は知っておきたい単語の一つと言えるでしょう。 DaaSはデスクトップ環境やデスクトップ機能をネットワークを通じてクライアント端末から利用できるようにしたサービスで、様々な企業において導入されております。 デスクトップ仮想化は、ユーザーがリモートの場所からデスクトップにアクセスできるようにするテクノロジーです。これにより、ユーザーはラップトップ、タブレット、スマートフォンなどの任意のデバイスで作業し、オフィスにいるかのように同じデスクトップとソフトウェアにアクセスできます。 さらに、デスクトップ仮想化はリモートワーカーだけのものではなく、さまざまなタイプのビジネスの多くのユースケースがあります。具体的には、一時的または永続的なワークステーションを従業員に提供する必要がある会社や、デスクトップを1つの場所に統合する必要がある組織、すべてのデスクトップがオンサイトに行かなくても最新バージョンのソフトウェアを実行していることを確認したいITチームなど様々です。 また、デスクトップ仮想化は、ワークステーションを最適化するための最も効率的な方法の1つです。しばらく前からデスクトップ仮想化のテクノロジーは使われておりましたが、在宅勤務の増加により人気が高まっています。 物理デスクトップを仮想デスクトップに変えて、どこからでもすべてのアプリケーションにアクセスできるようにします。 さらに、同時に複数のデスクトップを使用して、それらを自由に切り替えることができます。 これは、リモートワーカーだけでなく、現在のセッションからログアウトせずにさまざまなタスクを切り替えたい人にとっても有益と言えるでしょう。では、いくつか関連するテクノロジーについても紹介させていただきます。
Linuxは、オープンソースで自由に使用できるオペレーティングシステムです。また、柔軟でユーザーフレンドリーなインターフェースを備えています。 Linuxは、PC、サーバー、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスやオペレーティングシステムにインストールできます。
次に、Windowsは、世界で最も人気のあるデスクトップオペレーティングシステムです。 Windowsは、世界中のすべてのデスクトップコンピューターの90%以上で使用されています。 Windowsは高価ですが、初心者向けの使いやすいOSです。
次に、Mac OSXはもともとAppleInc.のMacintoshシリーズのコンピュータ用に開発されたUNIXベースのコンピュータオペレーティングシステムの一種です。 Mac OSXはLinuxやWindowsなどの他の種類のオペレーティングシステムでは利用できない多くの機能をサポートしています。このように、ユーザーに多く受け入れられているOSやテクノロジーを利用し、デスクトップ仮想化は構成されております。
世の中にはさまざまな仮想化ソリューションがあります。どれが最適かを判断するのは難しい場合がありますが、選択する際に考慮すべき4つの重要な要素があり、スケーラビリティ、 パフォーマンス、 安全性、費用などがそれに該当します。もちろん導入目的な企業の規模などによって異なりますが、担当者は正しい知識を身につけ選定する必要があります。 インフラストラエンジニアは、組織内のITサービスをサポートする物理的および論理的なインフラの設計、実装、運用、および保守を担当する人です。 インフラストラクチャエンジニアの責任は、大きく次のように分類できます。 ITシステムを収容する物理インフラストラクチャを設計、実装、および保守、アプリケーションまたはデータへのアクセスを提供する論理インフラストラクチャを設計、実装、および保守、ハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントの技術的な問題のトラブルシューティング、 システムのパフォーマンスと可用性を維持、などです。 インフラスエンジニアはあらゆるITプロジェクトのバックボーンで、 ITシステムが機能するために必要な物理環境を設計、計画、および保守します。 本記事で紹介しているデスクトップ仮想化もインフラエンジニアの領域であるため、基本的な知識やサービスに関する理解は非常に重要と言えるでしょう。また、それらを構築する業務も多いため、専門性の高い分野でもあります。

