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はじめに

最近、フロントエンドという言葉を以前よりも耳にする機会が増えてきています。

現在では、インターネットを閲覧するデバイスは、パソコンよりもスマートフォンの方が多くなりました。なので、以前よりも見やすさや使いやすさが重視されるようになりました。スマートフォンの小さな画面では、ボタンやテキストなどをどう配置するかで見やすさや使いやすさは、かなり差が出ます。そういったことから、フロントエンジニアの需要はどんどん高まっています。

そしてこの記事では、フロントエンドとはどういうものなのか、バックエンドとフロントエンドの違いやフロントエンドエンジニアが習得すべきプログラミング言語についてお話していきたいと思います。

フロントエンドとは

フロントエンドとは、直接ユーザーの目に触れる機能のことです。例えば、画像のスライドやマウスをあてると色が変わるなど、インターネットブラウザでアクセスできるWebページの見た目のことを指します。そして、このフロントエンドの作業を担当するのがフロントエンドエンジニアです。フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptを使いWebページの見た目をデザインを基に作成したり、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMSの構築やカスタマイズなどを担当します。ただし、フロントエンドエンジニアの作業内容は企業によって違いがあります。そして、スマートフォン時代の現在、フロントエンドエンジニアは、モバイル端末の画面を活かし、UI設計や実装をする能力が求められています。

フロントエンドとバックエンドの違い

WebサイトやWebアプリケーションを作成する場合、制作現場は「フロントエンド」と「バックエンド」の大きく2つに分かれます。フロントエンドは、前述したとおり、ユーザーと直接やり取りをする機能のことです。そして、このフロントエンドと対になっているものがバックエンドです。バックエンドとは、ユーザーの目に触れない裏側の機能のことで、サーバー側の処理を担当している部分です。ブラウザ(クライアント)から受け取ったデータの処理を行ったり、データベースとやり取りをしたりします。

フロントエンドとバックエンドの違いをネットショッピングを例えて説明すると、まずユーザーが気になる商品をクリックし、商品の詳細のページに飛んだとします。この商品の商品名や値段、画像などのデータはデータベースに保存されています。なので、このデータベースから商品の情報を貰い、受け取った情報を出力するまでがバックエンドの仕事です。ただし、バックエンドで出力されるのは、ただの文字列ですから、それをユーザーが見やすいように色を付けたり、大きさを変えたりするのがフロントエンドの仕事です。また、商品画像が2枚、3枚と複数ある場合、見やすいようにスライドショー機能を付けたりなどのアニメーション機能は、フロントエンドで実装できます。

以上、ここまでフロントエンドとバックエンドの違いの説明をしてきました。違いが全く分からなかった方は、何となくでも理解していただけたでしょうか。次は、フロントエンドを実装するにあたって、習得すべき言語についてお話していきます。

習得すべき言語

フロントエンドエンジニアには、HTMLやCSSの知識の他にJavaScriptの技術が必要とされます。

JavaScriptには、jQueryというライブラリがあり、アニメーションの機能の実装やHTMLへのアクセスが簡単にできるため、多くのWebサイトで利用されています。また、JavaScriptの最近の開発現場では、JavaScriptをそのまま使うことは少なく、React.jsやAngularJSなどのフレームワークを利用する場合がほとんどです。なので、JavaScriptの基本を学び終えたら、React.jsやAngularJSなどのフレームワークも学習することをおすすめします。

前述したとおり、フロントエンドエンジニアはWordPressなどのCMSの操作や知識が求められます。JavaScirptなどのプログラミングの技術の他に、WordPressの一通りの操作を頭に入れ、サイトの構築や機能のカスタマイズなどをできるようしておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事を読んでくださった方の中には、フロントエンドという言葉は聞いたことがあり、ぼんやりはわかっているけど詳しい違いはわからないという方もいらっしゃったのではないでしょうか。フロントエンドを全くわかっていない方はもちろん、ぼんやりとしかわかっていなかったという方もこの記事を読んで、より理解を深めていただけたらと思います。

そして、フロントエンドエンジニアには、必須のJavaScirptは従来、クライアントサイドでしか動作しませんでしたが、Node.jsなどのフレームワークが誕生し、サーバサイドでも動作するようになりました。このことからJavaScriptは、近年需要が伸びています。そのため、習得しておいて損はない言語です。