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  • Autifyとは?詳しく解説させてい

Autifyの概要とローコードの環境について

ここでは、Autifyについて説明させていただきます。
Autifyはノーコードでテスト作成することができるプラットフォームとなります。最近ではノーコードという言葉が大変注目を浴びており、ノーコードのサービスが多くの企業に導入されております。 ノーコードツールは、ユーザーが操作するためにコードを書く必要がないソフトウェアです。 従来はプログラミングの知識が必要であったため専門家しか実装することができなかったソフトウェアを非プログラマーが作成し、利用することが可能となります。

ノーコードやローコードを後押しする重要な背景がDXです。 DXとは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念であり、国家や企業など多くの団体がそれらに取り組んでおります。DXの定義は各団体などにより若干異なりますので、注意が必要です。 日本は経済産業省がDX推進に取り組んでおり「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義しております。 ソフトウェアのおける代表的なDXの取り組みがノーコードです。
これらはMicrosoftを始めとして大手のIT企業が取り組んでおり、ソフトウェア分野の新しい領域の一つとして大きな将来性を秘めております。 ノーコードやローコードにより人々は生産性を高め、クリエイティブな仕事や重要な仕事に集中することができるようになるからです。 また、人手不足や人件費の削減という企業の抱える問題も解決する点も大きなメリット言えるでしょう。 そのためノーコードツールやローコードツールは市場に多く見られ、様々な企業が積極的に導入しております。

ローコードもしくはノーコードとして有名なサービスではMicrosoft社のPowerAppsがあります。 Power Appsは「Microsoft Power Platform」のクラウドサービスの中の一つであり、 PowerPointやExcelを操作する際と同様の簡単な操作でアプリケーション開発を行うことが可能なツールです。これは多くのサービスがリリースされているローコード開発サービスにおいて最も有名なサービスの一つと言えるでしょう。 Power Appsはシステム開発の経験がない方であっても簡単にアプリケーション開発を行うことのできる「キャンパスアプリ」と、やや作りこみの難易度が高くなった「モデル駆動型アプリ」が準備されており ユーザーの目的やITスキルに応じて使い分けることが可能となっております。 また、Power Appsは豊富な処理テンプレートがあるため、一般的な企業活動において必要なアプリケーション開発をより容易に実現することが可能となります。
従来であればエンジニアの専門的な知識を必要としてアプリケーションを非エンジニアが開発、実装することを可能にした点が大きな特徴と言えるでしょう。 また、これらのアプリケーション開発をIT部門に依頼するのではなく自分たちの担当部署で開発することができるようになった点は大きなメリットを生みます。 実務担当者でないと理解できない改善点やポイントなどをすぐに反映することができることで、業務効率の改善を実施することが可能となるからです。 これこそがITのテクノロジーを利用したことにより組織の改善とDXの定義に合致した代表的な例と言えるでしょう。
最近は国産のノーコードやローコードツールもみられるようになってきました。
Monacaはクラウド技術を活用した、日本発のアプリ開発プラットフォームです。多様なアプリ開発に対応するクラウドサービスを中心に、アジャイル開発を促進するDevOpsなどを考慮したサービスを展開しております。 その特徴はローコードでアプリケーションを開発することができる点です。 JavaScriptとHTML5の共通スキルセットで、モバイル(iOS、Android)、デスクトップアプリ(Windows、macOS)、Webアプリ(SPA、PWA)などを簡単に開発することが可能です。 従来であれば各専門領域のエンジニアが必要であるアプリ開発も、JavaScriptとHTML5のみで実装することが可能です。 そのため社内のリソースを有効活用することが可能となる点は大きなメリットと言えるでしょう。 Monacaはすでに国内の大手企業に導入されているプラットフォームであり、30万人以上のユーザ実績を誇ります。

ローコードは多くの企業が導入しており、かつ将来性の高い領域として 多くのIT企業が参入し開発を行っております。 この業界は様々なサービスが乱立し、デファクトスタンダードとなっているサービスはありませんが、最も有名なサービスの一つがMicrosoft Power Platformです。 これは様々な機能を備えたプラットフォームを利用し、簡単にアプリケーションを開発することが可能なツールです。 Microsoft社が開発を行っている同社が注力するビジネスの一つで、Microsoft Power Apps、Microsoft Power Automate、Microsoft Power BI、Microsoft Power Virtual Agentsなどのサービスから構成されており、いずれもローコードで簡単にアプリケーションを作成しビジネスに活用することが可能となります。
Microsoft Power Appsでは、Power AppsはPowerPointやExcelを操作する際と同様の簡単な操作でアプリケーション開発を行うことが可能となり、ローコード開発サービスにおいて代表的なサービスとして有名です。 Power Appsは利用者のレベルや目的に応じて様々な機能が準備されております。 システム開発の経験がない方であっても簡単にアプリケーション開発を行うことのできるキャンパスアプリでは、 誰でも簡単にアプリケーションを作成することができます。 作りこみの難易度が高くなったモデル駆動型アプリでは一定のスキルをもった方がより高度な機能を使いこなすことが可能となっております。 これらをユーザーの目的やITスキルに応じて使い分けることで多くのユーザーがストレスなく利用することができます。 また、Power Appsは豊富な処理テンプレートが準備されております。 普段のビジネスにおいて頻繁に使うテンプレートを利用することでさらに効率よくアプリケーションの作成が可能となります。