さて、特にコロナ時代で働き方の多様化が普及する昨今において非常に成長が期待できるのがDaaSとなります。 DaaSでは、従来のように物理的なPC上にOSやユーザプロファイル、アプリケーション、データが構成され、 ユーザーがPC本体を直接操作し業務を実行するのではなく クライアント端末からデスクトップ環境を利用します。VDIと呼ばれるデスクトップ仮想化という言葉を 聞いたことがある方は多いと思いますが、それに近いサービスとして理解していただければ問題ありません。では、DaaSとVDIの違いについて簡単に説明させていただきます。
VDIの場合、 外部でなく自社のデータセンター内のサーバ上にデスクトップ環境を構築するという点に違いがあります。 ただし実際に導入するユーザーからすると操作性などによる違いはほとんどありませんので、エンジニアとしてはその違いを理解しておけば問題ありません。 また、ユーザーが導入する際にそれぞれの機能面などをしっかりと比較したうえで導入することができれば問題ありません。
それでは、DaaSのメリットについて紹介させていただきます。 一点目がコスト削減となります。 自社でサーバーを保有しないため、従来のようにサーバー導入における大規模な初期投資を抑えることが可能となります。 これらはクラウドサービスの共通したメリットと言えるかもしれませんが、特に大規模な企業などで多くのデスクトップ環境を準備する場合コスト面での負担は少なくありません。もちろん運用負担や障害対応など様々な運用コストを抑えることができる点も魅力です。
二点目が複数のデバイスで仕事ができるということです。 従来のようにオフィスに出社して特定のPCからでないと仕事ができないということから解放され、よりフレキシブルな働き方や取り組みを実施することができるという点はメリットと言えるでしょう。
三点目が拡張性とスピード感です。 DaaSでは企業の需要に対応して迅速にスケールアップやスケールダウンが実施できますが、ビジネスにおいて重要な拡張性とスピード感を担保することで企業の経営を支援します。 そもそもDaaSはXaaSに関連する言葉として紹介させていただきましたが、XaaSの代表的なサービスとして、VMware Horizon Cloudというものが有名です。 VMware Horizon CloudではVMwareが手掛ける仮想デスクトッププラットフォームであり、 XaaSの特徴であるデバイス、時間や場所を問わず利用でき、 デジタルワークスペースへのセキュアなアクセスを確保してビジネスに活用することができます。また、XaaSのサービスとしてAzure Virtual Desktopも有名です。 これはクラウド上で実行されるデスクトップおよびアプリの仮想化サービスであり、 AWSの提供する最新のテクノロジーとセキュリティを利用することが可能です。 すでに多くの企業や組織に導入されていることでも知られ金融、政府、製造、小売業、医療などあらゆる領域に導入されており、高い実績を誇ります。多くの導入実績は高い信頼性とテクノロジーを裏付けるものであり、今後も需要が拡大していくと見られております。

CPaaSについて

XaaSに関連する言葉としてCPaaS (Communications Platform as a Service)を紹介させていただきます。 CPaaSはその名の通りPaaSに分類されるクラウドサービスであり、通信機能をクラウドサービスとして利用することやそのテクノロジーを指します。あまり聞きなれない用語ではありますが、 その一方で多くのビジネスシーンで利用されており今後もその需要は拡大するでしょう。活用することでビジネスにおける効率性や連携がスムーズになり、それらをテクノロジーで改善していく流れになることは間違いありません。 CPaaSはクラウドサービスとして通信の機能を提供しますが、 ビジネスシーンではこれらの機能を活用することで大きくパフォーマンスを上げることが可能です。クラウドベースのコンタクトセンターは、その代表的な例であり、 カスタマーサービスの革新の次の波であると考えられている新しいテクノロジーです。 CPaaSは組織が顧客サービスのニーズにサードパーティベンダーに依存するのではなく、独自のデータを使用できるようにするために重要です。24時間年中無休のカバレッジを提供する機能、より優れた労働力管理、コスト削減の観点からの効率の向上など、従来のコンタクトセンターに比べて多くの利点があります。また、チャットボットやテキストメッセージングなどの機能を使用して、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを顧客に提供します。 クラウドベースのコンタクトセンターは、インターネットを介してアクセスできるシステムで、スケーラビリティ、柔軟性、手頃な価格など、多くの利点があります。 CPaaSは、このシステムで最も重要なコンポーネントの1つです。
CPaaSは、次のような優れたユースケースに役立ちます。 一点目が顧客とのコミュニケーションを処理するための強力なツールです。会議やイベントのスケジュール設定、出席者へのメッセージの送信、出席者の詳細の追跡などに使用できます。 CPaaSを使用すると、CRMをCRMと統合して、カスタマーサービスエクスペリエンスを向上させることができます。
二点目がエージェントがモバイルデバイスまたはコンピューターブラウザを使用して連絡先を管理するための簡単な方法を提供するため、エージェントはどこからでも電話に出ることができます。 クラウドベースの診療管理ソリューションは医療診療と医療提供者にとって最良のソリューションです。 CPaaSは医療行為または医療提供者のワークフロー全体を管理するために使用できるクラウドベースのシステムです。使用すると、患者とその記録、予約、請求などを簡単に管理できます。 CPaaSプロバイダーは、音声およびビデオコールの管理、カスタマーエンゲージメント分析、従業員の最適化、音声分析など、必要なすべてのコンポーネントを備えた完全なコンタクトセンターソリューションを顧客に提供します。このサービスにはオープンAPIも含まれているため、顧客はサードパーティのアプリケーションをコンタクトセンターに簡単に統合できます。

