プログラマーのキャリアをご紹介！

はじめに

プログラマーになりたい！プログラマーで生計を立てたい！と思っている方は多くいると思います。しかし、それではプログラマーになることが目的になってしまいその後どういったキャリアパスをしたいのか不明確になっていることが多いです。また、プログラマーになってからのキャリアパスを考えていないとどのようなスキルが必要なのかわからず、中途半端にスキルを身に付けてしまうことになります。そうなると結果的にキャリアアップすることができないという結末になってしまいます。今回はプログラマーになってからのキャリアパス、必要なスキルをご紹介します。

プログラマー のキャリアパスは大きく３つ

上流工程担当のシステムエンジニア・プロジェクトマネージャー

1つ目はシステムエンジニア・プロジェクトマネージャーです。

システムの開発工程は上流工程・下流工程に分けられます。 その中でシステムエンジニアは主に上流工程を担当し、それに対してプロジェクトマネージャーは上流工程を管理する人というポジションになります。プロジェクトを成功させるために現場の管理であったりマネジメントが主な仕事になります。

この2つのキャリアの共通点は仕事を進めていく上で顧客・プロジェクトメンバーとのコミュニケーションが重要になってくる職業になります。

プログラミングを極める技術スペシャリスト

2つ目は技術スペシャリストです。プログラミングで高い専門性を持っている人のことを指します。周囲のエンジニアが知らないような技術であったり開発手法の知見があるという方がなれるキャリアです。スペシャリストになるには常に新しい情報・技術を取り入れることを意識する、自分と違った専門分野の人の考え方や意見を取り入れることが大切になってきます。

プログラマーからスペシャリストになりたいという方は、毎日ITに関する情報を取り入れて実際に使えるように積み上げていくことが最短のルートとなります。

自由に働くフリーランス

3つ目にフリーランスエンジニアです。自分が好きな時間に働くことができ好きな案件を受けることが可能なキャリアパスです。自分が今まで身につけてきたスキルで稼ぐことができます。ですが、技術力はもちろん営業力も必須のスキルになるのでコミュニケーション能力も必要になります。全て自分でやりたい、やった分だけ収入が欲しいという方に向いているキャリアです。案件獲得するには実績がないと苦労するので実績を示せるようにしておきましょう。

一般的なプログラマー のキャリアパス

一般的にキャリアは下記のようになっています。

プログラマー → システムエンジニア → プロジェクトマネージャー or 技術スペシャリスト

こちらが正解というものではないですが、会社務めされている方は大体、昇格していくにつれて管理職か技術職の二つに分かれていきます。各キャリアの特徴と必要なスキルをご説明します。

プログラマー

平均年収は約350万〜400万です。

主に開発工程の下流工程と呼ばれるシステムを構築する部分を担当します。プログラマーと言っても仕事内容のほとんどがプログラミングしているわけではありません。大抵の場合未経験者であればテスト業務を担当します。テストから業務を始めることでシステムがどのように作られているか把握することができ、システム構築の際にスムーズにプログラミングできるようになります。一つの現場にずっと居るということはほぼないので自分以外の開発者が解析しやすいコードを書くことも必須になります。

扱うシステムによっては専門的な知識が必要になり幅広いスキルが必須となります。

システムエンジニア

平均年収は約550万です。

主に開発工程の上流〜下流工程まで担当します。具体的には、決められた仕様に対してどのように実現できるか設計をする仕事を担当することが多いです。システムの設計を担当するため大きな欠陥があった場合はその後の実装・テスト・運用が無駄な工程になってしまい、再度設計からやり直しということがある責任のあるポジションです。システムエンジニアは技術力の他に、プロジェクトを成功させる為のマネジメントスキルや顧客の要求を正確に汲み取る必要があるのでコミュニケーション能力を求められます。

プロジェクトマネージャー

平均年収は約650万です。

その名の通りプロジェクトが納期までに完成するようにマネジメントする業務になります。顧客と一緒に企画を練り、決定したプロジェクトに対して予算、納期について責任を負うキャリアです。それ以外にもプロジェクトの立ち上げ時に必要な技術者のチーム編成も担当することもあります。システムエンジニアになる為にはスキル＋リーダーシップが必要になります。またプロジェクトメンバーの不満の対処や問題が起こった時の対応スキルなど周りをよく見ることが大切になります。

技術スペシャリスト

平均年収は約750万です。

技術スペシャリストと呼ばれるくらいなので一流の技術を持つキャリアになります。担当する業務としては要件定義、設計、実装、テストまで担当します。専門的分野で高い技術を持っているのでトラブルなど発生した時に非常に重宝されるキャリアになります。技術だけではなく幅広い知識も必要になるので、プログラマー時代からコツコツ積み上げていくことが大切になってきます。かなり難易度が高いですが、今後もIT業界は拡大していくことを考えると目指してみたい方は一つの技術に対して毎日勉強することが大切になります。

フリーランスエンジニア

平均年収は約700万です。

最近では上記の一般的なキャリアではなく、ある程度スキルを身につけ価値がアピールできるのであればフリーランスエンジニアになるというキャリア選択する方も多くなってきました。

フリーランスエンジニアは働く場所・時間が自由になり、自分に自信のあるスキルでお金を稼ぐことができます。また技術力・効率を上げることで高単価な案件がとりやすくなります。その反面仕事が入ってこない時期があったり、モチベーションの維持が難しかったりするので自己管理をしっかりやらないといけないキャリアになります。カフェなどで仕事することも良いですが、コワーキングスペースに足を運んで仕事をすることもおすすめです。理由として実際にコワーキングスペースはフリーランスエンジニアとして活動されている方が多く集まっています。実際に活躍されている方と交流できるチャンスも多くありますし、周りがフリーランスエンジニアばかりの環境にいれば自然と仕事の効率も上がる為です。

まとめ

プログラマーのキャリアは大きく分けて以下の３つということを紹介しました。

1.管理系のプロジェクトマネジメント

2.より専門的な技術を極めた技術スペシャリスト

3.フリーランス

プログラマーになることを目指すのも大切ですが、プログラマーになってからのキャリアを考えることで必要なスキルが明確になります。身に着けるべきスキルを把握した上でプログラマーになり、キャリアアップを目指していきましょう！