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はじめに

コロナ情勢の中、たくさんの企業が在宅ワークを取り入れ、在宅ワークで活躍する人が増加しています。在宅ワークとはテレワークに含まれる勤務スタイルの一つです。他にはどのような種類のテレワークが存在するのでしょうか?

この記事ではテレワークについて説明をするとともに、テレワークに適した職種プログラマについても紹介いたします。

プログラマとは?テレワークに適している理由

コンピュータのプログラムを動かすプログラミング言語を使い、様々なシステムやソフトウェアを作る仕事です。プログラマが作成するソフトウェアは、電子レンジ、スマートフォン、テレビといった身の回りで活用されています。システムの仕様書をシステムエンジニアが作り、それに基づきプログラマがプログラミングを行います。プログラマはパソコンがあれば仕事ができるため、テレワークで働くプログラマの数が多くなってきています。

プログラマは上記で言及した通り、基本的にはパソコンが一つあれば仕事を行うことができます。さらに、オフィスにいなくてもよく、成果主義であることがほとんどです。成果報酬であることは、テレワークを行う際に大事な点となります。働いている状態が見えないため、プロセス主義(残業が評価される)の仕事の場合、評価基準が困難になってしまいますが、成果主義であれば、期日までに成果物を出していれば良いため、比較的評価がしやすくなります。

以上の通り、プログラマはテレワークに向いている職種と言えるでしょう。

テレワークとは

テレワークとは、情報通信技術を活用し場所に縛られずに働く勤務形態のことです。テレワークの仕方には3種類あります。一つ一つ違いを見ていきましょう。

在宅勤務

在宅勤務とは所属する会社に出勤せず、自宅を就業場所として働く勤務形態を言います。基本的にネット環境が整っていればパソコンを使用し仕事をすることが可能です。

モバイルワーク

モバイルワークとは、クライアント先、車内、カフェ、出張先などいろんな場所で働くことです。サードプレイスオフィス勤務で働くことができます。サードプレイスオフィスとは、カフェやワーキングスペースなど、自宅やオフィス以外で働く場所のことを言います。ちなみに、自宅がファーストプレイス、会社がセカンドプレイスです。テレビ電話で会議に参加するなど、場所を選ばずに仕事をすることが可能な働き方です。

サテライトオフィス

企業や会社から離れたところにある小規模なオフィスのことを言います。サテライトオフィスにも種類があり、都市型サテライトオフィス、郊外型サテライトオフィス、地方型サテライトオフィスがあります。メリットは、費用を抑えた営業場所として使うことができ、災害時の拠点にもなることです。

テレワークが可能な2種類の業務形態

テレワークを行うことができる業務形態は主に「正社員」と「フリーランス」です。正社員よりもフリーランスの方が比較的テレワークに適しています。正社員とフリーランスの違いを紹介をするとともに、フリーランスがテレワークに適している理由も見ていきましょう。

正社員とは企業に就職をして、雇用関係のもと働く働き方のことを指します。正社員として働くメリットは、給与が安定している、福利厚生がしっかりしているといった点です。正社員でテレワークを行うためには、そもそもテレワークを取り入れている企業に就職をする必要があります。働き方改革やコロナの影響により、テレワークを取り入れ始めている企業が増えましたが、まだまだ少数派であることには変わりありません。

一方フリーランスとは企業に勤めるのではなく、企業と直接契約を結び、仕事の一部を委託されて働く働き方のことです。フリーランスは自分自身で企業に営業をして案件を獲得する必要があります。フリーランスのメリットは案件を自分で選ぶことができる点で、テレワーク可能な案件に応募することにより、テレワークをすることができるようになります。テレワーク可能な案件はたくさんあるため、正社員と比較するとフリーランスの方がテレワークに向いていると言えます。

ここからはテレワーク可能なフリーランスプログラマになるために必要な情報について丁寧に紹介をしてきます。

フリーランスプログラマがテレワークし易いプログラミング言語4選

フリーランスプログラマがテレワークを行うにあたり、テレワークに向いているプログラミング言語とそうでない言語があります。向いている4つの言語「HTML、CSS、JavaScript」「Ruby」「PHP」「Python」についてそれぞれ説明します。

HTML, CSS, JavaScript

ホームページを作成する際に使われます。
HTMLは骨組みとテキストや画像の配置を決めるために使用されます。
CSSはHTMLで作成されたテキストに色を与えたり、大きさを変えたりするために使用されます。
JavaScriptはホームページに動きをつけるために使用される言語です。
JavaScriptはHTML、CSSと比較すると少し難易度が上がります。

HTML、CSS、JavaScriptを扱うプログラマをフロントエンドエンジニアと呼びます。フロントエンドエンジニアはそれほど難易度の高い業務内容を行う訳ではないため、比較的テレワークし易いです。

Ruby

日本人によって開発された言語のため、日本語の情報がとても多く学びやすいです。Rubyで手掛けられる開発は、次のようになっています。「Webアプリケーション開発」「SNS開発」「人工知能(AI)開発」「スクレイピング」「API開発」「Webサイトの制作」などです。楽しさを重視に作られているため、楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。

