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実務経験を積むためのスキルはメインスキル以外の部分が重要

今回はプログラミングにおける実務経験について記述しますが、おそらく他の業界でもほとんどの部分が共通しています。 実務経験を積むために必要なことは何かについて記述します。

実務経験を積むにあたって、自己学習と大きく違う点が難易度です。自己学習の場合効率よく物事を習得できるレベルで経験を積みますが、実務の場合は難易度・作業種類の範囲・使用可能な期限が状況によってさまざまです。場合によっては、工夫しなければ到底クリアできない場合もあります。さまざまな応用を求められることでスキルを大きく伸ばせる可能性がありますが、実務経験を得るためのコツを知らないと難しいことでもあります。今回は実務経験によって自身のメインスキルを伸ばすために必要なスキルについて記述します

まずはコミュニケーション

最初に必要となるのがコミュニケーション能力です。プログラミング業界はコミュニケーション能力の必要性が低いと思われていることがあるようですがそんなことはありません。おそらくそれで通用するのは他に替えが利かない研究者かトップクラスの手腕を持つ経営者くらいかと思われます。ほぼ全ての作業が他の人と関わることになるためコミュニケーション能力は重要です。直接仕事内容に関わることから些細なことまでコミュニケーション能力が関係してくるため、コミュニケーション能力は実務を行う上でのスタートラインといえます

そしてコミュニケーションを取ることは自身にとって武器であり盾になります。コミュニケーションはしかたなく行うのではなく自分のために積極的に行うべきです。自身の状態・情報を伝えることは相手に状況を理解してもらい、自身の動きやすい環境を自然と構築することができる『武器』になります。また相手方も状況をしっかり把握したうえで行動できるためお互いにやりやすくなります。

また、現在の状況・疑問点を確認することは己を守る『盾』に該当します。手戻りの可能性を下げることができますし、疑問を早めに払拭することで精神衛生的な意味でも良くなります。

コミュニケーションを取ることに苦手意識を感じる方は、自分がメリットを得るために少しずつ挑戦してみてはいかがでしょうか

体力管理も大切です

どんなにやる気があっても体力が尽きていてはやりようがありません。また、自分の疲労に気が付かずがんばりすぎてしまうと、がんばりたい気持ちはあるのにがんばれない燃え尽き症候群に陥りやすくなります。自分の調子には常に気を配り無理をしていないか確認する癖を付けることが大切です。自分にとって最適なリフレッシュ方法が何か、について余裕があるときに考えておくことも大切です

スケジュール管理能力は鍛えておきましょう

スケジュールを管理する能力が非常に重要です。物事に振り回されるとそれだけで人は疲労します。スケジュールに振り回されるのではなく、管理できるようになることでスムーズに処理することができるようになります。スケジュール管理を行うことで、物事に対して予測を立てやすくなるため無駄な行動を減らせるようになります。慣れてくることで徐々に効果が上がります。また、スケジュール管理するためにはさまざまな物事に対して注意深く観察・考えることが必要なため、副次的効果として勘が働きやすくなります。このようにスケジュール管理を行うことで自身を効率よく動かすことができるようになります。

他には、今日やったこと(もしくは明日行う予定)を1日メモとして記録していく方法も効果的です。備忘録的な使い方もできますし、後に行動記録を提出する場合も頭を悩ませずに済みます。

プログラミング能力は最後に位置します

プログラミングにおける実務経験と銘を打っておいてここまで触れてきませんでしたが、位置的には最後になるからです。業界のメインスキルは実務業務の優先度としては一番下になります。もちろんないがしろにして通用するという意味ではありません。実務経験を積むためには、必要なスキルが多く存在するということです。必要な前提スキルを伸ばしていくことで、メインスキルも伸ばしやすくすることができます。前提スキルを得ることの一番のメリットは、実作業の時間を確保することにあります。コミュニケーションやスケジュール管理の不足によるしわ寄せは徐々に蓄積されていきます。気付いた時には山積されている場合が多いです。この状態になってから対処をはじめると予想以上の疲労・時間を費やすことになり実作業が圧迫されていきます。この悪循環を防ぐために前提スキルは重要となってきます。

まとめ

今回は実務経験を積むうえで必要となるスキルについて記述しました。実務を行う場合、環境に翻弄される場合が多々あります。環境に翻弄されずに効率よく処理するためにはメインスキル以外の部分も非常に重要になります。もちろん最初から万全の状態を用意することは難しいので、万遍なくスキルを向上させていくことで、自身にとって最適な状態を目指していくことをおすすめします。