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はじめに

「SE」と呼ばれることもあるシステムエンジニアですが、一体どのような仕事なのでしょうか。また、近年世間に広がりつつあるフリーランスという働き方。なぜフリーランスを目指す人が増えてきたのでしょうか。今回はフリーランスのシステムエンジニアについてメリット・デメリットをふまえつつ、ご紹介していきます。

システムエンジニアとは

システムエンジニアとは、クライアントの意向を理解し要求分析・要件定義・基本設計・詳細設計・テストなどのシステム開発における大まかな設計を担当します。

フリーランスシステムエンジニアの平均年収は660万です。会社員システムエンジニアの平均年収は400万〜450万です。フリーランスの方が高収入という事がわかります。

システムエンジニアに必要なスキル

プログラミング力・英語力・時間管理能力・コミュニケーション能力が必要となってきます。特に、コミュニケーション能力はクライアントとの円滑な会議を行うためにとても重要です。仕事を受けるための人脈も大切です。

マネジメント力

自身のスケジュール管理がとても重要となります。また、一緒に働いているチームの誰か一人に過度な負担がかかるような事態も避けなければなりません。システム開発は忙しいスケジュールの中組まなければならない事態もあるので、業務がスムーズに進められるスケジュール管理が必要です。

システム設計の専門知識

システムエンジニアとして、働く上で「IT知識」がとても重要になります。例えば「DNS」「アクティブディレクトリ」「クラスタシステム」などです。これらのIT知識は大学や専門学校ではもちろん、独学でも学ぶ事ができます。

ヒアリング力

クライアントの話を適切にヒアリングし、理解する事が大切です。そうしなければ、クライアントの意向に沿った仕事をする事ができないでしょう。クライアントとの意思疎通のためにも、ヒアリング力が重要です。

フリーランスとは

会社や企業に勤めるのではなく、独立し自身で仕事を受けることをフリーランスと言います。フリーランスと聞くと「ノマド」「在宅」「好きなカフェで仕事」などとイメージする方がたくさんいると思います。ですが実際には「在宅」と「常駐」の2つの働き方があります。

在宅は文字通り、家やカフェなどが仕事場になります。比較的自由に時間に縛られることなく働くことができる、とイメージする方がいますが、実際には「○時 ~△時までが労働時間」と決められているケースがほとんどです。成果物で評価をする企業では、イメージ通り時間に比較的に自由に働くことができます。

常駐は、クライアント先に勤務することです。エンジニアと対面で会話する事ができるため、仕事を進めやすいです。常駐は働く場所が定められているので、在宅と違い自由はありません。しかし、週5勤務ではなく週3勤務の案件もあるため、案件によっては「週3勤務・週4休み」といった働き方が可能になります。収入も比較的高いため、生活にも困ることはないでしょう。

発注側と仕事の進み具合を常に確認することができないため、常駐案件の方が数が圧倒的に多いです。

フリーランスシステムエンジニアになる方法

業務未経験でさらに低スキルだと、フリーランスシステムエンジニアになるのはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。企業や会社で勤務し、5年ほど実務経験やスキルを磨いてから独立でも遅くはないです。スキルがないままフリーランスになってしまうと、仕事を継続していくことが難しく、せっかくフリーランスになってもまた企業に勤めなければいけなくなる可能性が十分にあります。企業で働きながら能力や知識を取得しITパスポート試験や基本情報処理技術者試験なども受けると、独立後も安定して仕事をもらうことができるでしょう。

メリット・デメリット

フリーランスシステムエンジニアにはなる上での、メリットやデメリットがいくつかあります。知っておくべきメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

まず、3つのメリットについてご紹介します。

収入アップが可能

フリーランスエンジニアは基本的に、企業に勤務しているエンジニアと比べ給与は高いです。その理由としてはクライアントと契約する際に、自由に案件の単価を交渉し設定する事ができるからです。交渉力、営業力を磨くことで収入はどんどんアップするでしょう。

仕事が選べる

自分でやりたい仕事を選ぶ事ができます。自分自身で仕事を取ってくるため、やりたくないと思う案件には応募しないという選択ができます。企業に勤めているエンジニアの場合は、やりたくない仕事をしなければならずストレスを抱えてしまうこともあります。しかしフリーランスは仕事を自分で選ぶことができ、案件も単発や3ヶ月契約などが多いため人間関係にもあまり悩まなくてよくなります。

経費が使用できるため節税が可能

経費を使用できることは大きなメリットでしょう。確定申告時に青色申告という申告書を出すと、最大65万円の控除を受ける事ができます。自分で会計をすると、仕事関係の出費は経費にして節税することができます。しかしやりすぎには注意です。適切な経費率は収入の60%と言われており、超えると税務署のチェックが入る事があるため、経費計上しすぎないように気をつけましょう。

デメリット

メリットばかりに目を向けてフリーランスになってしまうと思わぬ落ちし穴に落ちてしまうこともあります。次は4つのデメリットをご紹介します。

収入が安定しない

会社と違い、案件を自分で獲得しなければならないため、必然と仕事と収入が不安定になります。契約も案件ごと、3ヶ月ごとが多いためどうしても長期的に安定して仕事をもらえるということが難しくなってしまいます。近い未来仕事がなくなってしまうかもしれないという不安と常に向き合わなければならないため安定志向の方にはフリーランスは不向きかもしれません。

不況に弱い

フリーランスであるからといって、不景気に突出して弱いわけではありません。不景気の状況であっても、デフレに強い会社やその状況の環境で儲かる会社というものは必ず存在します。そのため粘り強く世間を渡り歩いていく事が重要となるでしょう。しかし不況になると企業に勤めている会社員よりも先に契約を切られてしまうことがあるため注意です。

事務作業が多い

会社の人たちで振り分けしていた事務作業も、フリーランスだと自分で全て行わなければいけません。その分自分で全て把握できますが、会社員と比べ負担は大きいです。さらに提出しなければならない書類はたくさんあります。書類は慣れればすぐに書くことができますが、初めのうちは内容が難しく、理解に時間がかかってしまうこともよくあります。気づけば書類を完成させるだけで一日が過ぎてたなんてことも十分にあり得ます。

社会的信用が低い

ローンが組みにくい、クレジットカードの審査が通りにくい、賃貸住宅が借りづらくなるなどの事態が起こります。会社勤めの間にローンを組めるものは組むなどと何らかの対策が必要となるでしょう。フリーランスの働き方が徐々に認められつつあるため、社会的信用を得やすくなる社会も遠くはないはずです。

まとめ

フリーランスシステムエンジニアになるために会社や企業に入り、フリーランスになっても通用するスキルを磨き、業務経験を積む事で独立したときに挫折する確率が下がります。自由でに好きな仕事をするフリーランスシステムエンジニアにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。