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モチベーションの保ち方を意識する重要性について

今回はモチベーションを維持し続けるには意識して取り組むことが重要であること、モチベーションを保つコツについて記述します。主にプログラミングの自己学習時を対象としています。自己学習時は自身でペース配分をコントロールしやすい環境といえます。学習内容だけでなく同時にペース配分も習得することで、周囲に流されずに自身のペースを維持しやすくなります。モチベーションはなんとなく保つのではなく修練によって維持できるようになるもの、という意識が大切です

モチベーションの保ち方

モチベーションの保つ方法は数多くあります。今回記述する内容はその一例であり、人によって合う・合わないは出てきます。多くの方が真似をしやすい方法を選出しましたが、このやり方が自身に合わなくても気に病むことはありません。大切なのは自分にとっていちばん適した保ち方を選ぶことです。『試しにやってみて合わなかったら別の方法を試してみよう』という前向きな気持ちが大切です。

自身に合った目標を設定する

モチベーションが上がるときの代表例として、『目標を達成する』があります。努力が報われた瞬間の達成感は何事にも代えがたく、またがんばろうという気持ちにさせてくれます。つまり簡単にまとめてしまうとまたがんばろうと思い続けることができればOKということになります。たいていの場合、次の目標は今達成したものより高いレベルを目指すと思いますが、その時に一度立ち止まって考えてほしいことが『ほんとうにレベルをあげてしまってよいのか?』ということです。人によって目標は様々です。プログラミングのif文を例に挙げると、今回は参考書の5ページ分を学んだので次は8ページ分学ぶ・if文のさらに便利な使い方を覚える・if文を学んだので次はfor文を学ぶ、などがあるかと思います。ですが場合によっては必ずしも上に向かう必要はなく、同じところをやり直す・5ページ分の消化は大変だったので3ページに減らすなどの今回達成した目標より楽な目標を掲げるのが必要な時も存在します。大切なのは短期間でどれだけ進むかより、長期間どれだけ続いたかになります。長く継続すれば自ずと成長した総量は大きくなります。長く続けることを踏まえ、目標を設定することが必要です。

質より量。たくさんの成功体験を得る

目標を達成した時、越えた壁が大きければ大きいほど達成感は大きくなります。学習中に、『ここは工夫すればもっとよくなる』ことに気付いて手直しをしたこともあるかと思います。その、『ここは工夫すればもっとよくなる』は次の目標に回すのはどうでしょう。一度に多くのことを達成するとすごく先に進めた気がします。実際、努力した分先に進んでいます。ですが一度に多くのことを達成するのはすごく疲労します。疲労感が蓄積するとやる気を維持するのが難しくなっていきます。工夫したい点を次に回すことで、一つずつ確実に習得していくことができます。特にプログラミングの場合は、複数の問題点が絡み合っていると解決の難易度が跳ね上がることが多いです。一つずつであれば、解決が容易な場合も多々あります。何度も小さな成功体験を経験しておくことで、難しい問題でも解決の糸口が掴みやすくなります。

目標達成後のメリットを把握しておく

メリットを把握しておくというと小難しく見えますが、要は『目の前にぶら下げられた人参効果』です。漠然と努力するより、目標を達成することで得られるメリットがあらかじめ分かっていたほうが努力の負担が軽くなります。プログラミングに繋がることでもいいですし、場合によっては全く関係ないことをメリットとして掲げておいた方が良い場合もあります。

1つの目標でいくつもメリットを得られるようにする

努力を重ねるうちに、1つの目標達成で1つのメリットしか得られないのでは努力に見合わなく感じることがあります。学ぶ事が難解になっていけばいくほど解決にかかる時間は増大しますが、結果として得られるものは努力と相対するとわずかだったりします。それではモチベーションを保ち続けるのは難しいので、複数のメリットを得られる目標を掲げることが重要です。例としてJavaScript学習を挙げると、メリットとして、JavaScriptの習得・HTMLの習得・CSSの習得・ReactをはじめとしたJavaScriptライブラリの使い方の習得の4つが挙げられます。学ぶことの価値を上げることでモチベーションを維持しやすくできます。 また、多くのメリットを感じない場合でも発想の転換によりメリットを発掘することが可能です。例として問題解決のためのWeb検索を挙げると、Webで調べ物をすることで、調査結果・効率よく調べるコツの2つを得ることができます。コツは、最初は実感しにくいですが回数を重ねることで着実に見についていることが実感できるようになります。 目標設定の工夫・発想の転換などによって常に複数のメリットを得られるようにすることがモチベーションを保ち続けるには大事なこととなります

まとめ

たくさんのスキルを得るには、持続することが重要です。そして持続し続けるには工夫が必要になってきます。工夫して取り組むことで効率よく、かつ精神的負担の少ない状態で成長することができます