Microsoft Power Automateは業務プロセスの自動化を実現するプラットフォームで、最大の特徴はRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の実現です。RPAプロセスを構築できる点と多くのテンプレートが用意されているため、ユーザーにとって必要な機能を迅速に利用することが可能な点となります。
RPAは、人間が行う作業をロボットが自動化して代わりに作業することを指し、その大きな特徴として、人間が手作業で行っていた業務をロボットが代行することで導入する企業の業務効率化や大幅なコスト削減が実現できるという点があげられます。 特に定型業務、単純業務、時間が決まっている業務などに強く、これらの導入が進むにつれ、人々の働き方に大きな影響を与えることは間違いありません。あらゆる仕事は業務内容に関わらず自動化できる部分が存在することは間違いありませんが、 今まではテクノロジーが追いつかずそれを実現することができませんでしたが、 RPAで自動化することにより時間を削減することが可能となります。 また、時間を削減することでビジネスマンはより専門性の高い仕事やクリエイティブな仕事に時間を投入することができるため、組織としての生産性向上も見込めます。
Microsoft Power Automateのテンプレートについては数千以上と実に多くの種類が用意されているため、ビジネスにおいてすぐに応用し活用することが可能となります。 例えば、「上司からメールを受け取ったらプッシュ通知を受け取る」 「ボタンをクリックしメモをメールで送信する」「新しいツイートが指定したハッシュタグと一致した時に MicrosoftTeamsに投稿する」などです。 これらをRPAプロセスと組み合わせて活用することで、ビジネスをよりスムーズに運用することができるようになります。
また、ユーザーが目的とするカテゴリーごとにテンプレートを検索することが可能です。 データ連携も大きな特徴であるため、コネクタを利用することで数百種類のデータ連携先と連携が行えるため 既存のビジネスにも影響を与えず利用することができるという利点があります。 また、 Power Automateは単体でも十分効率的な作業ツールとして力を発揮しますが 「Microsoft Power Platform」のサービスである「Power Apps」「Power BI」「Power Virtual Agents」 と組み合わせて利用することでさらに協力的なビジネス支援ツールとして利用することが可能となります。

Microsoft Power BIは、セルフサービスBIというカテゴリーに分類されるBIサービスを提供しております。 BIツールのBIとはBusiness Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略語で、多くの企業でDX化が推進されておりますが、BIツールの導入によりデータ分析やレポート分析などをスムーズに支援し経営判断や業務支援を行うことができます。
セルフサービスBIとは、情報システム部やアナリストではなく、現場の業務担当者自身が作成して使うことのできるツールです。 通常のBIツールとセルフサービスBIの違いは「現場の業務担当者自身が必要なデータ処理やレポート作成を行いやすいように作成しカスタマイズすることが可能である」という点です。 業務が複雑化し多様化する現代において、専門的な知識を保有している業務担当者がセルフサービスBIを利用することにより、大幅に業務を効率を向上させることが可能です。 また、開発者および外部委託した開発者が開発したアプリケーションよりも業務に重要な機能を充実し、 不要な機能を省くということで利便性が向上します。 従来のBIツールも多くの機能が搭載されておりますが、セルフサービスBIは業務担当者自身がカスタマイズすることで業務の変化に対してスピーディーにかつ柔軟に対応することができるという メリットがあります。 特にDX化が進む現代においてこれらの役割は大きくなっていることは言うまでもありません。
Microsoft Power BIの最大の特徴はダッシュボード機能です。 ダッシュボードは様々な重要指標を表すため、シンプルかつ適切に利用することができる点が最も大きなポイントです。 Microsoft Power BIでは多くのデータを適切にレポートし、ビジネスマンの分析や判断を強力にバックアップします。

