支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡


Web系・業務系・組み込み系とは?プログラマーの種類について解説します!

IT業界における業種の区分において、Web系・業務系・組み込み系といった分け方があります。

基本的な業務内容は仕様書に基づいてプログラムやコードを記述することで、これはどのプログラマーも共通する内容です。それに伴って、テストや運用を行うこともあります。

それぞれに明確な定義はなく、企業や場合によっては曖昧になる言葉ですが、今回はそれぞれの特徴や違いなどについて、特にプログラマーの種類について解説していきます。

Web系プログラマー

現在最も数が多く、需要も高いと考えられるのがWebプログラマーです。主にECサイトや宿泊予約サイトなどのBtoCのWebサービスや、Webアプリケーション・ゲームの開発を行います。

Web系プログラマーの中でもさらに"フロントエンド"と"バックエンド"に分類されることがありますが、一般的にWeb系というとフロントエンドのプログラマーを指すことが多いかもしれません。

フロントエンドのプログラマーはユーザーが直接関わる部分の機能やインターフェースを担当します。そのためプログラミング言語以外にもHTMLやCSSの知識、またはデザインの知識が必要になる場合があります。フロントエンドではJavaScript、PHP、Ruby、C+などの言語などを使用します。

バックエンドのプログラマーはユーザーの操作や入力を元にして、データベースやサーバとの通信や記録の保存を行う部分を作ります。サーバサイドと呼ばれる場合もあります。フレームワークやデータベースの知識が必要とされることが多く、フロントエンドとは開発言語が異なる場合もありますが同じくHTMLやCSSの知識があると業務がスムーズになる場合があるかもしれません。

バックエンドではJava、PHP、Pythonなどの言語を使用します。

両方に共通して言えることは、Webサイトなどの動作環境はパソコンやスマートフォンなど幅広く、求められる技術や必要な知識が日々細かく変化するため柔軟に対応する必要があるということです。 大変な部分ではありますが、スキルアップなどにもつながるため成長が実感しやすいと言えるかもしれません。

AWSなどのクラウドサービスに関する知識が必要とされる場合も多いです。

Webサイトやアプリケーションの需要が減ることは考えづらく、今後も需要が増え続ける将来性のある分野・業務であるといえます。

業務系プログラマー

経理システムといい、この業務系システムを作るのが業務系プログラマーの仕事です。

企業の専用のシステムを作る場合やパッケージの製品を作る場合など、業務に幅がある場合もあります。保守や管理などの業務がメインになることも多いため、それに伴って過去の技術やすでにあるシステムの改修を行うことが多く、新しい技術の習得が求められないことも多いです。

案件としては、既存のシステムのカスタマイズやセキュリティ要件に対応する案件が多いようです。また、規模が大きくなる場合も多く、上流工程をシステムエンジニアが担当するなど、担当の領域が細かく分かれている場合も多いです。

情報系と呼ばれる分野もあり、業務系と近しい分野で、行う業務も似ていますが、情報系システムは業務を支えるシステム、業務系システムは業務の根本を担うシステムだと考えるとわかりやすいかもしれません。
使用する言語はJava、C#、VBなどが一般的です。

組み込み系プログラマー

スマートフォンなどの携帯電話や、家電製品、自動車のナビなどに組み込まれているシステムを開発するのが組み込み系プログラマーです。

組み込み系のシステムやプログラムそのものを目にする機会は非常に少ないですが、実際に搭載されている機器や製品は私たちの身近には多くあります。

搭載されるハードウェアの種類も様々なため、それに伴って仕事の幅も広くなっています。

Web系プログラマーや業務系プログラマーはパソコン及びスマートフォンでの動作を前提としている場合がほとんどですが、組み込みのシステムは前述のとおりハードウェアは様々で、ハードウェアと同時に開発される場合もあり、それらの知識が必要になる場合もあります。業界全体でみると組み込み系プログラマーは多いとは言えない一方で、IoTの技術や知識の需要は日々高まっており、今後さらに成長を続けていく分野であると考えられています。
使用する言語はJava、C#、C++などです。

まとめ

最初に述べたように、場合によって分け方が変わり曖昧な部分もありますが、大まかな違いや業務の内容については理解して頂けたかと思います。

それぞれで扱う言語などにも違いがあるため、自分が現在学習している言語や興味のある言語と照らし合わせながら、ご自身の目指すプログラマーのイメージを持っていただけると良いと思います。