最終更新日:2026年8月5日
目次
■そもそもWebエンジニアってどんな仕事をするの?
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーション※1の設計・開発、およびリリース後の保守、運用を行います。Webエンジニアが開発しているものの例を挙げると、私たちが普段使っているスマートフォンに入っているアプリケーションやネットショッピングサイトが挙げられます。つまり、インターネットブラウザに接続されているほぼすべてのものにWebエンジニアが関わっていると言っても過言ではありません。
※1 インターネットブラウザから利用でき、Webサーバー上で動くアプリケーションやサービスのことを指します。有名なWebアプリケーションの例としては「YouTube」「Facebook」「Skype」などがあります。
Webエンジニアは「バックエンドエンジニア」と「フロントエンドエンジニア」の2つに分けられます。その違いはどういったものなのでしょうか。
■バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの違い
簡単に言うと、フロントエンドエンジニアは「見える部分」を担当し、バックエンドエンジニアは「見えない部分(内部)」を担当します。もう少し2つの業務について詳しく見てみましょう。
・バックエンドエンジニア
WebサイトやWebアプリケーションにおいて、サービスを提供するためにハードウェアやOS、サーバーを選び、実装します。さらに、サーバーやデータベースの構築といった内部の処理部分の制作を担当します。使用する言語としてはJava・C++といったコンパイラ言語、もしくはPHP、Ruby、Pythonといったインタプリタ言語が挙げられます。OSとアプリケーションの機能の補佐を行うLinuxやMySQLなどのスキルも必要になります。
・フロントエンドエンジニア
WebサイトやWebアプリケーションにおいて、ユーザーの目に触れるインターフェースや操作部分の制作を担当します。ユーザーがサービス利用時に使用する端末はスマートフォン、PC、タブレットなど様々なので、それらに合った表示がされるようにデザインも行います。
使用する言語としてはHTMLやCSS、JavaScriptが挙げられます。最近ではJavaScriptをそのまま使うことは少なく、ほとんどの場合ライブラリやフレームワークを利用します。なお、デザインも担当する場合はPhotoshopやIllustratorなどのスキルも必要になります。
■Webエンジニアのスキルロードマップ
フリーランスのWebエンジニアを目指すにあたり、どのスキルから習得すべきか迷う方も多いでしょう。以下の比較表を参考に、自分が目指すロールに合わせて学習計画を立ててみてください。
| ロール | 習得すべき主要スキル | 難易度 | フリーランス案件の多さ |
|---|---|---|---|
| フロントエンド | HTML / CSS / JavaScript React / Vue.js レスポンシブデザイン |
★★★☆☆ | ◎ 非常に多い |
| バックエンド | PHP / Python / Java / Ruby MySQL / PostgreSQL Linux / サーバー管理 |
★★★★☆ | ◎ 非常に多い |
| フルスタック | フロント+バックエンド全般 API設計 / クラウド(AWS等) CI/CD・インフラ管理 |
★★★★★ | ○ 多い(単価も高い) |
| モバイル連携 | REST API設計 JSON / OAuth認証 セキュリティ基礎 |
★★★☆☆ | ○ 多い |
※案件数はIT求人ナビ掲載状況をもとにした目安です。時期により変動します。
フリーランスとして早期に案件獲得を目指すなら、まずはフロントエンドかバックエンドの一方に絞って集中的にスキルを磨くのが近道です。実務経験を積みながら、徐々にもう一方のスキルも伸ばしてフルスタックへと成長していくのが王道のキャリアパスです。
■Webエンジニアの需要、増えてます!
インターネットブラウザで表示されるサイトはWebエンジニアが作成しているのです。よって、インターネットがある限りWebエンジニアの需要が無くなることはないと考えてよいでしょう。また、新たなWebサービスの開発を行うためにもWebエンジニアは必要なため、今後も需要が増え続けることが予想されます。
■未経験でもフリーランスのWebエンジニアになれる?
