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プログラミングに向いている人とは

人には向き・不向きがあります。プログラミングにおいてもそれは例外ではありません。ですがスポーツのように生まれ持った能力で左右はされません。性格的に向いている・向いていないという傾向を示すだけです。今回記述するのはその一例であり、それに該当しないからといって向いていないと断言するものではありません。その場合は手法を変えて取り組めば良いということになります。

楽をしたいと本気で考えられるかどうか

『人間が楽をする機構を作りたい』・『機械も自動で作業してくれたほうが楽だ』、これがプログラミングをする根底の考え方です。世の中には1・2世紀前では考えられないようなもので溢れていますが、これをより便利にするものがプログラミングです。便利だが手動で折衝する必要が多いケースやメンテナンスに非常に時間がかかるケースなど、『便利だが人がしょっちゅう面倒見ないと使えない機械』はまだまだあります。プログラミングはコンピュータの制御を担うため、主な影響範囲は機械の制御となります。つまり人間の手足となるもの・もしくは今ある発想を1レベル上に上げるためにプログラミングは存在しているといえます。その一つの答えとして、最近はAIなどを利用した完全自動化に注目が集まっています。

つまり楽をするために本気でどこまで考えられるかが鍵になります。プログラミングは『できないことをできるようにする』という一面も存在しますが、本質ではありません。あくまでも、今ある技術を工夫することにより簡単に物事が解決できるようになるというのが根本です。簡単になることでいろいろなことが実現できるようになった先に、今までできなかったことができるようになる、という順番になります。 そのためプログラミングを主眼に置いている場合は、現状に対してもっと楽に・もっと迅速に解決できる手法がないか常に模索している人が向いていると言えます。

明確に作りたいものがあるひとは、サブ技能としてプログラミングを捉えることで上手に扱える可能性があります。現状何かを成そうと思った場合、たいていコンピュータ技術が関係してきます。『楽をしたい』とそこまで思っていない場合でも『目的を達成するために便利な機構を構築しておきたい』と発想を転換することでプログラミングをサブ技能として上手く捉えられるようになります。

あまりくよくよしないこと

正しく言い直すと『くよくよと悩んでも構わないがそれでも足を止めないこと』です。問題にぶつかっても一定のラインで切り上げることをオススメします。 プログラミングの最中は問題によくぶつかります。しかも解決策が全く見当たらないことより、解決策はあるが事情により採用できないケースによくぶつかります。他には、正しい記述をしているはずなのに、なぜかエラーが解消されない(実際にはアプローチの間違い)等も起こりやすい事例です。この場合気持ちがモヤモヤしやすくなるため精神的にダメージを受けやすくなります。考えることと悩むことは一見似ていますが全く違います。悩んだ結果完全に足が止まる方は向いていません。ある程度で気持ちを切り替えて他の解決方法を見いだせる人の方が向いている人と言えます。早めに切り替えれば、打てる解決案の数は増えます。逆に時間がたてばたつほど選択肢が狭まっていきます。つまり悩みすぎは良くないということです

何にでも興味が持てること

プログラミングの根本は楽をするための方法を作り出すことです。いろいろなことに興味を持てたほうが壁にもぶつかりやすくなります。その壁こそがプログラミングで解決する目的そのものである場合があります。壁にぶつかりやすい分プログラミングで解決するべき問題に日常的に遭遇しやすくなるのは大きな利点と言えます。解決するべき目標が見つからないと、学んだスキルを発揮する場をイメージにしくいため、スキルの応用力が身に付きづらくなります。

またプログラミングを実際に行う場合、プログラミング以外の技能も必要になるケースが多々あります。Gitなどドキュメント管理システムやフローチャートの書き方、自身のスケジューリング能力なども求められることがあります。プログラミングのスキルだけでは実際に活用する際、あまり役に立ちません。何にでも興味を持てる人ほど、関連技術を吸収しやすくなります。結果的に将来必要となるスキルを先取りしている可能性があるため、後々役に立つことが多くなります。

まとめ

プログラミングに向いている・向いていないは生まれ持った才能などではなく性格に比重が傾いています。楽をするための方法を必死に模索する人ほどプログラミングに向いている人と言えます。また何にでも興味を持てる性格の方は、プログラミング技術の利用先の発見が上手いです。かつ将来必要となるスキルを事前に経験している可能性が高くなります。また、計画立てて物事を把握する能力もとても強い武器になります。自身のスケジューリング管理をされている方はその能力を自分自身に対して発揮している方と言えます。