プログラミングでフリーランスを目指す。年収相場と年収アップの方法ご紹介します。
はじめに
コロナが世界で流行したことや働き方改革によって在宅ワークやフリーランスという働き方が社会に認められてきています。また近年の凄まじいIT業界の発展により、プログラミングに興味を持ち、エンジニアになりたいと考える人も多くなりました。しかし実際に、どのような仕事があるのか、フリーランスを目指すにはどのような職種が向いているのかあまり理解できていない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、比較的フリーランスになりやすいとされているプログラミングを仕事とする職業をご紹介します。同時に年収の相場や年収アップの方法、必須スキルも見ていきましょう。
プログラミングとは
そもそもプログラミングとはどのようなものなのでしょうか。
Python、Ruby、PHP、Java、JavaScript、HTML、CSSなど、プログラミングを仕事にしたいと考えている方であればこれらの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。これらはプログラミング言語と言われ、現在ビジネスの現場で使われている主流の言語です。そして、これらの言語を使用してプログラムを作成する作業のことを「プログラミング」と言います。
プログラムとは例えば、スマホやパソコンのアプリケーション、ウェブサイト、家電など様々なものがあります。
フリーランスとは
専門知識や自身のスキルを活かし、会社に属さず個人で企業から仕事を請け負って働くことです。フリーランスには、カメラマン、ライター、デザイナー、プログラマーなどクリエイティブな職種があり様々な分野での活躍が可能です。企業と案件を個別に契約することで、プロジェクト単位で仕事をすることができます。そうすることで自分がやりたい、伸ばしたいスキルや専門性な案件を自身で選ぶ事ができ、結果として実力も伸ばす事もできます。
プログラミングを仕事にする職業
プログラミングを仕事にする職種はたくさんありますが、フリーランスになりやすいとされている「システムエンジニア 」「サーバーサイドエンジニア」「データベースエンジニア」「フロントエンジニア」「データサイエンティスト」「ゲームプログラマー」「ネットワークエンジニア」の7つの職業についてご紹介します。
システムエンジニア
ソフトウェア開発に携わり、現場で開発チームや開発プロジェクトの管理、プログラムやソフトウェアの設計書作成などが仕事内容です。システムエンジニアとして働く上でマネジメント能力、コミュニケーション力、技術的能力が必要です。
フリーランスシステムエンジニアの年収は、平均770万と言われています。それに比べて、会社員システムエンジニアの年収は平均550万となります。フリーランスは仲介がない分、手取りが高く目指す人が多くなっています。
サーバーサイドエンジニア
私たちの目に見えないWebアプリケーションの裏側を担います。例えば、バックサイドでのデータ処理環境の構築、新しいソフトウェアなどに伴う環境調整や構築が主な仕事内容です。Java、C、C++といった言語に加えて、データベースの知識や開発を比較的簡単に行えるようにするためのフレームワークを身につけておくといいでしょう。フロントエンドエンジニアの仕事も補う事ができたら、需要が高まり他のサーバーサイドエンジニアと差別化することができます。
会社員サーバーサイドエンジニアの平均年収は543万、フリーランスは平均840万です。多少スキルや年数により変動します。
データベースエンジニア
取引上の要件やデータ構造の理解の上で、分析やWebサービス、業務システムなどのデータベース活用を支えることが仕事内容です。データベースエンジニアは、設計や構築を行っているため「開発スキル」「コミュニケーション能力」「論理的思考能力」「インフラスキル」などが必要なスキルになります。
会社員データベースエンジニアの平均年収は400万〜600万、フリーランスでは800万と言われています。
フロントエンドエンジニア
ユーザが直接目に触れるデータのやり取りを行っていて、バックエンドエンジニアとは対照的になります。デザインデータを基にJavaScriptやHTMLなどを使い作業します。プログラムなどのWebコンテンツ制作や画像処理などの知識が必要です。