では、未経験でもフリーランスWebエンジニアになれるのでしょうか。
結論から言うと、未経験でもフリーランスWebエンジニアになることができます。その理由を見てみましょう。
①IT業界自体がかなりの人材不足
経済産業省が2019年4月に行った「IT人材需給に関する調査」によると、IT業界は全体的に人材不足であり、2025年には36万人ほど不足すると予想されています。
その中で特定ジャンルのエンジニアだけ人材が充足するということは考えにくく、Webエンジニアも不足が続くでしょう。
②Webサービスが増える=未経験者にもチャンスが増える
先述の通り、インターネットがある以上、Webエンジニアの需要は無くなることはありません。また、多くの企業が日夜Webサービスの開発に注力しています。そのため、1で挙げた人材不足も重なり、Webエンジニアは未経験者にも門戸が開かれやすい職種と言えます。現に今もフリーランスかつ未経験可のWebエンジニア求人が多数存在しています。
③ポートフォリオ(成果物)で自身のスキルをアピールしやすい
Webエンジニアの良いところは自分でWebサイトやアプリを制作できるところです。面接の際、個人で制作したWebサイトなどをポートフォリオとして提出し、未経験ながらスキルや努力が認められフリーランス契約を勝ち取ることも多々あります。
■フリーランスWebエンジニアに必要なこと
Webサービスは現在進行形でどんどん新たなシステムや機能が増えています。フリーランスの状態だと「会社で導入する新技術を学ぶ」と言う機会はありません。そのため、常に最新技術をキャッチアップしていく必要があります。
また、フリーランスとして独立するにあたっては技術スキル以外にも以下のような準備が欠かせません。
- 案件獲得のルート確保:エージェントサービスへの登録・人脈形成・ポートフォリオの整備
- 契約・法務の基礎知識:請負契約と準委任契約の違い、契約書の読み方など
- 税務・確定申告の準備:開業届の提出・青色申告の申請・経費の管理方法
- セルフマネジメント:納期管理・体調管理・モチベーションの維持
■よくある質問(FAQ)
Q. フリーランスWebエンジニアはどこでスキルを磨くべきですか?
まずは個人開発でポートフォリオを作ることが最も効果的です。実際に動くWebアプリケーションをGitHubで公開すれば、案件獲得時のアピール材料になります。その他、技術系の勉強会(オンライン・オフライン)への参加や、オープンソースプロジェクトへのコントリビューションも実力向上に役立ちます。独学が難しい場合はプログラミングスクールを活用する方法もありますが、費用対効果をよく検討したうえで選ぶようにしましょう。
Q. フリーランスになるためにポートフォリオは必要ですか?
実務経験がない場合は必須と考えてください。ポートフォリオは「実力の証明書」であり、未経験からフリーランス契約を獲得した方の多くがポートフォリオを武器にしています。最低でも1〜2本の完成したWebアプリケーションをポートフォリオとして用意することを強くおすすめします。使用技術・制作背景・工夫した点を説明できるよう準備しておくと、面談でのアピールに直結します。
Q. 未経験からフリーランスのWebエンジニアになれますか?
なれます。ただし、いきなりフリーランスになるよりも、まず正社員や契約社員としてIT企業で実務経験を1〜3年積んでからフリーランスに転向するのが安定した方法です。実務経験があれば単価交渉の際に強みとなり、より好条件の案件を獲得しやすくなります。どうしても最初からフリーランスを目指す場合は、未経験・初心者向けの案件から着実に実績を積み上げていくことが重要です。
Q. フリーランスとして独立するタイミングはいつがよいですか?
一般的に「実務経験3年以上」「月収換算で50万円以上の案件を自力で取れる見込みがある」タイミングが独立の目安とされています。また、独立前に2〜3か月分の生活費を貯蓄しておくことで、案件が途切れた際のリスクを軽減できます。エージェントを通じて案件のオファーが複数来るようになったタイミングで独立を検討するのが現実的です。
■まとめ
この記事のポイント:
- Webエンジニアはフロントエンドとバックエンドに大きく分かれ、それぞれ異なるスキルセットが必要
- インターネットが普及し続ける限りWebエンジニアの需要は減らず、今後もIT人材不足が続く見込み
- 未経験でもポートフォリオの作成や人材不足の追い風により、フリーランス案件に挑戦できる環境が整っている
- 独立前にはスキル習得だけでなく、契約・税務・案件獲得ルートの準備も欠かせない
- まずはフロントエンドかバックエンドの一方に絞ってスキルを磨き、実績を積んでからフリーランス転向を目指すのが王道
いかがでしたか。今回はフリーランスWebエンジニアになるために知っておいた方が良いことをまとめました。Webエンジニアは人気の職種であり、さらにフリーランスともなると大変ハードルが高いように感じる方もいるでしょう。しかし、時勢はWebエンジニアを求めています。自身のスキルを磨き、どんどん目標に向かって進みましょう。
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