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はじめに

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システム管理者は、システムの運用や保有、障害の対応など仕事内容が多岐にわたることが特徴の職業です。 今回は、そんなシステム管理者の仕事内容、必要なスキル、持っていると有利な資格なども一緒に解説していきます。

システム管理者の仕事内容は?

システム管理者の仕事は、システムの運用や保守、障害発生時の対応、ユーザーに対する通知などが主な仕事内容です。 具体的には、

  • 構成(資産)管理
  • 変更、リリース管理
  • インシデント、問題管理
  • 障害の監視
  • バッチ処理スケジュール管理と保守
  • アクセス管理
  • ストレージ管理
  • ウイルス対策、個人情報保護
  • を主に行います。 上記からわかるように、システム管理者の仕事内容は多岐にわたります。 時には社内スタッフからの質問への対応や、社員教育などに携わることもあるようです。

    システム管理者に必要なスキルは?

    ここでは、システム管理者に必要なスキルについて解説していきます。 システム管理者はシステムやネットワークに関する専門的な知識が必要なほか、以下のようなスキルも必要です。

    フレームワークの応用力

    システム管理者であるためには、日頃から新しい知識を習得する、新しい情報を集めるなど、「学びを活かすこと」「スキルを磨き応用力を持つこと」が大切です。

    問題解決能力

    システム管理者は様々な障害やトラブルに対応します。そのためある程度トラブルや障害の防止策や対処法などの知識、問題解決能力が必要となります。 また、コミュニケーション能力はもちろん、業務を円滑に進めるために経験を積んで慣れることも大切でしょう。

    システム管理者の需要

    コンピュータやネットワークなどの普及によって、システム管理者の需要は高まっています。 システム管理者として活躍するには、操作方法やセキュリティに関する専門的な知識が必要です。 また、自己学習の機会を設けるなど、積極的に新しい知識や技術を身につけ取り入れることが大切になります。 日頃から多方面にアンテナを張り、入手・整理した情報を業務に活かせればスキルを高められるでしょう。

    システム管理者が持っていると有利な資格

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    ここでは、今後システム管理者になりたいと考えている方も、現在システム管理業務に従事されている方も取っておきたい資格をご紹介していきます。

    基本情報技術者試験

    基本情報技術者試験は、受験者も多くIT系では最もベーシックな資格と言えるでしょう。既に持っている方、取得を目指している方も多いのではないでしょうか? 基本情報技術者試験では、コンピュータやネットワークなどITの基礎的な内容、簡単なアルゴリズム能力などが問われます。 全てマーク式の試験なので暗記でなんとかなる分野もあり、暗記系が得意な方は是非取っておきましょう! 基礎的な内容といっても基本情報技術者の合格率は約25%前後なので、甘く見てはいけない資格です。

    応用情報技術者試験

    応用情報技術者試験は、ワンランク上のIT人材として活躍したい方は是非取りたい資格です。 内容は基本情報技術者試験と変わりませんが、より高度な知識が求められ記述問題もある分難易度は高くなっています。

    ネットワークスペシャリスト

    ネットワークスペシャリスト(通称ネスペ)は、ネットワークに関する資格です。 高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関連する高度な技術を活用し、データ資源及びデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守する業務へ従事するとともに、専門家として技術支援を行える能力を有するとみなされます。システム管理でネットワークを扱う場合もあるので、取っておくと役に立つでしょう。

    データベーススペシャリスト

    データベーススペシャリストは、前述のネットワークスペシャリストのデータベース版だと思っていただければわかりやすいでしょう。 取得することでデータベースに関係する高度な技術を活用し、データ資源及びデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守する業務へ従事するとともに、専門家として技術支援を行える能力を有するとみなされます。

    ITストラテジスト

    ITストラテジストは合格率15%ほどの難易度の高い試験ですが、高度IT技術者としてビジネスモデルや企業活動の特定のプロセスについて、 情報技術の観点から基本戦略を策定・提案・推進していける能力を有しているということを証明できる資格です。 持っているとかなり有利に働くでしょう。

    システムアーキテクト

    合格率は約13%と、上級の技術者向けの資格ですが、システム開発の上流工程を主導する立場で豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導ける能力を有していると証明できる資格です。 IT系の資格の中でもかなりの高難度の部類に入るので、持っていると周囲に差をつけることができるでしょう。

    システム管理者の年収

    システム管理者の年収はおよそ240万円〜900万円です。企業によっては 1,000万を超えることもあるようです。フリーランスのシステム管理者向け案件では、平均月単価が64万ほどとなります。

    また、会社員とフリーランスでは社会保険料や税金の計算が異なり、年収も変わってくるので注意が必要です。

    まとめ

    以上、システム管理者の仕事内容、持っていると有利な資格などについての解説でした。

    いかがでしたでしょうか?このように、システム管理者は多岐にわたる業務内容で高度な技術や知識が必要となりますが、その分やりがいを感じることができる仕事でもあります。興味のある方、更にスキルアップを目指したい方は是非チャレンジしてみてください!