フリーランスエンジニアが在宅で開発を行う3つの方法について

はじめに

今回の記事ではフリーランスのエンジニアが在宅で仕事をすることは可能かどうか、そして可能な場合具体的にどういった方法がありそれぞれどのような特徴があるのかについて紹介していきます。フリーランスエンジニアとして在宅で仕事をすることに興味を持っている方は、参考にしてみてください。

フリーランスのエンジニアが在宅で仕事をすることは可能か

まずフリーランスのエンジニアが在宅で仕事をすることは可能かどうかということですが、結論からいうと可能です。

ちなみにフリーランスエンジニアの働き方は大きく「①フリーランスエンジニア向けのエージェントを介して案件を受注する」「②フリーランスエンジニア向けの案件サービスを利用して案件を受注する」「③個人で案件を受注する」という3つに分けられます。それぞれ個別にポイントを整理していきましょう。

①フリーランスエンジニア向けのエージェントを介して案件を受注する

まずもっとも一般的な方法は、このフリーランスエンジニア向けのエージェントを利用して仕事をする方法です。継続して案件を紹介してもらえるためある程度安定して収入が得られるなど様々なメリットがあり、フリーランス初心者から上級者までオススメの方法になります。しかし一方で、この方法の場合在宅ではなく会社に常駐して働く案件の方が多くなります。

ただし中にはリモートや在宅勤務を許可している案件も中にはあります。また最初のある程度の期間は会社に出社して開発を行い、問題なければリモートや在宅での開発を許可するという会社もあります。ちなみに最近はコロナの問題もあるので、リモートや在宅勤務は以前よりも許可されやすくなっている可能性が高いです。

ただいずれにせよ最終的にリモートや在宅勤務を許可してもらえるかどうかは、自分のスキルや経験によって変わってきます。そして仮に許可がもらえても仕事が難くてパフォーマンスがいまいちUPしないようであれば意味がありません。最初の頃はリモートや在宅での仕事はあきらめてスキルアップに励むというのもひとつの選択です。

ちなみにフリーランスエンジニア向けに案件を紹介しているエージェントによると、在宅で仕事がしたいエンジニアが狙い目の案件は「スタートアップ案件」「データ解析」「スマートフォンゲーム」の3種類となっているようです。

スタートアップ案件に関して

スタートアップ案件は会社を立ち上げて間もないため、他の会社よりも自由度が高く、会社にとっても家具や備品の購入費をおさえられるといったメリットもあります。交渉次第では最初から在宅で開発を行える可能性があるとのことです。

データ解析の案件に関して

近年大きく注目されている分野のひとつで大企業を中心にデータサイエンティストを養成する動きが活発になっているとのことです。データサイエンティストのスキルを持っていれば、いきなり在宅案件に参加できる可能性もあるかもしれないともいわれています。

スマートフォンゲームの案件に関して

スマートフォンゲームを扱う会社は会社規模がそこまで大きくなかったり、自由な社風の会社が多いため、在宅勤務可の案件も比較的多く見られるとのことです。

②フリーランスエンジニア向けの案件サービスを利用して案件を受注する

2つ目の方法は、フリーランスエンジニア向けの案件サービスを利用して案件を受注する方法です。この方法の場合は、エージェントを介さずに自分で直接会社とやり取りする形になり働き方の自由度もより高くなるため、リモートや在宅での開発がしやすくなります。

ちなみにクラウドソーシングで案件を受注すれば在宅で自由に開発を行うことが可能ですし、案件紹介サービスの中にはリモートの案件だけに特化して紹介するものもあります。ただし一方で、フリーランス向けのエージェントを活用する方法よりも継続して案件を獲得するのが難しくなるためフリーランス初心者には向いていません。フリーランスのエンジニアとして、クラウドソーシングなどのサービスだけで継続して収入を得るのはかなり難易度が高いといえます。

③個人で案件を受注する

最後3つ目の方法はエージェントやサービスなどを使わずに個人で案件を受注する方法です。この方法の場合も担当者や決済権のある人と直接やり取りが出来るので条件面などを交渉しやすいという特徴があります。相手の事情やニーズをしっかりと踏まえられていればより柔軟な働き方ができる可能性があります。

ただしこの方法は、個人的なつながりがある人だけに当てはまることなので、つながりが全くない場合はつながりを開拓する所からはじめなければなりません。

まとめ

今回フリーランスエンジニアの働き方別にポイントを整理してみましたが、最後にもう一度それぞれの要点を整理しておきます。

①フリーランスエンジニア向けのエージェントを介して案件を受注する方法の場合
会社に常駐する案件の方が基本的には多いが、中にはリモートや在宅を許可するものもある。

②フリーランスエンジニア向けの案件サービスを利用して案件を受注する方法の場合
完全リモート、在宅などで仕事を行うことができるが、こういった案件サービスだけで継続的に収入を得るのは難しい。

③個人で案件を受注する方法の場合
条件面などの交渉をしやすいが、つながりを多く持つ必要がある。

ここまでお読みいただきありがとうございました。本記事が読者の皆様の参考になれば幸いです。