AWSエンジニアの平均年収と今後の需要

最終更新日:2026年8月5日

■AWSエンジニアとは

日々働いている中で、「同業種の平均年収ってどれくらいなんだろう?」と考えることはありませんか。システムエンジニアには様々な分野があり、担当工程・扱う言語・経験年数によって年収は大きく変わります。今回は近年注目を集めているAWSエンジニアの平均年収と今後の動向について解説します。

■AWSエンジニアになるにはどうしたら良いの?

「AWSエンジニア」という職種は、クラウドコンピューティングサービスの利用者急増とサービス拡充が進むとともに登場しました。

クラウドコンピューティングサービスとは、インフラシステムの設計・設置・テストといった構築作業、データベースなどのミドルウェア、開発環境までをWeb上で提供するサービスの総称です。従来インフラエンジニアがオンプレミス※1の環境で行ってきた作業がインターネット接続さえあれば完結し、初期コスト・運用コストが削減できるという革命的なサービスです。

ただし、オンプレミスで必要だった従来のインフラ関連知識が必要なくなったわけではなく、AWSでのインフラ構築も構築場所がWeb上になっただけで手順はほぼ同じです。インフラエンジニアとしての経験はあればあるほど役立ちます。

インフラエンジニアとしての経験がない方は、まずネットワーク・サーバー・Linux などの基礎知識と経験を積みながらAWSについて学習していくことが確実な道です。

※1 サーバーなどのITリソースを自社内に設置し、自身で管理・運用すること

■AWSエンジニアの平均年収が気になる!

複数の求人情報を調査した結果、AWSエンジニアの平均年収はおよそ600〜700万円前後(フリーランスの場合は平均月単価80〜100万円前後)であることが多い状況です。

一方、インフラエンジニアの平均年収は500万円台後半(フリーランスの場合は平均月単価60〜70万円前後)であり、AWSエンジニアの方が年収が高い傾向にあります。現在はインフラエンジニアとして経験を積んだ上でAWSエンジニアになる方が多いため、インフラエンジニアよりAWSエンジニアの年収が高いことは自然な流れと言えます。

■職種別・経験別 年収比較表

AWSエンジニアは担当する役割や経験年数によって年収が異なります。以下の表を参考に、目指すポジションのイメージを掴んでください。

職種・ポジション 主な業務 経験年数目安 平均年収(正社員) 月単価(フリーランス)
運用・監視エンジニア サーバー監視・インシデント対応・保守 0〜3年 400〜550万円 40〜60万円
インフラ構築エンジニア VPC/EC2/RDS等の設計・構築・テスト 2〜5年 550〜700万円 60〜80万円
クラウド開発エンジニア Lambda/API Gateway等を使ったアプリ開発 3〜7年 600〜800万円 70〜100万円
クラウドアーキテクト 全体設計・最適化・コスト管理・提案 5年以上 800〜1,200万円 100〜150万円以上
DevOps/SREエンジニア CI/CD・自動化・信頼性エンジニアリング 3〜7年 700〜1,000万円 80〜120万円

※上記は目安です。企業規模・地域・スキルセットにより異なります。

■AWSエンジニアの魅力

AWSエンジニアの良いところは年収の高さだけではありません。

1. 人数が少ないので良案件に参画するチャンスが巡ってきやすい

AWS自体が比較的新しめのサービスということもあり、AWSエンジニアはそもそも人数が少ないのが現状です。よって、案件の競合相手も少なく、良案件に巡り合うチャンスが多くなります。

2. インフラエンジニアの経験があれば学歴不問で挑戦できることが多い

インフラエンジニアの経験があればAWSエンジニアになっても即戦力になり得るので、学歴に関わらずAWSエンジニアになれる可能性があります。

3. リモートワークも夢じゃない

クラウドコンピューティングサービスでできることはすべてWeb上で完結するので、インターネット接続環境さえあればリモートワークが実現可能です。一般的なインフラエンジニアの業務は物理的作業があるためリモートが難しいケースが多いですが、AWSエンジニアにはその制約がありません。

■これからAWSエンジニアの需要はどうなる?

AWSは世界的インターネット通販企業であるAmazon.comと同じインフラシステムをベースにしており、その堅牢性と保守性からユーザー数がどんどん増えています。そのユーザーは官公庁から大企業、個人まで様々です。

「このアイデアを実現するためにはどのサービスをどう組み合わせるか」「運用管理とコストのバランスを最適化する」といったことを考え提案できるAWSエンジニアの需要は今後も増加していくと考えられます。特に生成AIとAWSサービス(Amazon Bedrock等)を組み合わせた案件が急増しており、AI×クラウドのスキルセットを持つエンジニアは今後さらに市場価値が高まる見込みです。

■よくある質問(FAQ)

Q. インフラエンジニア未経験からAWSエンジニアになれますか?

未経験から直接AWSエンジニアを目指すのは難しいことが多いです。まずLinux・ネットワーク・セキュリティなどインフラの基礎を学び、初級AWSの資格(CLF)を取得してから案件に挑戦するルートが現実的です。AWSの無料枠(Free Tier)を活用した実践学習を並行して行うと効果的です。

Q. AWSエンジニアの年収を上げるために最も効果的な方法は何ですか?

SAP(AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル)などの上位資格の取得と、複数サービスを組み合わせた設計経験の積み上げが最も効果的です。また、クラウドアーキテクト・SREなどの上流ポジションを目指すことで年収800万円以上も視野に入ります。

Q. AWSと他のクラウド(Azure・GCP)を比べてどちらを学ぶべきですか?

国内外の市場シェア・案件数ともにAWSが最も多いため、最初に学ぶならAWSがおすすめです。AWSを習得した後、マルチクラウド対応としてAzure・GCPを追加学習すると、より市場価値が高まります。

Q. フリーランスのAWSエンジニアと正社員ではどちらが収入が高いですか?

スキルや経験が同等の場合、フリーランスの方が収入が高くなるケースが多いです。月単価80万円(年間960万円)以上は珍しくありません。ただし、社会保険の自己負担・所得の変動・案件獲得の手間なども考慮したうえで選択することが重要です。

■まとめ

  • AWSエンジニアの平均年収は600〜700万円前後が目安で、インフラエンジニアより高い傾向がある
  • 職種によって年収は大きく異なり、クラウドアーキテクトは1,000万円超も狙える
  • インフラエンジニアの経験があれば比較的スムーズにAWSエンジニアへの転向が可能
  • リモートワーク・良案件への参画チャンスなど、年収以外の魅力も多い
  • 生成AI×AWSの組み合わせにより、今後もAWSエンジニアの需要は拡大し続ける見込み

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