それでは早速CPaaSの機能についていくつか紹介させていただきますが、まず一点目がSMSです。 中心的な機能とも言えるSMSですが、ビジネスシーンにおいて様々な形で活用することができます。 SMSは即時性や到達性に優れており、顧客に対して様々な形でアプローチすることができます。 例えばイベントや連絡の告知、販促、重要事項の連絡、支払い確認や催促など多くの業種や業態において 企業と顧客のコミュニケ―ションツールとして有効です。 また、様々なシステムやAPIと連携することでより効率的な運用方法も可能になるでしょう。
二点目がチャットボットです。 チャットボットは多くのビジネスシーンに活用されておりますが、顧客の満足度を高めるために 非常に有効な方法と言えるでしょう。導入することで顧客からのクレームを減少させることや、トラブルに迅速に対応すること、あるいは企業の負担を減らすことなど多くの活用方法があります。 特にコールセンター、旅行、イベントなどの業種において積極的に導入されていますが、このような業種では多くの顧客に対して正確にかつ迅速にコミュニケーションをとる必要があります。 従業員の負荷を下げ、顧客の満足度をためる目的で導入されることが多く、 テキスト系や分析系や機械学習系のAPIと組み合わせてカスタマイズするケースも多くみられます。
三点目が自動音声です。 コールセンターを始めとした問い合わせ対応、受付窓口など様々なシーンにおいて自動音声機能は利用することが可能です。
次にCPaaSの特徴についても紹介させていただきますと、まず一点目がコスト面となります。 設備投資や初期費用を抑え事前にパッケージングされた機能を利用することができるため、 自社で必要な機能を構築するよりもコスト面で大きなメリットがあります。 特定業種に特化されたものもありますので非常に便利です。
二点目が導入が非常に簡単であるということです。 これはクラウドサービスの特徴でもありますが、自社でインフラ環境を準備することがありませんので すぐにビジネスをスタートすることが可能です。
三点目が拡張性が高いということです。 クラウドサービスの場合、スケールダウンやスケールアップが非常に容易であるということは 大きなメリットと言えるでしょう。 以上が簡単ではありますが CPaaSの説明とさせていただきます。

NaaSについて

XaaSに関連する言葉としてNaaS (Network as a Service)を紹介させていただきます。 NaaSは企業がネットワークを柔軟に利用するためのクラウドサービスとして 提供されているサービスやテクノロジーを指します。言葉の通りネットワークのサービスを提供する クラウドだと理解しておくといいでしょう。
NaaSは比較的新しい概念であり、さまざまな方法で使用できます。 最初の方法は、従来のITインフラストラクチャに代わるものを提供することです。 これにより、組織がITインフラストラクチャの保守に時間を費やす必要がなくなり、他のことに集中できるようになります。そしてもう1つの方法は、組織にリスクを与えることなくテクノロジーを実験するためのプラットフォームを提供することです。 新しいテクノロジーの急増は、ビジネスの世界で議論される主要なトピックで、急速な技術変化のペースは、「第4次産業革命」と呼ばれる新しい時代をもたらしています。この革命はすでに私たちのビジネスのやり方に変化をもたらしており、今後さらに多くの変化があります。 NaaSはこの新しい時代の組織の運営方法に影響を与えるそのような変更の1つです。 私たちの社会がますますデジタル化され相互接続されるようになるにつれて、適切に機能するためには、 すべての組織がNaaSネットワークにアクセスできる必要があります。 そのため、組織はNaaSが運用における破壊的テクノロジーの悪用をどのようにサポートしているかを理解することが重要です。

