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ご自身のキャリアを考える際、Web業界に対してなんとなく興味を持ってる方も多いのではないでしょうか。
しかしWeb業界ってよく聞くけど何?どういったことをやっている業界なの?といった風に実際に携わってみないとイメージがつかみにくいものです。
当記事ではそんな疑問を解決するために、Web業界と職種、また必要なスキルについてご紹介していきます。

Webとは

Webとは「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」のことで、WWWとも呼ばれております。「Web」とは「クモの巣」を意味し、情報が世界中に網目状に広がる様子がクモの巣のようであることから来ています。
インターネットとは違うのか、という疑問をお持ちになるかと思いますが、厳密にはWebとインターネットは違います。
インターネットはコンピューター同士をつないで提供される情報通信技術の総称で、Webはインターネットを用いたサービスのひとつです。

Webサービス

普段我々は当たり前のようにWebサービスを利用しています。
これらを提供してくれているのがWeb業界というわけですが、Web業界ではどういったサービスを提供しているのか、いくつか例をあげてご紹介します。

Webブラウザ

「Googel Chrome」、「Microsoft Edge」、「Firefox」など、我々がWebサイトを閲覧するためにはWebブラウザが必要ですが、これらもWebサービスのひとつです。

Web広告

インターネットを利用した広告を発信しています。Webページ1つ全てが広告となっているページは「ランディングページ」とも呼ばれます。

SNS

「Twitter」、「FaceBook」、「Instagram」など、広い世代に利用されているSNSもWebサービスに一環です。

ECサイト

インターネット経由でお買い物ができるサイトです。楽天やYahoo!ショッピングなどが代表的です。

ソーシャルゲーム

スマートフォンの普及に伴いコンシューマーゲームを脅かしつつあるソーシャルゲームもWebサービスです。「ポケモンGO」などが有名です。

Web業界と呼ばれるサービスはこれらが全てではありませんが、身近なサービスがWeb業界からもたらされているとご理解いただけましたでしょうか?

Web業界の職種

では以下でWeb業界にまつわる職種をご紹介していきます。

Webデザイナー

おそらくWeb業界において、世間一般で最も認知度の高い職種ではないでしょうか。
WebデザイナーとはWebサイトのデザインをする職種です。
そのまんまですが、デザインといっても見てくれの綺麗さやオシャレさだけを考えるのではなく、使いやすさ、マーケティングとして有効なデザインか、クライアントの要望をヒアリングする、などといった業務こそが本質と言えます。
人気の高い職種で、求人も多いのでWeb業界参入のきっかけとなることも多いです。
必要なスキルとしては、Illustrator、Photoshopなどの画像編集ソフト、ある程度のHTML/CSSのコーディング技術、デザインに関する知識、また、コミュニケーション能力が求められます。

マークアップエンジニア(コーダー)

Webデザイナーが兼任することもありますが、基本としてはデザイナーから受け取ったデザインカンプを元にコーダーがコーディングを行っていきます。
デザイナーと並びWeb業界では必須の職種ですが、なぜか世間一般の認知度は低く、Webデザイナーと一緒くたにされて紹介されていることが多いように思います。
しかし、Webデザイナーがデザインからコーディングまでを担うと、とんでもなく大変ですので、コーダーとの分業が基本です。
必要なスキルは同じくHTML/CSSですが、専門で行う以上、デザイナーより高い技術を有していなければなりません。
実現できないデザインを受け取った際、コーディングに入る前にデザイナーと相談しなければならないからです。
またJavaScriptやPHPなどのプログラミング言語も必須となります。

Webディレクター

制作現場の責任者で、全体のスケジュール管理やクライアントとの打ち合わせなどを行います。制作作業に入ることは少ないですが、その分Web業界についてマルチな知識とスキルを有していないと務まりません。
必要なスキルは、スケジュール管理能力、コミュニケーション能力、またSEO(検索エンジン最適化)についての知識もあると良いでしょう。

Webマーケター

Webを利用し集客や収益を増やすことを提案する職種です。クライアントからの要望を聞き、どういった点を改善すると収益につながるか、といったことを提案していきます。
ディレクターとは異なり、クライアントとの折衝がメインとなりますので技術的なことよりも、Web業界やコミュニケーション能力はもちろん、マーケティングに関する知識、交渉力、などビジネススキルが重要となってきます。

Webアナリスト

Webアナリストとは、Webサイトのアクセス解析を行い、ユーザーがどのようにサイトを利用しているか、どの地点でサイトから離脱しているか、などを調べ、改善の提案を行います。
マーケターもアクセス解析を行いますが、より専門性が求められますので、大きな企業ですと分業されていることが多いです。
Googleアナリティクスの分析などを行う必要があるため、Webアナリスト検定などの資格を保持しいていると良いでしょう。

これらがWeb業界における職種のすべてではありませんが、代表的なものをいくつかご紹介させていただきました。

最後に

以上がWeb業界の職種と必要なスキルについてのご紹介となります。
Web業界で働くためには、HTML/CSSは基本中の基本です。まずこの2つのマークアップ言語の習得を目指しましょう。
Web業界は未経験での採用はそれなりに多く、若ければ若いほど将来性を考慮した選考が行われます。
移り変わりの早い業界ですので、継続的な勉強の意思と、情報収集を欠かさない意欲を示すことができれば採用の可能性はあがります。

また、自分が携わったサイトが公開され、クライイアントからの評判も良ければとてもやりがいを感じる業界です。
Web業界は決して楽な業界ではありませんが、挑戦してみてもよいのではないでしょうか?