RubyはWeb系言語の中でも需要が高く人気の言語です。テレワーク可能な案件が多く、単価も比較的高いため、テレワークしやすい言語となっています。

PHP

PHPは凡庸性に長けており、様々な開発で使用されているプログラミング言語です。特にWeb開発においては、最も使用されており、案件の数もとても多いです。PHPを学習することにより、Wordpressを構築することも可能になります。

PHPは初心者でも比較的容易に学習をすることが可能です。テレワークが可能な案件も非常に多く、需要もこれからしばらくは見込むことができ、すでに多くの方がテレワークを行なっています。

Python

初心者でも学びやすく、誰が書いても同じような構文になるためシンプルで読みやすい文法になっています。Pythonは主に「深層学習」「機械学習」「ビッグデータ解析」などの分野で扱われており、今とても人気のある言語です。

Pythonのテレワーク可能な案件は上記言語と比較すると、現状としてはまだまだ少ないですが、Pythonを扱うことができるプログラマは、世界で求められています。今後も長らくの間は需要が高まっていくため、テレワーク可能な案件の普及が期待される言語です。

フリーランスプログラマになるための3ステップ

いくつかステップを踏むことで、失敗をせずにフリーランスプログラマを目指すことができます。どのようなステップが必要になるか「企業に勤めて実績を作る」「チーム開発を経験する」「副業(兼業)として案件を受ける」の3ステップについて説明していきます。

企業に数年勤め実績を作る

企業に勤め実績を作り経験を積むことが大切です。フリーランスになる際未経験より経験者の方が圧倒的に有利です。かつ、企業は実務経験があり高度なスキルを持ち合わせている人材を欲しがります。プログラマでテレワークしようとしている方は、最低でも一年は企業に勤めることで実現しやすくなるでしょう。

チーム開発を経験する

プロジェクト開発の規模にもよりますが、基本的にはチームで一つの物を作り上げます。プログラマの仕事はコードを書くことだとイメージをしている方も多いと思いますが、実際には「コードを読む」ことが多く、チームメンバーが書いたコードを読む機会がたくさんあります。そのため、コードを書く際には「チームメンバーも読みやすい」という点を考慮して書く必要があるのです。

また、コミュニケーションの取り方を考える必要もあり、フリーランスになる前にチーム開発の経験をしておくようにしましょう。

副業(兼業)として案件を受ける

フリーランスになる際に大事なポイントが、案件を確保することです。独立してすぐに躓いてしまうポイントが「案件をどのようにして獲得するか」です。案件がなければもちろん収入がゼロです。そのような状態にならないためにもまずは副業として案件を受けるようにしましょう。

副業で複数の案件に携わることで、独立した際にすでに信頼があり「フリーランスとして仕事を請け負うことができる」状態でスタートすることが可能となります。

フリーランスに必要な3つのスキル

フリーランスになるにあたって、企業に属するプログラマよりも高度なスキルが必要です。そこで「営業力」「セルフマネジメント」「コミュニケーション能力」の3つを紹介します。

営業力

会社とは違い、自分で自分を売りこむ力が必要です。企業に効果的なアピールやアプローチをできるかは、営業力が試される場面です。実際に仕事を任せて適正な成果が出るかはクライアント側にはわかりません。そのため、自分の持っている資格やスキルを客観的に認めてもらうことが出来たら、クライアントが選ぶ際の判断材料として有効なものになるでしょう。自分の強みをうまく伝えることが大切です。

セルフマネジメント

自宅で仕事をするにあたって、仕事とプライベートの区切りをつけることが重要です。近年、自宅で好きな時間に仕事ができる分、長時間労働が問題視されています。長時間労働を避けるためにも、自分自身をセルフマネジメントすることが大切です。それと同時に、誘惑に負けないことも大切です。仕事をやるにあたって、けじめをつけられる意志の強さ、時間をうまく割り当てることでバランスを保ちましょう。

コミュニケーション能力

連絡手段は企業によって異なりますが、電話やメール、直接会って会議するなどと打ち合わせが多いです。クライアントの要求に応えるためにも、要件を聞き出し意思疎通を図ることが必要です。自分のことを相手に理解してもらうためにも、コミュニケーション能力が大切になってくるでしょう。

テレワークする際の問題点

プログラマがテレワークをするにあたり、様々な問題が生じてしまうのも事実です。その中でも特に気をつけるべき問題点「コミュニケーションの取りづらさから生じる誤解」「情報セキュリティ」の2点について説明していきます。

コミュニケーションの取りづらさから生じる誤解

チームメンバーそれぞれがテレワークの為、コミュニケーションをとる機会が少なくなります。さらに、細かいニュアンスの違いや詳細を上手く伝えきれないことから生じる問題が発生しやすくなってしまうのです。

情報セキュリティ

テレワークではクライアントの機密情報、個人情報などの重要な情報を個人のパソコンで管理することになります。そのため、セキュリティを意識しなければなりません。セキュリティソフトの定期的な更新などウイルス対策を積極的に行っていくことが大切になります。重要機密を会社だけでなく社員が、一人一人責任を持って守っていく必要があります。

まとめ

テレワークを導入することによって、企業にも社員にもさまざまなメリットが増えます。プログラマとしてテレワークをし、活躍することも良い案でしょう。時代の流れにあった働き方に注目し、視野を広げて今のワークスタイルを変えて働いてみるのはいかがでしょうか。