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はじめに

みなさんは、普段からネットショッピングや動画を楽しんだりしていますよね。それらのサービスを支えているのが、「Webエンジニア」というものです。ただ、ひとくちに「Webエンジニア」といっても、なかなかイメージがつかないですよね。 そこで今回は、Webエンジニアとは何か、Webエンジニアに必要な資格についてご紹介します

Webエンジニアとは?

Webエンジニアとは、ITシステムやWebアプリケーションなどの設計や開発を行う職業です。Webアプリケーションは、Webサイトやモバイルサイト、スマートフォンのアプリケーションなど、様々な種類があります。わかりやすい例では、ネットショッピングサイト、動画サイトなどが挙げられます。こういったものを開発するのがWebエンジニアの仕事です。Webエンジニアは、大きく「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「インフラエンジニア」の3つに分かれます。フロントエンジニアは、ブラウザ上でユーザーが見える部分を開発します。バックエンドエンジニアは、ユーザーに直接見えない部分の開発を行います。例えば、ECサイトでの決済処理やユーザー認証のシステムなどです。インフラエンジニアとは、ネットワークのサーバーの設計や構築、運用などを担当するエンジニアのことを指します。

Webエンジニアに必要な資格は?

Webエンジニアと聞けば、何か資格が必要なのでは…と思う方が多いでしょう。しかし、結論から言うと、特別な資格がなくても、Webエンジニアになることができます。資格がなかったとしても、実務経験があったり、知識があれば優遇されるケースも多いです。ただし、企業によっては、募集要項に資格を設けている場合もあります。 資格はなくても採用されることもありますが、あるに越したことはありません。資格があれば、実力の証明になりますし、転職の際にも優遇されやすいためです。それでは、どのような資格を取ればよいのでしょうか。ここでは、3つ紹介します。

PHP技術者認定試験

まず、PHPとは、Webページを作ることができるサーバーサイドのスクリプト言語のひとつです。他のプログラミング言語より、比較的文法等が容易であるため、習得しやすいのも特徴です。データベースとの連携もしやすいため、Web開発でよく使用されます。

PHPの資格には、「PHP技術者認定試験」という試験があり、下記の4つに分かれています。

・PHP7技術者認定初級試験

・PHP5技術者認定初級試験

・PHP5技術者認定上級・準上級試験

・PHP 技術者認定ウィザード

PHP 技術者認定ウィザードに関しては、上級試験で90点以上を取得した人のみ受験することができます。初級の試験が2種類ありますが、PHPのバージョンが5から7に変わったことで、PHP7技術者認定試験が開始されました。初級試験の合格率は70%程度、上級試験は10%程度です。初級に関しては、他のIT系の試験に比べると易しい印象があるので、挑戦しやすい資格だと言えるでしょう。

Ruby技術者認定試験

Rubyとは、オブジェクト指向のスクリプト言語です。Rubyは、コードがシンプルで、書きやすく、読みやすいため、初学者でも学習がしやすいプログラミング言語です。

Rubyの資格には、「Ruby技術者認定試験」というものがあり、下記の2種類に分かれています。

・Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 2.1

・Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version 2.1

Rubyの文法や基本的な技術レベルを持つことを証明するSilver、Silverで求められる範囲をさらに掘り下げた知識に加え、アプリケーションの設計に必要な知識を求め、Rubyによるプログラム設計技術を認めるGoldがあります。合格者数や合格率は公表されていませんが、Silverの難易度は、PHP技術者認定試験の「PHP初級」と同程度と言われているため、チャレンジしやすいと言えます。

Webクリエイター能力認定試験

「Webクリエイター能力認定試験」では、HTMLのタグの知識やCSSのプロパティの知識を問われます。スタンダードとエキスパートの2つに分かれています。スタンダードは実技問題のみ、エキスパートは実技問題と知識問題が出題されます。合格率は80%を越えているため、きちんと勉強さえすれば合格できる試験です。

まとめ

今回はWebエンジニアの仕事内容と、資格についてご紹介しました。IT業界自体、常に新しい技術が更新され、様々な分野において必要とされている将来性のある業界です。さらに、他の業界と比べ、飛びぬけて人手不足な状態です。そのため、未経験者・経験者問わず、募集をおこなっている企業が多くあります。先述した通り、Webエンジニアになるには、資格は特別必要ありません。自分自身で学習さえできれば、比較的挑戦しやすいと思います。もし興味があれば、Webエンジニアになることを考えてみてはいかがでしょうか。