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はじめに

新しく仕事を始めるとなると絶対に必要になるものはなんでしょう? それは自分自身を伝える【履歴書】です。 しかし履歴書に何を書いていいのか分からないという方も多いかと思います。 本記事では履歴書の書き方のコツ、その中でも志望動機を中心に解説します。

履歴書を書くコツはズバリ!結論から記載する

なぜ結論から書くべきか?

利点は2つあります。

1つ目は、初めに結論を述べることで、自分が言いたいことを伝えることができるからです。

履歴書を書く際に自分の印象が少しでも良くなるようにと思って長々文章を書いてしまいがちです。しかし、採用担当はそんな文章を読んでる時間はありません。採用担当の元にはたくさんの履歴書が送られ1日に大量に処理しなければなりません。

もし自分が採用担当になった場合、長々と文章が記述されており最後に結論が書いてある履歴書と最初の書き出しで結論が書かれている履歴書があるとしたらどっちに目がいくでしょうか? 後者の方が最初の文を読むだけである程度書いてある内容がわかるので読む負担も減ると思います。

2つ目は、自然と論理的な文章を作成することができるからです。

最初に結論を述べることによってなぜそうなるのか根拠になる話がないと筋の通った志望動機にはなりません。履歴書に限ったことではありませんが自分の意思を相手に伝えるということは相手に納得してもらわないといけません。そのためには論理的な文章を書くことで、採用担当もスムーズに伝えたいことを理解することができます。

いきなり書こうとせず一度整理する

履歴書はいきなり書いてはいけません。まずは自分が伝えたいことを箇条書きで書き出してみましょう。決まった文章があればその1文も書き出しておきます。

なぜ整理する必要があるのかというと頭で整理できていると思っていても実際に書き、読み直してみるとよくわからない文章になってしまっていることが多いからです。書き直しになってしまうともう一度文章を考え直してまた書いて・・・とやっていると時間がもったいないですよね。特に志望動機は企業側からした重要な判断材料になります。手戻りを発生させないようにするためにも一度整理してから履歴書を書くようにしましょう。

志望動機は簡潔にわかりやすくする

採用担当は時間がない中で履歴書の全体をみて判断しています。そのため読み手である採用担当の気持ちになって書きましょう。特に志望動機が長々と書かれている文章より、まとまっている文章の方が好印象になります。

あれもこれもと書いてしまっていると長い文章になってしまうので、できるだけ短い文章で構成しましょう。文章の中でも結論、理由を意識して書くことが短い文章を作るコツです。

志望動機は会社の企業理念に沿って記載する

自分が大切にしていることと企業理念を比べる

自分が大切にしていることと企業理念と比べることで実際にその企業に合っているのではないかということを表現することができます。

例えば、「貴社の企業理念である〜ということにとても共感しています。」などと書くと良いと思います。この文章の前にどういうことを大切にしているか記載し、企業理念に対して共感しているということを書くともっと良くなるでしょう。

志望動機に企業にとって必要な人材になるということを伝える

企業が求めている人材像とあっている志望動機を書きましょう。IT系エンジニアの仕事であればその業界のことについて興味や関心がある人、要求を分析等できるコミュニケーション能力、論理的に仕事を進められる人を求めている企業が大体だと思います。志望動機に企業が求めている人材像を感じるような文章がないとその企業に合っていないと判断されてしまい、採用担当の目に留まりません。

しかしここで注意が必要です。いくら人物像がわかるような文章と言って自分の性格や本心ではないことを書くのはNGです。私が就職活動していた時に周りで企業に合わせようと本心ではないことを志望動機で書いてしまい、実際の面接でうまく受け答えができず落ちてしまったということがありました。その為ありのままの自分自身を書いた上で企業が求める人物像が合致していると、面接をする際にも受け答えがしっかりできるので本心を書きましょう。

志望動機には入社してからどのように成長したいかも記載する

今までの経験を踏まえその企業でないといけないことを述べる

志望動機を書く時に今までどのようなことを経験して、今後どういったところを成長させていきたいか述べるようにしましょう。今までの経験を踏まえ、今後どのように成長するかを述べることによって自分自身の魅力を表現することができます。このようにすることで、採用担当は入社してからどのような目標を持って貢献してくれるかイメージする事ができます。

ここでポイントですが、自分自身の成長を実現するためにはこの企業でないといけないという根拠を一緒に書きましょう。根拠がないと採用担当が他の企業や他の業種でもいいのでは?と思ってしまい魅力的な志望動機になりません。成長を踏まえた上でその根拠も述べるようにしましょう。

経験を企業で活かすことのメリットを述べる

自分の経験が企業にとってプラスであれば採用担当の目に留まるでしょう。しかし直接的に「私は企業にとって〜というメリットがあります。」と押してしまうとあまり印象は良くありません。その為うまく文章を構成することが大切になります。例えば、前職が組み込み系のエンジニアで今回は違う分野のエンジニアに転職することとしましょう。組み込み系のエンジニアはメモリの使用量など効率を考えながら設計をしなければいけません。そのため効率的な設計・実装をしていく中でさらに成長していきたいのような文章が良いです。

自分のスキルを生かしながら更にスキルアップがしたいという向上心を見せるようにしてきましょう。

志望動機を書くにあたっての文字数について

基本となる志望動機の文章は300~350字が良いでしょう。企業によっては文字数を指定されることもありますが、上記の文字数はそれに合わせて付け足したり、削ったりできる文字数だと思います。削る場合はそこまで伝えなくてもいい情報を削ります。逆に付け足す場合は今書いてある内容の肉付けをしていくような形になります。より詳しく書こうとするとあっという間に字数は増えてしまうので、肉付けする際にも一度付け足す内容を整理してから書くようにすると手戻りの発生を減らすことができます。長すぎず短すぎずあと先のことを考えた文字数で文章を考えましょう。

まとめ

履歴書の志望動機を書くコツは特別なことは必要ありません。ちょっとしたことを気をつけるだけで採用担当の目を引くことができます。いきなり履歴書を書き始めるのではなく、まずは自分が伝えたいことや自分が経験してきたことをまとめましょう。まとめた後、これだけは絶対に伝えたい!ということや自分といえばこれ!というものを選別して文章を作成していきましょう。