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福岡のIT企業の特徴をおさえよう!

まずは福岡のIT企業の特徴を把握しておきましょう。基本的な特徴は以下の3つになります。

・若者の間で人気が高い

・外国から働きに来る人が多い

・多くのIT企業の誘致に成功している

福岡のIT企業は若者に人気!

福岡IT企業は、20〜30代若者の間で人気が高い特徴があります。 基本的にIT系の企業は、エンジニアやプログラマーなどの技術職以外に企画や営業、事務作業など様々な職に就くことが可能です。
福岡は街の発展が著しく成長しているのにも関わらず、大阪や東京などの大都市と比較して、家賃相場は安価になります。初任給がどうしても低くなってしまう就職したばかりの若者にとって、経済的に優しいため福岡が人気です。

また福岡という都市自体が、若者人口の割合が高いことも人気な理由に繋がります。 2015年の国勢調査によると、地方都市の人口が減少していく中、福岡市は2位の都市を大きく引き離し人口の増加数・増加率で政令市中1位になったと報告されています。このような環境という観点から、福岡のIT企業は若者の間で人気になっています。

意外と外国人も多い

福岡のIT企業は、外国人の人材が多いのも特徴の1つです。 福岡は交通需要において、主要なアジアの都市が近いことが魅力です。
飛行機で福岡から東京まで行こうとすると、1時間半~2時間かかることと比べ、韓国のソウルと福岡間の時間は約1時間、中国の上海と福岡間は約2時間、タイのバンコクと福岡間は約5時間です。

つまりITに強い人材を連れて来る際は、東京よりもアジアの主要な都市の方が人件費も抑えることができ、かつ外国語に特化した人材を雇うことができます。そのため、福岡のIT企業は外国人の雇用者も多いです。

IT企業誘致の成功事例が多い

3つ目の特徴として、福岡はIT企業誘致の成功事例が多いです。 近年になって「ベンチャー」や「スタートアップ」という言葉が浸透し始め、全国で企業の誘致が起こっています。こういった経済の成長が進んでいる中で、福岡は行政が率先して誘致活動に力をいれ、大手のIT企業などの誘致に成功しました。
その成功事例として、サイバーエージェントの子会社と言われている「株式会社ハシゴ」やクラウド名刺管理をし東京や大阪、名古屋に展開している九州初の営業拠点「Sansan株式会社」があげられます。

また福岡市にはスタートアップカフェという、起業を後押しする相談窓口があり、そこでは具体的な行動や助言などと一緒になって支援してくれます。 その結果2014年の10月から約2年半の間で起業した数は100件を超え、福岡市は独立願望や起業したいと考える人たちが多いといわれています。
そのため福岡は、1975年から人口は右肩上がりに増加傾向で、2018年の転職活動が活発化する10月には、約3,000人もの人たちが福岡に県外からやってきました。

福岡のIT企業に転職する3つのメリット

次にご紹介するのは、福岡のIT企業に転職する3つのメリットです。

①年収が高く福利厚生が手厚い

福岡のIT企業に転職すると、年収が高く福利厚生がしっかりしていることが多いです。 福岡の全体的な平均年収は、約280万円程度が一般的になります。

しかしIT企業に絞ると福岡は、平均年収が400万円を超える仕事が多いです。 福岡の有名都市である天神エリアや、博多エリアではアクセスがとてもよく、時短性やフレックスタイム制などと時間に囚われることなく働くことができます。
福岡のIT企業は、このように年収が平均的に高く福利厚生も手厚いことがメリットの1つと言えるでしょう。 先ほどご紹介した福岡市のスタートアップカフェも、起業のための支援を受けることができる福岡という街の福利厚生と考えることができます。

②転職を有利に進めやすい

福岡ではIT企業の転職を有利に進めやすいメリットがあります。 エンジニアやプログラマーといったITの専門職のおける人材が、福岡は不足しています。
今後さらにITの需要が大きくなると予想される一方で、供給が追いついていないため転職活動がとてもしやすいと状況です。
さらに近年の福岡ITベンチャー企業は、即戦力となる人材が不足しています。 東京のITベンチャー企業と比較して福岡は、多くの人とビジネスマッチングすることができません。 そのため、企業側からすると優秀な人材を見つけるとなると競争率が高く、東京以上に厳しい現状です。 しかし転職者からすると、前職である程度のITスキルが身についているならば、チャンスといえます。 ですのでベンチャーを中心とする福岡のIT企業は、採用活動を積極的に行っており、転職者同士がライバルになることも少ないでしょう。

