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キーボードを打つ速度の違い

文字の入力スピードは個人個人で差が出ます。遅い人もいれば速い人もいますが、その違いはどこから来るのでしょうか?最大の違いはキーボードの配列が自分の身についているかどうかと、文字入力方法にしっかりと慣れているかどうかです。

文字入力を速くしたいのであれば、キーボードの配列を覚え、反射的に文字入力できるようになることが重要です。

キーボードに指を置く位置を覚える

手元を見ないで文字入力することをタッチタイピングと呼びます。タッチタイピングにはできるようになるためのコツがあります。それが「キーボードに指を置く位置を覚える」ことです。左手の人差し指は「F」。右手の人差指を「J」に置くようにし、毎回必ずこの「F」と「J」に左右の人差し指を戻すようにします。この位置のことを「ホームポジション」と呼びます。指を置く位置をキープできるようになればキーの配列を覚えるのが楽になり、人差し指以外の指をどこに動かせばどの文字を入力できるのか覚えられて、入力速度も早まります。指を置く位置は毎回同じなので、手元を見ながら文字を入力する回数を減らすことができます。

素早く文章を考え、考えてから入力する

書きたい文章を考えながら入力するよりも、文章を考えてから入力するほうが速度は早くなります。そのためには、書きたい文章を上手にまとめておける能力も必要になります。文字を書く仕事にはいくつか種類があります。代表的なものが「決まっている文章を打ち込む」データ入力などの仕事と、自分で構成などを考えた文章化する仕事=ライティングです。ライティングの場合は伝えるべき内容を文字通り言語化・文章化する能力が求められます。

上達するためには?

手元を見ないで入力できるように上達するために覚えておくべきこと、やるべきことがいくつかあります。1つは「無理に小指を使う必要はない」ということ。次に「たくさんタイピングする=たくさん練習する」ということ。そして「ローマ字入力を身につけること」の3つです。それぞれについて解説します。

無理に小指は使わなくてもいい

文字入力が上手な人や速い人を見ると、左右それぞれ5本の指を満遍なく使ってタイピングしているように見えます。しかし、最初のうちは無理して小指など苦手な指を使う必要はありません。慣れている人の中でも、「左手だけ小指を使う人」もいればその逆もあります。重要なのは先にも述べた「ホームポジション」を基本にして指を動かせるかどうかであって「どの指を使うか」や「全ての指を使わなくてはいけない」わけではありません。まずはホームポジションをしっかりと把握し、そこを基準にキーボード配列に慣れていくことを優先させるほうが良いでしょう。

上達のためにはたくさんタイピングすること

どんなことでもそうですが、やはり数をこなさないことには上達の速度は上がりません。上達を目指すのであれば、そのための練習をすることが必要になります。そのためには最初は速く入力できなくても良いので続けることが重要です。最初は短い文章でもOKです。ホームポジションに指を置き、キーボード配列を思い出しながら目的の文章を「キーボードを見ずに入力できる」ようにしてみましょう。はじめはうまくいかなくても、諦めずに続けましょう。

「ローマ字入力」で文字入力する

現在は日本語の文字入力を「ローマ字」で行う人がほとんどです。日本で購入可能なPCなどのキーボードには「ひらがな」も印字されていますし、日本語のOSにおける日本語文字入力方法では「かな入力」も可能です。しかし文字入力の方法はローマ字入力にしたほうが利便性が高まります。例えば「や」という文字を打ちたい場合、「や」の文字は数字の「7」と同じキーを使うことになります。ひらがなと数字を連続して使いたい場合などは打ち分けに気を使ってしまいます。ローマ字入力は「Y」と「A」という文字の配列の組み合わせと「7」という数字のキーボードを使うだけです。しかもローマ字入力を練習しておけば、練習中にキーボードの配列を徐々に覚えていけるという一石二鳥の効果もあります。

タッチタイピングを身につけるために

キーボードでの文字入力を練習するためには様々な方法があります。自分で文章を考えて入力してみることも1つですし、愛読書などのお気に入り文章を打ち込んでみるのも良いでしょう。もう一つは「e-typing」のような文字入力の練習サイトを使うことも有効です。サイトによってはどこの入力を間違えたのか、自分の間違いの傾向などを分析して示してくれるサイトもあります。打ち込む文章素材も自分で用意する必要がなく、サイトが用意してくれるので気軽に練習することができます。1日10分でも良いので継続してこのような練習を行えば、数週間程度でマスターすることができます。頑張ってください。