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  • WebAPIの概要やサービス例まとめ

はじめに

アイキャッチ

インターネットを利用していて、WebAPIという言葉を目にしたことはありませんか?WebAPIとは最近Webサイトの構築やスマホ向けアプリ開発などで重要な役割を果たしており、利用することでWebサイトを通じ様々なWebサービスを使用することが可能です。

今回はWebAPIを利用したことのない人向けにAPIの概要からWebAPIについて解説していきます。

API、WebAPIとは?

APIはApplication Programming Interface (アプリケーションプログラミングインターフェース)の略で、アプリケーション開発者が他のソフトウェアやハードウェアの機能を共有し利用する仕組みのことを指します。

Web APIの場合はWeb上に公開されたプログラムを自分のWebサイトやWebアプリケーションから呼び出して利用します。Web APIを利用することで、自分のサーバー上にあるリソースに加え、外部のソフトウェアが提供する機能や情報を自分のWebサイトやWebアプリケーションに組み込んで使用できます。

さまざまな分野でWeb APIが公開されており、Web APIの多くは無料で利用できるようになっています。

公開されているWebAPIの一例

Google API

Googleが提供するWeb APIには、Google Map、Google Sheets、Google Drive、Google Calender、Gmailなどといった個人向けのWebサービスのリソースにアクセスできる様々なAPIがあります。

例えば、Google Maps APIではページへの地図の埋め込みができたり、Google Sheets APIではGoogleスプレッドシートの読み取りや書き込み処理ができます。 その他にも、Google Cloud Machine LearningやGoogle Cloud APIのようなGoogle Cloud PlatformのリソースにアクセスできるAPIもあります。

Google Maps API:https://developers.google.com/maps/web-services/

Google Maps

Google Sheets APIリファレンス:https://developers.google.com/sheets/api/reference/rest/

Google Sheets

Google Drive APIリファレンス:https://developers.google.com/drive

Google Drive

Amazon Product Advertising API

「Amazon Product Advertising API」は主にアフェリエイト広告で使われるもので、Amazonで販売されている商品情報を取得する事ができるWebAPIです。

IDやキーワードで商品やサービスをピックアップし、自身のブログやHPのようなWebサイトにその広告を掲載することで説明や画像、価格の表示ができます。サイト閲覧者が広告を通して商品・サービスを購入する事で成果報酬をもらえるという仕組みです。

Product Advertising API開発者ガイド:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/G/09/associates/paapi/dg/index.html

開発者ガイド

楽天 Developers

楽天が提供するWebAPIには「楽天市場系API」、「楽天トラベル系API」、「楽天レシピ系API」、「楽天GORA系API」、「楽天ブックス系API」、「楽天ブックマーク系API」、「楽天Kobo系API」のような様々なAPIがあります。

例えば、「楽天市場系API」では、商品情報の取得やジャンル検索、タグ検索、ランキング情報の取得などの機能を自身のWebページに組み込む事ができます。

また、「楽天トラベル系API」では、施設情報の取得や検索、空室検索、キーワード検索、ランキングの一部取得などの機能が利用できます。

楽天 Developers:https://webservice.rakuten.co.jp/document/

楽天

Twitter API

Twitterが提供するAPIで、Twitterへの投稿や検索、投稿の表示といった多様な機能が利用でき、Webサイトとの連携が図れます。

注意点として、アクセス数の制限があること、APIの仕様変更が多いことが挙げられます。ネットの情報を参考にする際は気を付けましょう。

Twitter APIリファレンス: https://developer.twitter.com/en/docs/api-reference-index

Twitter API

Facebook Graph API

Facebook提供のAPIで、Facebookユーザやページの情報の取得や更新などの機能が利用でき、Webサイトとの連携が図れます。

以下URLはGraph API Explorerというお試し用ツールのものです。まずはこちらから試してみるのが良いでしょう。

Graph API Explorer:https://developers.facebook.com/tools/explorer/

Facebook Graph API:https://developers.facebook.com/docs/graph-api?locale=ja_JP

Facebook

今回は、公開されているWebAPIの一部のみに絞って紹介してきましたが、それ以外にも従来のブログやWebサイトで使われているブログパーツやプラグインのように多数のWebAPIが公開されています。Web APIを組み合わせて利用することで、アイデア次第で新しいWebサイトやアプリを開発できる可能性も秘めています。

また、WebAPIとして用意されている機能であれば、一からプログラムを組まなくてもAPIを利用することでその機能が使えるようになり、効率的に開発を進めることができます。

WebAPIを使用する流れ

Web APIを利用する際は、一般的には

  • まず利用したいWebAPIを提供する、企業のWebサイトで利用登録
  • APIキー、APIシークレットを取得して設定する
  • 指定されたURLにリクエストを送信する(URLにアクセスし、キーワードなどを指定する)機能を自分のWebサイトやアプリに実装する
  • ことでWebAPIを利用できるようになります。

    おわりに

    以上WebAPIについて解説してきました。Web上の様々な機能を利用することのできる便利なWebAPIを使って、ぜひオリジナルのWebサイトやサービスを作ってみてください!