③交通の便が良い

福岡のIT企業に転職をする上で交通の便がいいこともメリットだと言えます。観光客だけでなく、都内や地方から来るビジネスマンも利用する福岡空港は、市街地までわずか10分ほどの近さにあります。
福岡空港は、ターミナルビル直結の空港であり地下鉄から直接乗ることができるため日本でも数少ない特徴をもっています。 たとえば博多駅から福岡空港は約5分ほど、中心街の天神までは約10分あれば到着することができます。

東京の渋谷から羽田空港までは約40分、大阪の梅田から関西国際空港までは約1時間かかるため、比較すると圧倒的に福岡の方が交通便が良いことがわかるはずです。

福岡のIT企業に転職するデメリット

福岡のIT企業に転職する際は、デメリットも存在します。

①都会のビジネススタイルが通用しないこともある

たとえば大阪や東京などの日本の大都市では、自身にとって商品にどれほどの価値があるのかやメリットがあるのかを判断する価値経済は一般的です。
一方で、福岡などの大都会と比較すると地方に属する地域では、商品の価値があるかないかだけではなく、その商品を勧めてきた人が信頼できるのかどうかも判断材料の基準になるといわれています。

つまり、福岡は基本的に信頼経済で成り立っているのです。 このように都会から福岡へ転職しにきた方は、今までのビジネススタイルが通用しないことがあるので、慣れることが大切でしょう。

②環境の変化の対応に時間がかかる

環境の変化の対応に時間がかかってしまうことも福岡で転職するデメリットだといえます。 例えば福岡市の保育園は、一次募集でも東京と同じくらいのタイミングで募集がうまってしまいます。
そのため時期を間違えてしまうと、子供を保育園に預けることができない可能性も考えられるでしょう。 希望している保育園があれば、11月頃にはすでに転職するかどうかを決断しておくことが得策です。

福岡のIT企業に転職するには様々な方法がある

福岡のIT企業に転職する際は、様々な方法があることを把握しておきましょう。
基本的な福岡のIT企業に転職する方法は以下の4つになります。

OBOGコミュニティ

OBOGコミュニティとは、特定の都市や環境、企業に属していた人たちのことを言い一般的にOBが男性、OGが女性を表します。 移住を伴う転職は、1人で来ることが多いかと思います。そんなときでも過去に転職活動をした先駆者がいれば、安心感があり様々なことを聞くことができるチャンスになります。 ですので転職エージェントだけでなくOBOGコミュニティを利用するのものいいでしょう。

しかし世代が離れすぎていると現在の環境やビジネススタイルから変化していることも十分に考えられるため、参考程度で良いでしょう。

オンラインイベント

福岡の転職特化方型エージェント「YOUTURN」では、毎月「フクオカトーーク」と呼ばれるオンラインイベントが開催されています。
この「YOUTURN」イベントでは、「なぜ東京で働いているのか」や「なぜ福岡に移住するのか」など転職に関する様々な事柄について話しています。 まずはここで情報収集するのもいいでしょう。

求人情報

ネットで「福岡 IT 転職」などで調べてみると、山のように求人情報がヒットします。 求人情報に記載されている企業であれば、公式のホームページだけしかないような企業と比較して安心することができるはずです。ですので、まずは求人情報で福岡のIT転職を確認することも良いでしょう。

キャリアコンサルタント

転職に不安が多い人であれば、キャリアコンサルタントに聞いてみるのも1つの方法です。
キャリアコンサルタントを利用すると、自身には分からない個人の能力や興味、価値観などを客観的なプロの立場でコンサルティングしてくれます。 実績のあるキャリアコンサルタントたちに転職活動を委ねてみましょう。

福岡のIT企業へ転職するポイント

最後は、福岡のIT企業へ転職するポイントについて触れていきます。 福岡県内は他府県と比較して、非常にIT企業の求人が豊富です。 そのため、焦って福岡のIT企業で転職することはもったいないです。 焦らずゆっくりとそれぞれの企業を吟味していくことが、福岡のIT企業に転職するポイントになります。

また求人情報だけで決めきるのではなく、実際に面接を受けてみて直接企業に自身が知りたい事柄を聞いてみましょう。

しっかり情報収集をして福岡での転職を成功させよう!

今回は福岡のIT企業に転職する様々なポイントについて紹介しました。 もちろん、転職はメリットもあればデメリットも存在します。
福岡のIT企業における特徴を理解し、転職をうまく進めていきましょう。