会社員フロントエンジニアの平均年収は385万、フリーランスの平均年収は500万です。スキルや知識を磨けば、自身の商品価値が上がり年収1,000万も狙う事ができます。
データサイエンティスト
データサイエンティストの業務内容は案件や企業によって異なります、主な仕事内容としてはフォーマットへの変換、データ主導型を用いてビジネス課題への取り組み、SAS・R・Pythonなどによる作業、統計情報の正確な理解が仕事内容です。機械学習やディープランニングなどのツールが求められます。
会社員のデータサイエンティストの平均年収は350万〜650万、フリーランスでは450万〜950万です。
ゲームプログラマー
出来上がった仕様書、企画書、設計書を基盤にゲームプログラムを組み上げていくお仕事です。プログラミングによってゲームのクオリティが変わるとも言われています。そして、ゲームプログラマーには英語力が重視される場合があるので、TOEICなど受けておくといいでしょう。
会社員ゲームプログラマーの平均年収は300万〜450万、フリーランスの場合平均年収は500万〜600万となります。
ネットワークエンジニア
コンピュータネットワークのシステム保守、運用、構築、Web上のプログラミングなどが仕事内容です。コミュニケーション能力や説明能力、調整力が求められます。
会社員ネットワークエンジニアの平均年収は370万、フリーランスでは500万です。 他のIT職種に比べても見劣りしないでしょう。
言語ごとに見る年収
1位「Go」600万(Googleが開発したC\C++の後継となる言語)
2位「Scala」600万(関数が他言語とオブジェクト指向の性質がある)
3位「Python」575万(シンプルなコードで扱いやすい)
4位「Kotlin」575万
5位「TypeScript」575万
6位「R」575万
7位「Ruby」550万
8位「Swift」550万
9位「Perl」525万
10位「C」525万
年収を左右する要素
年収を左右する要素の要因として「上流過程の理解」「実績・スキル」の2つを見ていきましょう。
上流過程の理解
クライアントが求めるものは何かを理解することはとても重要です。クライアントの意向に沿ったものを作れなければ、元も子もありません。上流過程はシステム開発の方針を決めるので、完成したシステムが思っていたものと異なると使い物にならなくなります。
実績・スキル
何と言ってもやはり、実務経験やスキルが1番重要になってきます。スキルや実務経験があることにより依頼がくるため、年収にもつながってくるでしょう。フリーランスだからこそ自身のスキルや実務経験を企業側にアピールする事が大切ですね。
年収をアップさせる方法
次に、年収アップの方法を3つ見ていきましょう。
営業力をあげる
企業から案件をどれだけ多く受けられるかが重要となります。案件をもらうためには、自分と仕事をするメリットを企業に伝えなければいけません。そのために自分を売りこむ営業力が必要です。
営業力を上げることで、単価交渉の際にも主導権を持って話を進めることが可能になり、年収アップに繋がります。
高度なスキルを身につけるく
IT技術もIT業界も日々進歩し続けているため需要が高く、時代の流れにあったスキルが求められます。実績を積み、ITフリーランスとして長く活躍できるよう自身のスキルを磨き続ける事が重要です。需要の高い技術やITに関するニュースはチェックしておきましょう。
今後社会がどのように変化していくかなどを考え、どのようなスキルを身につけることが必要になるかと戦略的にスキルアップするようにしましょう。
需要の高い言語への知識
プログラミング言語は現在のIT業界で多種多様に使われています。その中でも自身が使う言語はもちろん、仕事に関わる分野の言語も勉強しておきましょう。時代の流れにあった需要の高い言語も押さえておく事が重要です。
まとめ
今回見てきたプログラミング言語を使うフリーランスの職業はどれも会社員の年収と比べ、高収入だという事がわかりました。プログラミング言語を使いフリーランスになるには、多少のスキルと実績が必要となります。フリーランスになる事で年収アップすることが可能になります。是非プログラミングを使って、フリーランスを目指して見てはいかがでしょうか。