では、NaaSを導入するメリットについて紹介させていただきます。 多くのクラウドサービスと同様、 導入することでインフラ特にネットワーク面において企業は多くの手間から解放されます、 日常の運用管理、様々な計画や実行、アップグレード、ネットワークの監視とトラブルシューティング、機器の廃止と保守終了のサポートあるいはメンテナンスといった業務はオンプレミス環境の場合、自社の人材が常に対応しなくてはならず、従来は専門性の高いエンジニアが対応する必要があるためコストがかかるという課題も忘れてはいけません。 このような作業から解放されることが大きな特徴の一つと言えるでしょう。
ここからメリットについてさらに詳しく解説させていただきます。 一点目がコスト削減となります。 インフラのネットワーク領域においては、ネットワーク機器や端末といった実機の導入に関してコストがかかります。 また、すでに紹介したように日常の運用管理、様々な計画や実行、アップグレード、ネットワークの監視とトラブルシューティング、機器の廃止と保守終了のサポートなど も自社で対応する必要があり、それぞれに対して工数が発生するためこれらのコストも考慮する必要があります。 もちろん大規模なネットワークシステムを構築する場合、オンプレミス環境の場合それらのコスト負担も規模に応じて大きくなることが考えられます。 NaaSを導入することで上記のようなコストを削減し効率的にサービスを導入することが可能になるという点は 大きなメリットの一つと言えるでしょう。
二点目が専門家のサポートを受けることができるという点となります。 自社に専門的な知識を保有するスタッフがいない、少ない場合においてもサービス提供事業者のサポートを 受けることができるケースがほとんどです。 それらのサービスはサービス提供事業者の評価にも直結するため、多くは世界最高水準のサポートを受けることが できるケースがほとんどです。 自社でも運用するよりもパフォーマンス面なども向上する可能性が高くなるケースもあり、 サービスを提供するユーザーに対してネットワーク・パフォーマンスを最適化し、最高のユーザー・エクスペリエンスを提供することができるでしょう。 このように、導入で企業としての信頼性を高めることができるというのは 大きなメリットと考えることができます。
三点目がセキュリティとなります。 近年、セキュリティの重要性は高まる一方でありサービスを運用する企業であれば最も注意が必要な ポイントの一つです。の堅牢なシステムに移行し、セキュアに運用することでオンプレミス環境で 運用するよりもクラウドサービスのメリットを体感することができるでしょう。 クラウドサービスの多くは世界最高水準のセキュリティ水準を満たしているため、よりセキュアな環境を 提供することが可能になるという点は大きなメリットです。 以上が簡単ではありますがNaaSに関する説明とさせていただきます。

まとめ

いかがでしょうか?XaaSについて紹介させていただきました。
本文で紹介させていただきましたようにXaaSは SaaS、PaaS、IaaSなどを 含むクラウドサービスの呼び方です。 また、XaaSはSaaS、PaaS、IaaS以外でも UCaaSやDaaS、CPaaSなど様々なサービスがあります。 今後もクラウドサービスの多様化やテクノロジーの進化は続くことは間違いありませんので、 エンジニアの方は様々な領域のサービスをチェックしておくといいでしょう。
また、SaaS、PaaS、IaaSは全く別の領域として明確に分類がされているわけではないサービスもあります。 同じ企業が様々なサービスをリリースしているため、それらを知ることで企業の戦略などを 知る手掛かりにもなるでしょう。 そのようにアンテナを高めておくとエンジニアとしての市場価値を高めることにも繋がりますので、 是非参考にしてみてください。