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1. ITパスポートとは

IT化が進んでいる現代社会の中で、ITに携わった仕事をしたいと考えている方も多いと思います。
ITパスポートは国家資格をとしても認定されています。ITパスポートを取得することで「ITに関する基本的な知識が証明できる」ということになります。また、ITパスポートは情報処理技術者試験の中でもエントリー向けの試験であり、試験の難易もあまり高くありません。
では、ITパスポートを取得するためにはどのような知識を学習する必要があるのか、お伝えしたいと思います。

2. ITパスポートの試験内容・試験範囲について

ITパスポートの試験範囲については大きく分けて、3つ「ストラテジ」、「マネジメント」、「テクノロジ」になります。技術的な内容だけが出題されるわけではありません。それぞれ確認していきましょう。

・ストラテジについて

「戦略」を意味しているストラテジ、経営者の仕事に関する内容、企業活動や法務、経営、そして企業について問われる分野になります。経営の基礎から知的財産権、個人情報保護などの法務、経営戦略やマーケティングに関する知識が問われます。

主に企業活動、経営戦略、技術戦略、システム企画、システム戦略、ビジネスインダストリ、法務など。

・マネージメントについて

「管理」を意味しているマネジメント、管理者の仕事に関する内容、システムやソフトウェア開発、プロジェクトのマネジメント方法について問われる分野になります。開発の手法や流れ、プロジェクトの管理方法などが問われる以外にも、システム監査の概要、流れなども問われます。

主にプロジェクトマネジメント、サービスマネージメント、システム監査、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術など。

・テクノロジーについて

科学技術」を意味しているテクノロジ、コンピュータの仕組みに関する内容、ITの基礎となるPCの仕組み、セキュリティ、データベース、ネットワークまで、IT技術に関して問われる分野になります。

主にコンピュータの基礎理論、コンピュータ構成要素、システム構成要素、アルゴリズムとプログラム、コンピュータシステム、技術要素(データベース、セキュリティ、ネットワーク、マルチメディア、ソフトウェア、ハードウェア、ヒューマンインタフェース)など

3. 試験内容内容について

CBT方式(Computer Based Testing) PCを利用したテストです。

試験時間:120分

受験料 :5700円(消費税込)

解答方法:四選択一式(4つの選択肢から1つを選ぶ方法)

問題数 :全100問
ストラテジ系  :35問程度
マネジメント系 :20問程度
テクノロジ系  :45問程度で構成されています。

会場は全国に100箇所以上設置されており、試験日の日程は会場次第になっています。
各都道府県に1箇所以上、月に一日以上が予定されている会場が設けられています。
試験を受ける際には、前持って調べておくと良いと思います。

4. 合格ライン・合格率について

■総合評価点

600点以上/1000点 (総合評価の満点)

■分野別評価点

ストラテジ系 :300点以上/1000点 (分野別評価の満点)
マネジメント系:300点以上/1000点 (分野別評価の満点)
テクノロジ系 :300点以上/1000点 (分野別評価の満点)

ITパスポートの試験では「総合評価点600点以上で、かつ分野別評価もそれぞれ300点以上あること」と提示されています。出題される100問のうち、総合表評価の対象は92問です。
92問は3つの分野でそれぞれ評価点が計算されて、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で分けられています。残りの8問は今後の出題する問題を評価するために利用されています。各分野で、60%以上の正解率があれば、総合評価点を通過できます。

■合格率

合格率は約50%で、受験者の二人に一人が合格する割合です。

5. テスト対策・勉強方法

ITパスポートの試験に合格に向けて、オススメの勉強方法紹介させて頂ければと思います。勉強方法に関しては、人それぞれあるかと思いますので参考程度に聞いて頂ければと思います。

■参考書、問題集を何周も学習する

ITに関しての知識がない状態からですと、参考書を読んでも一回では頭に入ってこないことも多いかと思います。初回は読みな流すことで全体的にイメージを把握して、その後は繰り返し、繰り返し学習することで理解が深まり、知識して定着していきます。
ITパスポートの参考書はたくさん出版されています。今回はオススメの参考書紹介させていただきます。参考書を選ぶ基準をして、過去問の解説がされているモノ、実際に出題される問題の傾向を掴むために最新年度版の参考書を入手しましょう。

■オススメの書籍

・いちばんやさしいITパスポート

価格:¥1580 (税別) 著者名:高橋京介(著者)
ITパスポート試験を「短期間」「一発合格」するための試験対策本です。
過去問の解説もあり、また暗記が苦手な人、集中力が続かない人でも「効率の良い学習方法」を採用しているので未経験の方にもオススメできます。

・栢木先生のITパスポート教室

価格:¥1580 (税別) 著者名:栢木 厚(著者)
最新の過去問含めて、約240問も収録しています。知識を定着させて、応用力つけることができるようです。イラストも豊富なので、図解でわかりやすいです。

■Youtubeなどの動画配信サイトで学習する

最近では、無料の動画サイトでも学習をサポートに役立てることができます。スクールにお金を払い、時間拘束になることも動画サイトではありません。自分がわからない範囲を網羅できるわけではないですが、未経験の方がつまづきやすいポイントなどはかなりの確率で動画がアップされていると思います。

6. まとめ

今回は、ITパスポートと試験についてまとめてみました。試験の難易度に関しては、あまり高くありませんので、未経験の方でも学習をしっかりと行えば、試験に合格することも可能かと思います。IT業界では基本的な資格になるので、試験を受けなくても学習した内容に関してはIT業界で働く上で必要な内容ばかりです。今回の記事が参考になれば幸いです。