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公開日:2020-08-24

はじめに

はじめまして。みなさんはスポーツとITが組み合わさった技術といわれたら何を思い浮かべますか? 私は、一番初めにデータ野球やデータテニスといった経験に基づくデータ分析というのを思い浮かべました。 もちろん、実際に見たことも無ければ使ったこともありません。そういうものがありそうだなぁといった漠然とした考えです。
今回は、そんなIT×スポーツでどんなことが出来るのかを詳しくみていきましょう。

スポーツITソリューションについて

ITとスポーツを掛け合わすことで発生するメリットを、巷ではスポーツITソリューションと呼ばれています。 IT機器やAI(人工知能)をスポーツ界で提供することで、業務の効率化や業界の発展、また戦術・戦略の情報提供まで幅広い分野で活躍しています。

スポーツとITの関連性

実際にどういう場面がスポーツITソリューションと呼ばれる部分なのかみていきましょう。

野球の場合

一例・・・
  • ①高解像度カメラでグラウンド全体を撮影
  • ②選手の動きを記録
  • ③分析、データ化
  • ④活用

野球の中で表現すると撮影したカメラから投球・打撃・守備・走塁をデータ化し、AIなどの人工知能を用いて分析しています。 今までは経験と勘を頼りにしてきた部分が科学的に判断・評価を下すことで一つの材料となります。

テニスやサッカーの場合

別例として、スポーツには審判が存在しており基本的に人間の目でプレイの判定を行います。 しかし、人の目だけでは見えない部分もあるため際どい判定やプレイヤーから抗議があった場合は映像判定が行われます。 映像判定の方法としては様々ありますが、一例としてテニスやサッカーで使われるホークアイというシステムがあります。 ホークアイは、球技においてボールの位置や軌道を分析し、着地地点など予測したうえでコンピューターグラフィックスに投影します。テニスにおいてはチャレンジという異議申し立てを行うことで実践されます。こうした移動体(ボール)に対して追跡を行うことをトラッキングシステムと呼ばれたりします。

このように様々な角度から見ると至る所にIT技術が使われています。 一見、当たり前に使っているスポーツ配信サービスなどもスポーツITソリューションの一部と言えるでしょう。

私たちの身の回りでの現状

現状として、こうしたスポーツITソリューションがどれくらい浸透しているか?身近な部分でデータ分析を使う機会はあるのか?という疑問もあると思います。
実は私もデータ分析を使ってもらったことがあります。それはゴルフをするときや、ゴルフクラブを選ぶときでした。ゴルフシミュレーターを使用して、スイングから弾道・方向・距離を予測する装置です。一般人でも気軽に使用できるものであり、ゴルフをやる方であればこうした装置を見たことあるのではないでしょうか。 他にも近年では、中学校の部活にまでデータ分析を行うシステムを導入されるところもあります。
スポーツITソリューションと呼べるものは一般人でも既に手が届くところまできています。

スポーツ×ITの注意点と将来性

今後もITとスポーツの関係は切っても切り離せない環境になると思います。
その一方でITとスポーツ両方に精通するという人は少なく発展するには時間がかかってしまうという面をもっています。また、前述したホークアイのシステムについても一部で疑問視される声もあります。ホークアイに対して過度な信頼は禁物であり、誤差の可能性を除外しているということでした。必ずしもAIや機械が正しいとは限らず、元は人の手から作り出されたものだから予期せぬ間違いもあり得るということを頭の片隅においておきましょう。

ITとスポーツの技術は着実に成長しており今後も継続していくものだと思われます。 国内では東京2020オリンピック・パラリンピック開催を目指して、文部科学省でスポーツ庁というのが立ち上がっています。このスポーツ庁では、スポーツの価値の高めるためにも「スポーツ×IT」の推進を行っています。IT技術の面ではFintech・ドローン・データ/AI活用・SNS・AR/VR活用・IoT/ウェアラブル活用・映像コンテンツ活用などが挙げられています。スポーツ庁では中長期的なビジョンでスポーツを産業として発展させる取り組み支援のひとつ、スポーツビジネスイノベーション推進事業やデータ活用などによる新ビジネス創出を促進するスポーツオープンイノベーションプラットフォームの構築を進めているため、事業の参入がしやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか。本記事を作成するうえで参考になったのが、判定システムの仕組みやシステムの過信という点でした。筆者自身はテニスの試合を見る機会が多く、チャレンジシステムというものは知っていてもホークアイシステムの仕組みや名称は知りませんでした。当たり前のように使われて、正確なものであるという先行感がありました。スポーツにおいてのITというものは予測不能なバグが発生する可能性もあり、また分析も一つの材料としてみていくことが大事だと感じました。