Microsoft Power Virtual Agentsの特徴は、非エンジニアであっても簡単な操作で高機能なチャットボットを構築し作業を効率することが可能な点です。 2021年にAI機能をさらに改善しチャットボットを適正化し、会話を重ねることで回答内容を改善するなどの高機能なチャットボット機能を搭載することが可能となりました。 これらの高機能なチャットボットはあらゆるビジネスにおいて顧客満足度を高め、ビジネスチャンスを広げます。
Microsoft Power Virtual Agentsのトピックの重複検知はその代表例となります。 ユーザーとチャットボットとの会話量が増加するにあたり、会話内容や質問に重複が必然的に発生してしまうことを防ぐための機能です。チャットボットに高機能なAIを搭載することで重複するトピックを特定してボットの質問頻度を改善する機能を搭載することで、会話の質を上げユーザーの負荷を下げ満足度を上げることが可能になります。 さらに、会話時に足りない内容について会話の履歴から提案する機能も搭載しており、 チャットの会話履歴を基にトピックの提案を行うなども行います。 これらの機能は多くのシーンで有効で、例えば、コンタクトセンターやWebの問い合わせなどが代表例となります。 従来であれば人が対応していた内容をMicrosoft Power Virtual Agentsを導入することで業務がより低コストで 効率よく実施することが可能となります。

Microsoft Power Platformの特徴

Microsoft Power Platformの最大の特徴はローコード、ノーコードでアプリケーションを手軽に作成することが できる点となります。 また、Microsoft社の製品との連携も大きな魅力と言えるでしょう。 Microsoft社のオフィス製品は世界で最もシェアが高く、すでにビジネスで活用している企業は多いです。それらの製品と連携を行うことで既存のビジネスやワークフローに影響を与えることなく効率的なツールを利用することができるという点は大きな魅力です。 ビジネスにおいてデータの活用は非常に大きなポイントであり、DX化の推進に伴いそれらは課題となります。 すでに収集しているデータを活用しビジネスに生かすためには従来のツールとのデータ連携は必須となります。 Microsoft Power Platformでは、データは存在しているものの企業の各部署や担当者に分散してしまっているため活用できていないケースや、紙媒体のままで活用できてないケースなどの機会損失を防ぎます。
また、Microsoft Power Platformはセキュリティ面において優れている点もその特徴です。 ローコード導入においては、エンドユーザー・コンピューティング(EUC)についての理解が必要となります。 これは開発者や情シス担当者でなく、業務担当者が直接アプリケーション構築や運用ツールを開発する アプローチを指します。 これは効率的に業務を行える一方で、正しくガイドラインする必要性があります。 特に、業務担当者はセキュリティリスクについての理解は必須となります。 Microsoft Power PlatformではAzure ADと連携を実行しデータコネクタの制限により情報漏洩などのセキュリティー対策を行っております。 これによりエンドユーザー・コンピューティング(EUC)におけるセキュリティーリスクを回避することが可能となります。 今後DX化が推進されるにあたってセキュリティの重要性はより高まることが予測されております。 特に顧客からのデータを扱うことが多い部門において、その重要性は増す一方ですが、Microsoft Power Platformではセキュリティリスクを考慮し、DX化の推進を強力にバックアップします。

Autifyの特徴について

Autifyの特徴について詳しく解説させていただきます。
Autifyはソフトウェアテスト自動化プラットフォームであり、リリースサイクルを高速化手動テスト、自動テスト作成などの時間やコストを大幅に削減することが可能となります。 その特徴はローコードであることで、テスト用のコードを記述する必要がなく、従来のように専門的な知識を持ったテストエンジニアを雇用するコストを削減することができます。 また、非エンジニアや経験の浅いエンジニアであってもテストを簡単に作成することが可能となります。
さらなる特徴としてクロスブラウザテストで複数の処理を検証できることも挙げられ、リソースを使うことなくテスト頻度を担保し、テストカバレッジを最大化することで高いパフォーマンスを提供することが可能となります。

Autifyの特徴を技術面で少し詳しく紹介させていただきます。 Autifyはノーコードツールでありますが、カスタマイズをすることでより柔軟な利用を行うことができます。 例えばJavaScriptなどの言語を実装することができればテストケースの作成などを柔軟に利用することができます。
Autifyではクロスブラウザテストや並列実行など効率的なテストに必要な機能を一通り揃えておりますが、目新しい機能としてはShadow DOM対応です。 Salesforceなどで標準利用になりつつあるShadow DOM要素をサポートし、Salesforce AppExchangeなどのアプリケーションのテストも可能です。 Salesforceは顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業であり、同領域において世界トップシェアを誇る企業の一つとして知られております。 Salesforceはアジャイル開発のために多くの機能を提供しているプラットフォームである一方で テストは未だに人手に頼る部分もあり改善の余地があります。 Salesforceは世界中のユーザーに利用されておりますが、リリースサイクルを高速化やコスト削減、品質の担保のためにテストの自動化は欠かせません。 AutifyではSalesforce用にテスト自動化の機能を提供しており、エンドユーザーが利用するアプリケーション、そのアプリケーションで入力されたデータの遷移まで、一貫してテスト管理から実行まで行うことができます。
以上が簡単ではありますがAutifyの特徴についての説明とさせていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか? Autifyについて詳しく解説させていただきましたので、参考にしていただけましたら幸いです。