セルフマネジメントとは?セルフマネジメントを身に着け仕事のパフォーマンスを向上させよう。
セルフマネジメントという言葉をご存知でしょうか?当記事では現在の社会人にぜひ身に着けておいて欲しいセルフマネジメントについてご紹介します。
セルフマネジメントとは?
「勉強したいけど時間がない」、「仕事の生産性が思うように上がらない」、「いまいち何にもモチベーションが上がらない」といった状態の社会人の方は多いかと思われます。
セルフマネジメントとは、「self(自分)」、「management(管理)」、つまり「自己管理能力」のことを指します。
例えば仕事において、ご自身で優先順位をつけスケジュールを組み、業務を滞りなく遂行し、過度な残業をせずライフワークバランスを大事にしている方がいらっしゃるかと思いますが、そういった方はセルフマネジメント能力が高いと言えるでしょう。
セルフマネジメント力を身につけると、日常のモチベーションや仕事における生産性が大幅に向上します。
以下で詳しく解説していきます。
セルフマネジメントについてより詳しく
セルフマネジメントとは自己管理能力だと先ほど記述しましたが、ここでいう自己管理能力とはどういったものなのでしょうか。
自己管理能力とは、「感情コントロール」、「スケジュール管理能力」、「自分で考えて行動する能力」、「肉体的、精神的な健康維持」などが挙げられます。
大切なことは、これらは「なんのために行うか」ということなのですが、会社のためでも上司のためでもなく、それは自分自身の目標や夢を達成するためです。
会社のために仕事ができるようになる、ではあまり面白くないでしょう。
それよりも自分自身の幸せのためにセルフマネジメントを身に着けると考えたほうが、より前向きです。
セルフマネジメントを身に着けるには
セルフマネジメントを身に着ける方法をご紹介します。
明確な目標設定
目標があいまいなままでは、目標のための指標が見えてきません。
目標を具体的にすることで、目標達成のためには何をすべきか、何を優先すべきか、といったことが見えてきます。
セルフマネジメントにおいて最も重要なことが「目標設定」です。
行動に移す
それらが終われば、あとはご自身の行動を変えていくことが大切です。
注意点としては目標達成のための行動が、自身のキャパシティーを超えてしまっては本末転倒です。
大きな目標を達成するためには「日々の小さな目標の達成」を積み重ねる必要があります。
できることから取り組んでいきましょう。
自分で考えて行動する
何事も自分で考えて行動するクセを身に着けましょう。上司にその都度指示をうかがっていてはいつまでたってもセルフマネジメントは身につきません。
しかし、自分で考えて行動した結果、間違っていた場合は「何勝手なことしてるんだ」と言われ、間違いを恐れ、その都度確認をとると「自分で考えろ」と言われたりする社会です。
上司には「自分で考えた結果の最終確認を行う」ようにしましょう。
失敗の原因を分析する
失敗したからといって過度に自分を責めても、何も生産性はありません。
失敗した際は、「なぜ失敗したのか」という原因を分析することが大切です。
失敗の原因を分析することは、本人以外に上司であったり同僚であったり、身近な人も考えるようにし、現場全体で失敗の起きないようなシステムを作りましょう。
自己分析を行う
自分は何が得意で何が不得手なのか、ということをしっかりと把握しておくことで、仕事を引き受けてから、やっぱりできませんでした、期日に間に合いませんでした、といった事態を回避することができます。
そのために自己分析を行うことで、自身の強みと弱みを明確にし、また自身の改善点や課題を発見することができます。
自己肯定感を養う
「自分はダメな人間」、「何をやってもできない」と常々思っていると、自己暗示によって本当にそうなってしまいます。しかし、ネガティブ思考な方は自分の何がダメなのか、をしっかりと理解していることが多く、そういった自己理解を元にウィークポイントを改善していくことができると言えます。
改善することができれば自己肯定感が高まり、良い影響を与えるでしょう。
ただしあまりにネガティブ思考が強いと鬱病の可能性がありますので、メンタルクリニックの受診をおすすめします。
メンタルケア
ストレスは万病のもとです。ストレスコントロールはそう簡単なことではありませんが、解消手段やコントロールする術を身に着けましょう。
別の分野の話となってしまうので詳しくは書きませんが、自身は何に対してストレスを感じているのか、それらはどのようにして解決できるのか、といった冷静な分析が必要です。
自分をいたわる
自分へのご褒美、というと何だか安っぽい響きですが、これは意外と大切で、結局のところ自分の努力は自分が一番わかっていますので、時には自分自身をねぎらうことで、モチベーションの維持につながります。
定めた目標を達成した際に、自分へのご褒美を贈る、などと決めておくとよいかもしれません。
最後に
以上がセルフマネジメントについてのご紹介となります。
今すぐ自分で始めることができるセルフマネジメントで生活の質を向上させていってください。
また、セルフマネジメント力は個人の問題ではなく、会社であるならば社員ひとりひとりがセルフマネジメント力を高めることにより、会社全体の生産性の向上につながります。それも個人にゆだねるのではなく、会社がセルフマネジメント力を鍛えられる環境に導いていくことが大切です。